Revised 2012年12月
オールドカメラの独り言 


スタート35
1955年日本生まれ  メニスカス単玉 f50mm/F8 。¥500
本体はエボナイトで玩具売り場に置かれていた。
フイルムはボルタ判12枚撮で24mmX24mmの大きさに写る。シャッターは、やじろべい式でバルブと1/25だけ、絞りは11 16 のターレット式。後にニコンFを入手したが、かぶせ型のケーブルレリーズが使えるのがおもしろい。
ボルタ判フイルムはもう見かけなくなった。たまに空シャッターを切ってみるが、昔どおりのシャッター音で、古さを感じない。
シンプルイズベストの見本にしたい。写真のスタートに相応しいおもちゃカメラ


オリンパスペン

1961年  Dズイコー f28mm/F3.5 ¥6000 B、1/25〜1/200の4速
スタート35とはちがい、ちゃんとカメラ売り場で購入。金属製の外側にはビスを一本も使わない作りが自慢。カラーフイルムが高価な時代、シネ(ハーフ)判で72枚撮れたので良く売れた。絞り、シャッター、フォーカス、カメラの三要素はマニュアルだが、目測でも十分使用できた。ペンのヒットで他社から次々と造られ、レンズ交換が出来るハーフ一眼レフまで生まれた。
デジカメ族の台頭で、長い間日陰の身にあったが若い人には、再び見直され中古店では人気を集めているらしい。

キャノンデミEE17

1966年 f30mm/F1.7 シャッターB, 1/8〜1/500 セルフタイマー有り。
EE用として1.3Vボタン電池、マニュアル露出時は不要

レンズはハーフ判カメラで一番明るいF1.7。シャッター優先EE又はマニュアル。
ボディーは小さいが金属製で500gほどある、しっかりカメラ。
ピント合わせは、前玉回転、ファインダーでゾーンの絵表示もあるが、目測の方が早い。


マミヤプレス
1968年 セコール 沈胴90mm/F3.5 6x9判プレスカメラ。

ピント面はスイングとチルトあおりが可能、絞り開放で全面にピントが合わせられる。1点フォーカス写真ジオラマ?も。ロールホルダーはS字巻き上げでの平面性がいいので、天体写真用としても重宝されている。


マミヤプレス ユニバーサル
1975年 セコールf50mm/F6.3

シリーズ最終型だ。バックのあおり機能は廃止され、ポラロイドホルダーやグラフレックスのホルダーが使えるように変更がされた。ファインダーには250mmまでの枠が表示するが実用的とは言いがたい。初代もそうだが、ボディはレンズとフイルムホルダーを繋ぐだけのものなので故障はない。レンズやアクセサリーが増えて、現在も
現役で働いている。(150mm、250mm、ポラバック、pフード、K型ホルダー、中間リング5種、ロングアイピース)などを従えている。


ハッセルブラッド500CM

1986年  プラナー100mm/F3.5

失敗のできるメカニカルカメラである。もちろんレンズもいい。組み立てがいいのか、手入れがいいのか、今もまったく曇りもきていない。複雑な動作音を聞き分ける感覚で調子の解るカメラ。巻き上げも重たさを手に覚えさす。電気式の最近のカメラは、
突然の故障で、写ったふりだけをするので始末が悪い。


カンボSC 4X5 

1979年 4X5カメラ、リンホフボード用前板、

オランダ制。操作が分かりやすくシンプルな形。見掛けより重いがダイエットにはレールを短くするしかない。
アクセサリー、
スーパーアングロン 75mm スーパーアングロン 90mm フジノン125mm
フジノン150mm フジノン210mm、袋ジャバラ。
やはりもう出番が少ないので退屈している。


ニコンFTN  F36

1971年 43〜86ズーム バッテリー直結F36モータードライブ

70年代の代表一眼レフカメラ。交換可能なファインダーの視野率は100% レンズ
マウントは現在も変えず、お気に入りのレンズはマニュアルながら最新のデジ1にも装着可能。ニコンのポリシーか。モータードライブの音は賑やかだが、撮影気分を高揚させる効果音だと割り切る。手放せない一台。


ニコンF90

1994年 f24mmF2.8

モーター内蔵電気AFカメラである。設定、情報は液晶パネルに表示される。フイルムの巻き戻しクランクもなし、すべて電気の力で動作する。フイルム巻上げの確認が出来ないので心配だが、これまでのところトラブルはない。AFスピードは遅いが、露出とストロボTTL調光は正確で単体露出計がいらないほど。複雑な条件でもよく当たる。が安心の出来ないカメラだ。

キャノンEOS RT
1990年 f28mm〜70ズーム

特徴はミラーにある。発表があってすぐに限定生産の予約した。普通の一眼レフではシャッターを押した瞬間、ファインダー像が消失するが、それがない。半透明ミラーを通してフイルムに届く瞬間の絵がファインダーで確認できる、暗い場所でのストロボ撮影には心強い。可動ミラーがないぶん、タイムラグ8msecになり、レリーズ音も静かだ。「光量のロスも構造上容認しよう

ユニークなカメラ。


コニカZup80

1988年  40〜80mmF3.8〜7.8 AFズームコンパクトカメラ。

ズーム連動視度調節付きファインダー。1眼レフではあたりまえだが、これはレンズシャッターのコンパクトだ。39回までの多重撮影、2秒〜99時間までの長時間露出、10秒〜99時間までのインターバル撮影などと欲くばった。初心者もベテランにも、使いこなせば面白い。コンパクトカメラの仲間にはレリーズが使えないものがほとんどだが、電子レリーズが用意されている。けっこう遊んだカメラだ。


コニカビッグミニ F

2000年 35mm/F2.8 
数あるコンパクトAFカメラで明るい単焦点レンズがユニーク。L社のコンパクトカメラよりスマートなデザインで上着のポケットにも収まりがいい。
主人が一番うるさい、レリーズのタイムラグは短かく、合格点をいただいている。
とにかく小さいので人を驚かす事なく、生き生きとした表情がねらえそうな気がする。
絞り優先露出ができればもっとうれしいが、手軽さが犠牲になるのでこれがベストと思う。


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