スーパーGT24h

実機について 1996年にジャレコから登場。ポリゴングラフィックを全面的に採用した疑似3Dレースゲーム。
600馬力・時速300km超のスーパーGTカーによる24時間耐久レースをモチーフとした内容である。
フェラーリのワンメイクレースにも参戦し、1995年に国内シリーズ優勝経験もある有名カーショップ
「AUTO MAX」の全面協力によりエンジン音も実車から収録されている。
更にコースによっては昼→夕方→夜への時間の流れも再現されており、リアルなレースが楽しめる。

セガのコクピット型汎用筐体を使用しており、基板も同社の「Model2」である。
他社の標準的なレースゲームと同様に、筐体にはステアリングホイールとシフトレバー、
足元にはアクセルペダルとブレーキペダルがある。
ステアリングホイール左側に視点切替ボタンがあり、ゲーム中に押す毎に3種類の視点に変わる。
レースに登場するマシンはゲームのオリジナルデザインで、ゲームスタート前に性能の異なる4種類の中から選択する。
ギアは「オートマチック(AT)」「6速MT」から選択する。
コースは2種類だが、それぞれ順行(左回り)コース・逆行(右回り)コースがあるため実質4種類である。

  • 初級(左回り)・中級(右回り)…30度バンクや立体交差などが組み込まれたショートコース。5周でゴール。
  • 中級(左回り)・上級(右回り)…激しいアップダウンやタイトなコーナーが連続する半公道のロングコース。3周でゴール。
レースゲームとしては珍しく車のダメージ表現が実装されており、画面にダメージメーターが表示される。
車のダメージが一定以上蓄積するとハンドリングが不安定になり、レース進行に悪影響を及ぼす。
ダメージを回復するにはコース中にあるピットに進入して修理する。
ピットイン中はライバル車に順位を抜かれてしまうが、その間は制限時間が停止する。
各コース途中にあるチェックポイントを通過すると制限時間が追加される。
制限時間を失うとゲームオーバーとなる。

1998年に「GT24」とタイトルを変更して家庭用ゲーム機「セガサターン」に移植された。
アーケード版をベースにコースが3種類になり、耐久レースの「24hモード」では更に燃料切れも発生する。
更にピットクルーも選択可能で、ドライバーの腕だけではなくピットクルーの手際の良さもレースの行方を左右する。


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