ビートマニアIIDXミニチュア改造講座・NORMAL編


コナミより販売されていたプライズ景品、「デスクトップアーケードコレクション」。
(http://www.konami.jp/products/prize_dac_vol1/index.html)
(以下、DACと略)

その第一弾「ビートマニアIIDX」をゲットしたくて、色々と手を尽くしたものの結局手に入らず、
その悔しさを込めて、こんな物を作りましたが…

http://bcaweb.bai.ne.jp/miyooo/SIRIUS.html

しかし!!
9月の埼玉遠征でお会いしたフレンド2人から、お土産に『ビートマニアIIDX』のDACを2個ずつ、合計4個もいただきました!!
たま〜に某SNSの記事の中で『DAC、欲〜し〜い〜なぁ〜w』と愚痴ってたのが功を奏したのか、
まさか本当に貰えるとは…改めて、ありがとうございます♪

てなワケで、せっかくのお土産を飾らないのも勿体無いので、組み立ててみました♪
しかし、実際に組み立ててみると、出来栄えは噂通りのリアルさですが何か物足りない…
その理由は、一部分の塗装やパーツが省略されているからです。
コストの関係で止むを得ない部分もあるようですが、モデラー(笑)としての血が騒ぎ出したので、
出来る範囲で実機に近くなるように改造してみました。

【用意する道具・素材】
・カッターナイフ
・はさみ
・ピンセット
・面相筆(極細)
・平筆(幅5ミリ程度の小さい物)
・シルバー(アクリル系塗料)
・つや消しブラック(アクリル系塗料)
・つや消しホワイト(アクリル系塗料)
・油性マーカー(黒)。極細と細のダブルタイプが便利。
・透明プラ板(0.2ミリ)
【あったら便利なオススメ道具】
・油性マーカー(青・黄・緑・赤)。極細と細のダブルタイプが便利。
黒+7色くらいのセットになってる物の方が得です♪
・接着剤(プラモデル専用)
・ピンバイス(小型の手回しドリル)
・デザインナイフ(極細のカッターナイフ)
シールを切り取る以外に、はみ出た塗料を削り落とすのにも使えます。

改造のポイントは大まかに5箇所。順を追って解説します。

1.コントローラー部分
ターンテーブルや鍵盤が乗っている土台も、フラットアルミに塗装したかったんですが、
細かい印刷がされているので断念。
その代わりに、土台を固定しているリベットをシルバーに塗装してみました。
極細の面相筆で塗る…と言うよりも、塗料をチョンチョンと置いていく感じの方が失敗無く進むと思います。
さらに、コイン投入口もシルバーで塗装。

2.エフェクターパネル
5箇所のエフェクターは全く塗装がされてないので、ココに色を入れます。
凹んでいる部分につや消しブラック。乾いた後でツマミ部分をシルバーに塗装。
余裕があれば、ツマミ部分の中央にも極細油性マーカーで赤いラインを入れてみましょう。
4個のボタンも縁をシルバー、中央をつや消しホワイトで塗装。
この部分は細かい印刷があるので、塗料をはみ出させて消さないように注意。
画像は、コントローラー部分とエフェクターパネルの比較。
左が加工後・右は加工前です。
コレだけでも、かなり立体感が増したと思います。
画像では判り辛いですが、エフェクターのツマミの赤いラインは良いアクセントになります♪

3.筐体下部のスピーカー
このミニチュアで一番疑問に抱いた部分。
実機は透明カバーに覆われてますが、ミニチュアには入ってません。
素通しは流石に違和感があるので、透明プラ板でカバーを作成。
スピーカーカバーは接着されてないので簡単に外せます。
寸法を合わせてカットした透明プラ板をカバーの裏に接着。
ついでに、スピーカー内部のリング部分と中央部分も黒く塗装。
はみ出ると厄介な部分なので、面相筆よりも黒の油性マーカーで塗装した方が無難。
(左が塗装後・右は塗装前)
加工後、元通りにカバーを付ければOK。
正面から見ると目立つ部分なので、加工後の姿はかなり引き立ちます。

4.上部スピーカーのカクテルライト
紹介した工作の中では一番簡単かも。
実機のカクテルライトは、レンズ部分が様々な色に着色されてますが、
ミニチュアはシルバーに塗装されてるだけ。
ココは画像にあるように、青・黄・緑・赤の極細油性マーカーで塗っちゃいましょう♪
5.フレーム
筐体の外側を覆う細いパイプフレーム。
3つのパーツに分かれていますが、これが非常に固くて嵌め難い…
少々無理しても折れないみたいですが、やっぱり不安…
そこで、はめ込み穴をピンバイスで軽く広げてみました。
(画像参照)
組みやすくなりますが、強度が弱くなるので接着しました。

後は、各パーツを組み立ててシール類を付けると完成♪

加工後の画像を見ていただくと判ると思いますが、手付かずの状態よりもリアル差が増したでしょうか?
特に下部スピーカーに入れた透明プラ板は、見た目にも効果的です。
模型製作を少々経験した人なら難しくないと思います。
但し、もう手に入れるのも難しい商品なので、万が一失敗しても当方は一切責任を負いませんw


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