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関西青年経営者会議は自動車補修部品をを専門とする阪神地域の経営、研鑽の切磋琢磨の会です。

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大阪都

「ネットの中の私」   若尾龍彦氏

1999年5月4日朝日新聞より

  約五十八万人。島根県の有権者とほぼ同じ数の海外に住む「有権者」が、初めて国会議員を選ぶ権利を手にした。

 海外有権者ネットワーク(JOVA)事務局長の若尾龍彦さん(58)は、米国ロスアンジェルスの日本総領事館で現地時間の三日、仲間たちと選挙人名簿への登録手続きをする。

 「インターネットの力が大きかった」

  海外在住者は日本に住民登録がないため、投票できなかった。疑問を持った人たちが1994年三月にJOVAを結成。ネットワークは北米、豪、南米、東南アジア、ヨーロッパの十カ国に広がった。
 インターネットは二年ほど前から使い始めた。メールで連絡をとり、国会議員にメールで法改正を働きかける。政府を相手に違憲訴訟を起こした時は、ネット上で原告団への参加を呼びかけた。

 若尾さんは「電話やファックスと違って時差を気にしなくていいし、費用もかからない。週一回の連絡がほぼ毎日になった」と話す。
  1998年四月十三日。国政選挙の比例区に限って海外在住者の投票を認める公職選挙法の改正案が、参議院で審議されていた。ロスアンジェルスの若尾さんには、議員の秘書から国会の動きを伝えるメールが逐一届いた。

 正午過ぎ。 〈本日午後三時から、理事懇談会。進展がありましたら、ご報告します。〉

 午後五時過ぎ。 〈十六日に参考人招致と決定。どなたか出席できますか〉

 三日後。JOVAのメンバ中條石さん(51)が米国から一時帰国して国会で訴えた。「候補者の政見や国内の動きなども、インターネットを使えば海外でもすぐに知ることができる」

 四月二十四日。改正案が参院本会議で成立。すぐさま、世界各地のメンバーにメールで伝えられた。

  インターネットは空間と時間を一気に縮めた。さらに・・・

  パワー「個」と社会結び変革促すより

 青経会が若尾さんと知り合ったのは、この最中97年11月でした。