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フローターバッシング入門

 

《フローターの種類》 フローター、正式にはフロートチューブというそうです。
H型というのもありますが、O型かU型が主流です。私の愛艇Caddis Stalker(U型)です
写真は私の愛艇Caddis Stalker(U型)です。

O型とU型の比較》

価格
O
型は
タイヤチューブを利用しているためU型より安く手に入ります。ただしタイヤチューブのためU型よりも重いらしいです。 ルアーはもちろん飲食物、カメラ、雨具なども積み、重くなるので、軽い方が運搬面で断然楽です。

乗り降り
O
型の方と一緒に釣りに行くと、トイレ休憩などのときに「U型は楽でええなあ」と羨ましがられます。大きいフィンを付けているのでO型は乗り降りが非常に面倒のようです。
その点、
U型は前が開くので断然楽です。 トイレが近い人は絶対にU型にしてください。

運行
一般に
O型は小回りがきくと言われています。 実際に乗ったことがないので定かではありませんが、U型でもその点は不自由ないと感じています。

総合的に
予算の都合もあると思いますが、長い目で見てU型をお勧めします。
最近は量産のためか価格も手頃になっています。 特に旧型の安売りが狙い目です。

《購入時の注意点》

ポケット
ルアーや飲食物、雨具、カメラなど、たくさん収納できる大きいポケットが付いたものがいいと思います。 私のは両サイドと背中に大きなポケットがあり重宝しています。 背中のポケットは
2段になっていて、上には雨具など荷物を収納でき、下はサブ気室といってパンクした時のバックアップの役目をする空気枕のようなものが入っています。 上のポケットもサブ気室用なんですが、ライフジャケットも着用していますので収納用に使っています。

空気注入口
いろんな形状があるようですが、要はポンプと合うかどうか。売れ筋のフローターなら問題ないでしょうが、特殊なものの場合はアダプターが付いているか確認が必要です。 右の写真は私の愛艇のものですが、ポンプで入れる場合はアダプター(右の黒い部品)を取り付けます。

フローターは外気温によって内部の空気の膨張率が大きく変化し、浮いている時はちょうどよくても、休憩で上陸した時や帰りの車の中ではパンパンに膨らみますので、こまめに空気を入れたり抜いたりできるものがいいでしょう。

ちなみに私の愛艇は口で楽に空気を吹き込めるので浮きながらでも微調整できます。

 スプレッドバー
O
型には関係ないですが、U型では前のスプレッドバーのしっかりしたものを選んでください。

 《フローターバッシングの必需品》

チェストハイ・ウェダー
フローターに乗って浮かぶためにはウェダーが必要です。しかも胸まであるチェストハイというタイプのものです。 フローターに乗っていると、お尻が徐々に前にずれて行って背中や腋の下から水が入ることもあるので、チェストハイでも中途半端なものでなく、背中や腋の下までスッポリ覆えるものを選びましょう。 またブーツが一体となったタイプが一般的で着脱も楽です。

素材はナイロンかネオプレーン、またゴアテックスなどの透湿素材のものがあります。できれば安価なナイロンの他にネオプレーンを揃えておくことをお勧めします。 私は
3月から11月までフローターで浮きますが、〜6月と1011月はネオプレーンが必需品となっています。 ナイロンは7〜9月のみの使用です。 仮に水温が22度でも長時間浸かっていると冷えてトイレが近くなって釣りに集中できません。

ゴアテックスなど高価な透湿素材のものは蒸れないというのが特徴ですが、フローターでは、ずっと水に浸かっている部分が多いため効果は限られ、無用だと思います。

 
余談ですが、真夏のクリアウォーターではウェダーなしで海水パンツで気持ちよく浮けます。
そのためのシューズもリバレイから出ていますし、水泳用のビーチシューズにフィンを付けても可能です。 膝から太腿にかけて真っ赤に日焼けしますので、日焼け止めをぬることもお忘れなく。

フィン(足ヒレ)
水面でフローターを動かすためには、大きなフィンが必要です。 着脱しやすく、もし外れた時でも水に浮くものを選びましょう。 私はリバレイのフィンですが、ゴムのストラップが劣化して切れたことがありますので、古くなってきたら早めに替えるか替えのストラップを常時フローターに積んでおくことをお勧めします。
着脱しにくいメーカーのものもありますので、選定には注意してください。

ライフジャケット
これも必需品です。 根がかりを外した時にルアーが飛んできてフローターにさったり、ランディングの時にてこずってルアーが刺さったりして、穴があくことが結構ありえます。 泳ぎが得意の人でもウェダーを着ていては絶対に泳げませんので、必ずライフジャケットを着用してください。 

フローター用の丈の短いのもありますが、特価品でも十分です。 ライフジャケットがすっぽ抜けないために股にかける紐がついていますが、これも必ず付けてください。 夏に琵琶湖のビーチで実験しましたが股紐を着けてないと、すっぽ抜けて身体だけが沈んでしまいます。

 《その他の装備品》

ポンプ(空気入れ)
私の場合、車がステップワゴンで、横着なためフローターは年中膨らんだまま、ポンプは全く使いませんが、一応これも必需品です。 電動ポンプは楽のようですが、結構時間がかかるようですので、“イラチ”の方にはダブルアクションポンプがお勧め、非常に早く空気が入ります。 ホームセンターなどでは1000円くらいで手に入ります。 フローターは空気を抜くのも面倒なのですが、これなら抜くのにも重宝します。 ただし、空気注入口に合わない場合がありますので、その時は工夫しなければなりません。 フットポンプは中々入らないし、壊れやすいのでやめた方がいいでしょう。

ロッド
取り回しが楽なショートロッド(5〜5.6ft)が適しています。
でも5ftはちょっと短すぎてファイト時の面白みがないかも。
また、グリップはシングルハンドのほうがキャストしやすいのですが、ベイトロッドはセミダブルの方がキャストしやすいんじゃないかと、私は感じました。

ロッドホルダー
本のロッドを持参した時に使っていないロッドを立てておくためのものです。 前に寝かせても構いませんが、前のエプロンではルアー交換などをするので、ホルダーに立てたほうが、スッキリします。
最近はベイトとスピニングどちらでもホールドできるものも売っています。

魚探(ワンダーソナー)
バンダイのワンダースワンという携帯ゲーム機にソナーが付いたワンダーソナーを使っていますが、水深や底にウィードがあるかなどがわかり、それなりに役に立っています。 あったら便利というもので、必ずしも必要ではありませんが、最近は持参するのを忘れてソナーが無いと、いったいどんなポイントなのか、わけが分からなくなります。

★取付け方(私なりの工夫)
100円ショップで買ったマジックテープをソナーとフローターに貼り付け、見やすい位置に固定しています。  附属のコードホルダーは使いにくいので、コードは輪状に巻いて左の写真のようにロッドホルダーに掛けます。 写真では見難いですが、万が一の落下防止のため太いラインでストラップを作り、ロッドホルダーに引っ掛けています。 
さらにコードとフローターのベルトをクリップで固定するようにしています。 
濡れると液晶画面はお陀仏です。経験者は語る(笑)

ートの工夫
友人のアイデアなんですが、座面が低いとキャストしずらいので、シートに工夫して座面をかさ上げしています(写真)。 
これはディスカウントショップで300円で買った
Kick Boardをビニール紐でくくり付けているだけですが、かなり重宝しています。 最近は専用のものが商品化されていますが結構値がはります。

服装、帽子
フローターの場合は水面からの照り返しもあり、簡単に日陰で休憩というわけにもいかないので、紫外線から身を守り、また体力の消耗を防ぐためにも、暑い日でも薄手の長袖シャツのほうがいいと思います。

また、頸後部への陽射しを遮るためにも
帽子は丸ツバのものがお勧めです。私はフライ用のハットを使っています。

裏技というほどでもありませんが、ピーカンの時は帽子とシャツの袖に水をぶっかけると暑さをしのげます。

  くるま
フローターするならステップワゴンなどのワゴン車が断然便利です。 膨らましたまま楽に2台は積め、その他の装備品やタックルも余裕で積めます。 膨らましたままポイント移動できるため、野池をRUN&GUNすることも可能です。 今すぐは無理でも、将来、買い替え時には検討してみてはいかがでしょう。

 《エントリー》

  フィンを付けていると前を向いて歩けず、非常に不安定ですので、エントリー場所は出来る限りなだらかな場所を選んでください。 野池などのなだらかなコンクリート護岸は、エントリーし易そうで、実は苔のために滑りやすく、注意が必要です。 フィンを着けたまま歩くのは不可能と考えてください。

O型ではフィンを付けてから脚をフローターに通し、後ろ向けに歩いて水に入って行き、ある程度水に浸かったら座り込みます。 

U型では、まずフィンを着け、浅瀬でフローターを浮かべてから座り込みます。 不安定な場所ではシートに腰掛けてからフィンは着けることもあります。 次に股間のバックルを止め、最後にスプレッドバーを固定します。

  フローターで釣りする時のトラブルの殆んどが、エントリー時の転倒です。 くれぐれも気をつけてください。

 《運行》

  目標に向かって後ろ向きに進みます。 頑張って脚を早く動かしても、そうスピードは出ません。
脚が攣るだけなので、ゆっくり大きく動かしましょう。

 《トラブル》

 根がかり
水中に根がかった場合は逆方向へまわると外れることもあります。それでも外れない場合は、外した時に顔面やフローターにルアーが直撃しないように引っ張る方向を考えて腕を伸ばして引っ張ってください。 
木の高いところにかかった場合などはフィンで漕ぎながら引っ張る必要もあります。

 ランディング
ハンドランディングする時にバスが暴れてフローターにフックが刺さらないように注意してください。特にトレブルフックのプラグで釣れた場合は要注意です。

フローターに穴
万が一フローターにフックが刺さったら慌てずに、そのまま安全な場所に上がってください。
フックを抜くと穴が広がりますので危険です。

脚が痙攣
急激に漕いだときなどに太腿の後ろ側が攣ることがありますので、エントリー前に準備運動をして筋肉を伸ばしておくことが大切です。

もし浮いている時に攣った場合は膝をまっすぐに伸ばし、つま先を手でつかむようにして、しばらくじっとして大腿の裏の筋肉を伸ばすと治りやすいです。
ただし、一度攣ると何度も繰り返しますので、しばらくは漕ぐのはやめて脚を休めてください。

医学的には水分が不足すると攣るらしいので、トイレに行くのが面倒だからといって、まったく水分補給しないのは考え物です。
ウェダーを履いていると結構汗をかき、水分が失われますので、時々水分を補給しましょう。
頻繁に攣ってどうしょうもない時にお茶を飲んだら治った経験があります。

   さあ、フローターにまたがってデカバスGETだ!!