丹波周辺の野山歩き


五ケ野林道〜送電鉄塔No.39への巡視路入口〜篠ガ峰(827m)
〜岩屋山(726m)送電鉄塔No.73経由〜五ケ野林道
丹波市山南町<’07.5.7>地形図1/2.5万 丹波和田



<五ケ野林道の猪垣を通過 AM 8:38>             <五ケ野林道の立て札 AM 8:55>
花芽とツボミだけだった昨年(4/28)と同じコースを歩きます。林道には地名?を示す立て札が所々に立ってます。


<五ケ野林道の立て札 AM 9:05>              <火の用心 40.41 AM 9:16>
岩屋山の肩を通る播磨中央線の送電線の真下あたりに鉄塔の巡視路「火の用心」 40.41が有ります。


<岩屋山への登り口 栗ノ木ガ谷(矢印) 9:23>              <橋から見る篠ケ峰への登路 9:26>
ガードレールの橋の向うが73 鉄塔の巡視路入口で、岩屋山への登り口。さらに林道を歩き次の橋を渡り2つ目
のヘヤーピンカーブのカーブミラーのところが篠ケ峰への登り口で、鉄塔 39.38 の巡視路入口でも有ります。


<篠ケ峰への登り口 鉄塔 39.38 9:41>                   <岩場に架かる鉄梯子 10:17>
ここから登ります。いきなり急登。途中に4箇所の鉄梯子が架かる面白いルートです。


<鉄塔 38から岩屋山 10:31>            <開ききったシャクナゲの花 10:50>
奥多々良木線鉄塔 38を過ぎて古い鹿ネットの付近からシャクナゲの花を見るようになるが花の数は少ない。


<シャクナゲ 11:05>                  <bSの鉄梯子の上から点名:赤井 691.7m 11:18>


<P689 鉄塔 39への分岐点 11:21>                    <シャクナゲ 11:23>


<山南・氷上の町界尾根の道 11:48>                      <元気なミツバツツジ 12:01>


<篠ケ峰のマイクロウエーブの反射板 12:08>           <反射板から弘浪山(左)と白山(右)12:10>


<篠ケ峰頂上のオタマジャクシ>                   <篠ケ峰の二等三角点(827m) 12:16>


<分岐点 12:37>                            <ミツバツツジ 12:39>
篠ケ峰の林道から山道に入ると境界尾根との分岐点に着く。右が境界尾根でbR6への巡視路、左がbR7への巡
視路でこれからたどる岩屋山への道。ここで昼食とする。静かでポカポカ陽気で別世界に居るみたいで眠たくなる。


<シャクナゲ 13:35>                            <シャクナゲ 13:36>
食後、鉄塔 37(12:50 通過)までは良く踏まれた道だが、そこから先の岩屋山との鞍部への下りで迷いやすい所がある。


<岩屋山の肩の鉄塔 72 14:11>                    <鉄塔 73 から点名:赤井 14:45>
鞍部から岩屋山へ登り返すあたりからシャクナゲのジャングルで逆に下る場合は迷はないように慎重に降りたい。岩屋山の
頂上の手前あたりに倒木帯がありシャクナゲもこの辺りまでで消える。岩屋山はなんとなく通過して肩の鉄塔は展望が良い。


<朝に通り過ぎた巡視路の登り口 15:05>                 <マムシグサ>
肩の鉄塔から73へ急な巡視路を降る。73からは栗ノ木ガ谷の沢沿いの道を下り林道に着く。
栗ノ木ガ谷の看板の後に恥ずかしそうに道路に背を向けたマムシグサがありました。


<地図>

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昨年のレポートは下記。 


五ケ野林道〜送電鉄塔No.39登山口〜篠ガ峰(827m)
〜岩屋山(726m)送電鉄塔No.73経由〜五ケ野林道
丹波市山南町<’06.4.28>地形図1/2.5万 丹波和田



<五ケ野林道の猪垣のゲート>            <送電鉄塔No.73への登り口>
車に自転車を乗せて富田の工房を出発(8:00)。途中で知り合いの造園屋さんに逢ったのでシャクナゲの
ことを聞くとまだ早いと言われたが何年か前の5月初めで花が終わっていた年もあったのでとにかく行くこと
にする。五ケ野集落のはずれの広場に車を置いて自転車に乗り換えて出発。昨日も自転車でここまで来て近
くのおばさんに赤井五郎の「五郎塚」のことを尋ねると丁寧に教えてくれました。いまその横を過ぎて行くと猪
垣のゲートがありカンヌキを開けて中に入る(8:12)。林道は傾斜がないように見えても登りは重い。おま
けに未舗装で振動もきつい。乗ったり押したりしていたが傾斜が強くなって来て押して歩く。これが今日の山
行きの後半に影響する。いつもと違う筋肉を使ったのか膝がおかしくなる。前回、明石の方に教えてもらった
岩屋山への取り付き点、送電鉄塔No.73への登り口に着く(8:51)。自転車をデポしてさらに先へ林道を歩く。

<送電鉄塔No.39への登り口>       <送電鉄塔No.39への登り口の立札>
地形図にある堰堤を過ぎて林道の二つ目のヘヤピンカーブの所が篠ガ峰への登り口(9:06)。関電巡視路
で前回、明石の方について急坂を夢中で下ったために、周りを見る余裕がなかった。今日はゆっくり登りたい。

<岩尾根の鉄梯子No.1>                  <岩尾根の鉄梯子No.2>
取り付きから急坂でゆっくりでしか登れない。頻繁に景色をみる振りをして休む。五ケ野川の左俣?を隔てて
対岸は岩屋山の山腹で今登っている尾根から見渡す五ケ野渓谷を巡る山肌は山桜やツツジのピンクのぼか
しと淡い緑の若葉に彩られて春の装いの真っ盛り。うららかな春の良い天気に眠気を催しそうな気分になる。

<岩尾根の鉄梯子No.3>              <送電鉄塔No.39から岩屋山>
立て続けに現れる岩稜に架かる鉄梯子登っていくと送電鉄塔No.39に着く(9:50)。見上げる高さの岩壁の
上に送電鉄塔No.38が聳え立っている。谷を隔てて篠ガ峰から続く岩屋山が壁のようにたちはだかっている。

<ツボミ膨らむシャクナゲ>             <満開のヒカゲツツジ>
鉄塔を過ぎて尚も登ると細い岩稜に沿って古い鹿除けネットが続き歩き難い。やがてシャクナゲの木も現れるが
まだまだツボミばかり。辛うじて膨らんできたツボミを探し出して写真を撮る(10:10)。ヒカゲツツジはまだ元気
に咲いている今年は3回もみました。タムシバ、ツバキ、ミツバツツジもあちこちに見られる。春を迎えた山です。

<岩尾根の鉄梯子No.4>           <鉄梯子No.4 の上から点名:赤井(691.7m)>
険しい登りも花に気をとられてれて苦にならない。No.4 の鉄梯子もすぐ傍のヒカゲツツジを眺めながら登る。鉄梯子
の上の岩場は見晴らし抜群。目の前のボリュウムのある点名:赤井の山腹は山桜とツツジ、ツバキの見事な裾模様。

<ミツバツツジ>                    <送電鉄塔No.38の分岐の先の岩稜の尾根道>
その先を少し登ると送電鉄塔No.38への分岐点(10:29)。ミツバツツジが満開です。前回はNo.38の下まで行った
が行き止まりなので今回はパスする。ここからは小さなアップダウンの尾根歩きですが細い岩稜と古い鹿除けネット
が続き歩きにくい。しばらく歩くと点名:赤井からの境界尾根ですがそののコブに登らずに篠ガ峰の方向に水平に
トラバースして行くと境界尾根に出る。右にコブを越えて行くと点名:赤井へ続くと思うが明瞭な踏み跡はなかった。

<篠ガ峰頂上のアンテナ>                 <篠ガ峰頂上の三角点827m>
ここから境界尾根の道は遊歩道みたいにきれいに刈り払われています。でもさすがは山南町の盟主篠ガ峰です。
標高差100m余りの登りは疲れた足には少々きつい。電波反射板の横を通り車道に出て展望を楽しみながら
篠ガ峰頂上三角点に着(11:26)。明石の人は1時間20分で登ったと言われていたがそれよりも1時間遅れ。

<氷ノ山が見えた>                        <境界尾根と送電鉄塔No.37の分岐>
頂上三角点付近は雰囲気がよくないので写真だけ撮って岩屋山に向かう。林道から北西方向の遠くに残雪で白い
氷ノ山が見えたので写真を撮って、林道から巡視路に入る。すぐ前回に大見坂からたどってきた境界尾根と岩屋山
に向かう篠ガ峰の南尾根上にある鉄塔No.37への巡視路分岐の広々した三叉路で昼食を摂る(11:38〜11:47)。
簡単に昼食を済ませて鉄塔No.37へ向かう。

<境界尾根分岐から鉄塔No.37への巡視路>          <篠ガ峰の南尾根上にある鉄塔No.37>
下り道で加古川から来た若い登山者に出会う。赤井に行くと言う。簡単にたどってきた道の説明をして別れる。
相変わらず広い巡視路を行くと鉄塔No.37に着く(12:07)。展望は良くない。今年2月に延命寺山から縦走し
てきてこの鉄塔を見上げる鞍部まで来ながら時間切れで雪の植林地を下り西谷林道に降りたことを思い出す。

<岩屋山付近のシャクナゲ>                 <シャクナゲのツボミ>
鉄塔からの下りで左の支尾根に入りかけたが、間違いに気がついて右に軌道修正して踏み跡に戻る。前回も岩屋山の
下りで見通しの利かない藪でルート判断に迷ったことがあった。思い出の鞍部を過ぎて岩屋山への登りにかかる頃から
シャクナゲ帯に入るが、そのツボミはまだ固かった。岩屋山付近の倒木帯を越して行くと鉄塔No.72に着く(13:19)。

<岩屋山肩の鉄塔No.72から高釣瓶>             <肩の鉄塔No.72から古天神と大谷>
鉄塔No.72は展望が良い。先月に歩いた応地坂〜大谷〜古天神〜高釣瓶の稜線がよく見えるが、相変わらず
遠景の山の名前は判らない。ここからはデポ地点に向かって、初めて歩く鉄塔No.73に下る巡視路を行く。

<鉄塔No.72から鉄塔No.73に下る巡視路>                  <鉄塔No.73>
いきなりの急傾斜。部分的に不明瞭なところもあるが概ねプラ階段が導いてくれる。朝の林道で自転車のペダル
を踏んだ影響が出たのか膝が痛い。岩の出た尾根を下ると鉄塔No.73に着く(14:05)。少し休み展望する。

<鉄塔No.73から朝登った鉄塔No.39・38への尾根>     <鉄塔No.73から林道へ降り立ったデポ地点>
春の明るい陽を受けて五ケ野川源流の山が輝いている。ここからも見ても点名:赤井は立派な姿をしている。
展望のあと林道に向かって最後の下降に入る。沢沿いの道をしばらく歩くと林道のデポ地点に出る(14:30)。
朝、押して上がってきた自転車(MTBではない軽快車)にまたがってペダルに足を乗せたまま、傾斜のないよう
に見える林道でもずっとブレーキを利かして猪垣のゲートまでノンストップ。所要時間12分。これは楽だった。


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