グルーヴモーションDDR

実機について 2008年登場。「BEMANI」シリーズではない。
開発・販売は、(株)コナミスポーツ&ライフ。
厳密にはゲームではなく、同社では「デジタルスタジオプログラム」と分類される。
これまでコナミが培った技術を生かした、フィットネスクラブ向けの業務用商品である。

使用前に参加者は、「モーションセンサーベルト」を称する、小型無線機の付いた専用ベルトを腰に着用する。
スタジオ内に置かれた、専用エクササイズマットの上に立ち、前方のスクリーンに投影される
「DDR」に準じた画面の指示に従いながら、エクササイズプログラムを消化してゆく。
プログラム中に流れるBGMは、全てコナミオリジナルのダンスミュージック。
専用マットは「ダンスダンスレボリューション」のフットパネルに準じた形状をしているが、
立ち位置を示しているだけでコントローラー機能は無く、「モーションセンサーベルト」が
リアルタイムに参加者の動作を読み取り、評価・得点・消費カロリーを算出する。
終了後は、「モーションセンサーベルト」を専用スタンドに返却するだけで、
自動的にベルトへの充電が開始される。

プログラム運用時間は30分から最大120分。参加人数は最大で24人まで。
インストラクターによる有人運用の他、パソコンによる無人運用も可能。
施設の規模と予算に応じて、柔軟に対応可能なシステムとなっている。
実際の商品内容は、人数分の「専用エクササイズマット」「モーションセンサーベルト」「充電スタンド」、
パソコンに接続する「レシーバー」「プログラムソフト」のみ。
映像・音響機材・システム制御用のパソコンは、各自で準備しなければならない。

【関連項目】

模型について 2008年12月製作。
システムが非常にシンプルなので、実際に製作したのは「専用マット」「センサーベルト」「充電スタンド」、
そして制御用のパソコンのみ。
この「専用マット」は良い画像が無かったので、確認しやすい写真を見ながらwindowsの「ペイント」で描いて、
プリントアウトした物を、補強用の透明プラ板に貼り付けています。
自分でも意外な程、上手く描けたと思いますが如何でしょう?
ドット絵、多少でも勉強しておいて良かった〜(^^;ゞ
「センサーベルト」は、黒く染めた紙の細切りにプラ板の小片を接着。
非常に小さいので、あえて実物より大きめに製作しています。
センサー部分は、実物の写真では黒いパーツになっていましたが、何かアクセントが欲しかったので、
イメージイラストに合わせて、赤くしています。
「充電スタンド」は、他の作品製作で大量に出た、不要のプラ板の切れ端を組み合わせた物。
そしてシステム制御用パソコンは、筆者所有のパソコン(ソニーVAIO VGC-VA171B)をモデルにしています(笑
本体は、スチレンボードの切れ端をブロック状にして削り出し。
キーボード・マウスもスチレンボードの切れ端から。
画面は、天井プロジェクターで上映している設定です。実際の写真を見ると、テーブルに置くタイプの
プロジェクターで上映しているのも見かけましたが、振動とか大丈夫なのかな…?

フィギュアや、フィットネスマシンを追加してスポーツクラブっぽくしたかったんですが、とりあえずココまで。
また、年末年始の休暇でも利用してコツコツ追加していきます。

戯言 これは2008年の10月頃、某音ゲーサイトで知りました。
ご存知のように「DDR」がダイエットに効果的である事は、かなり以前から知られていました。
「メタボリックシンドローム」が問題になっている欧米では、無料で「DDR」が楽しめる学校もあったりするくらいです。
このシステムは、スポーツ・フィットネス事業に力を入れているコナミが、
自社でのゲーム製作・音楽製作等で培った技術の結晶とも言えます。
業務用の「DDR」は、ステージに立つと独特の緊張感と孤独感があって、
それのために筆者は1人だけでは、なかなか踊る事は無いんですが、
このシステムなら年齢に関係なく、大人数で参加出来るから恥ずかしさも無く楽しめそうですね。

そういえば、その前に「マーシャルビート」という先駆者も居ましたっけ…
直接の関連は無いように見えますが、格闘家に扮したインストラクターが登場したり、
このゲームの開発にも「(株)コナミスポーツ&ライフ」が関わっていたりと、意外と共通点が見出せます。


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