「阪神電車の部屋」について

 

 かつての旧国鉄時代、阪神沿線に住むものにとって、国鉄はよっぽどの事がない限り利用しない、

利用したくない存在でした。速度こそ速かったものの、列車本数・運賃・設備・サービスいずれの面

でも劣っており、特に運賃面では驚くほど高いというイメージを持っていました。実際、梅田〜三宮間

では国鉄運賃が阪神・阪急の倍以上になった時期があり、とても乗れたものではなかったのです。

 ところが、民営化されたJRは列車ダイヤの改善はもとより、運賃の徹底した据え置きをや特定

運賃区間の拡大を行なうなど、必至の改善策を取り続けました。その間、阪神などは人件費の高騰を

主な理由とした運賃値上げを2〜3年周期で行ない、その結果、今では立場が入れ替わってしまい

ました。JRのイメージは劇的に改善されており、逆に阪神は相対的にイメージを悪化させています。

目の前に阪神の駅があっても、わざわざJRの駅まで歩いて利用する人が増えています。

 筆者はこれらの状況を非常に問題に思っています。阪神という一企業が存亡の危機であるにも

かかわらず、企業努力の跡があまり感じられない事や、JRが色々な面で優れている事自体は

素晴らしいのですが、利用者の一極集中を招き、混雑を嫌う多くの人が鉄道利用そのものを諦めて

マイカー利用に拍車がかかる事、これらを考慮すると、阪神電鉄の責任は決して小さくはありません。

 このHPは阪神電鉄のサービス面を分析し、より地域に密着した鉄道となるための改善策を考える

ため1998年11月に立ち上げました。筆者は生まれてからその殆どを阪神沿線で過ごしており、

阪神電車には人一倍の愛着を持っております。素人考えに溢れたものばかりですが、阪神電鉄の

一利用者のつたない意見として耳を傾けて頂ければ幸いです。