阪神電車ダイヤの変遷

 ここでは、阪神の昭和29年改正から平成18年10月改正までのダイヤの移り変わりを

ダイヤ改正ごとに述べていきます。

山陽電車・神戸高速ダイヤの変遷                                      

昭和29年9月改正

 阪神初の高性能新型特急車3011形15両(5編成)が登場し、梅田〜元町間を三宮のみ停車となるノンストップ特急が27分(梅田〜三宮間25分)で運転し始めました。

 特急は平日梅田発9:15〜16:55、元町発9:09〜16:30に20分間隔で運転されました。急行・普通は各々、10分間隔で全線運転され、急行の半数が甲子園で特急を待避しました。尚、大型車3011形登場に合わせて、各駅のホームを削ったために、従来の小型車にはステップが取りつけられました。特急はノンストップという事、昼間のみ運転という事で、かなり空いていた様です。

 朝ラッシュ時は8分間隔に急行・準急(西宮発着)・普通が運転され、元町〜三宮間は急行で43分でした。

 昭和29年9月改正時の昼間ダイヤ

  梅田 野田 尼崎 甲子園 西宮 芦屋 御影 三宮 元町
特急 1015 ---- ---- --------- ---- ---- ---- 1040 1042
急行 1008 1012 1019 1024-1027 1031 1035 1040 1046 1048
急行 1019 1023 1030 1035 1039 1043 1048 1055 1057
特急 1035 ---- ---- --------- ---- ---- ---- 1100 1002
急行 1028 1032 1039 1044-1047 1051 1055 1100 1106 1108
急行 1039 1043 1050 1055 1059 1103 1108 1115 1117
特急 1055 ---- ---- --------- ---- ---- ---- 1120 1122
急行 1048 1052 1059 1104-1107 1111 1115 1120 1126 1128
急行 1059 1103 1110 1115 1119 1123 1128 1135 1137

 当時の新型車は3011形15両のみで、他は戦前に製造された小型車で運転。普通には比較的加減速の良い1001、1101形が使用されていました。

 


昭和34年4月改正

 夜間の改善を目的としたダイヤ改正が行われ、梅田発19時40分以降、20分サイクルで、夜間特急・急行・区間急行・普通(2本)を運転しました。敢えて「夜間」となったのは、昼間のノンストップ特急と区別するためで、甲子園・西宮・芦屋・御影・三宮に停車、甲子園では区間急行(甲子園止)からの接続を受けました。全線運転の急行も健在でした。
 昼間は平日特急の梅田発が0・20・40分発となりました。朝夕ラッシュ時は急行・普通の他梅田〜西宮間の準急、朝上りのみ甲子園発梅田行臨時急行が各10分サイクルで運転され、準急は朝上りのみ通過、鳴尾は朝下りのみ停車と変則的になっています。

 

昭和34年4月改正夜間ダイヤ

  梅田 野田 尼崎 甲子園 西宮 芦屋 御影 三宮 元町
特急 1000 ---- ---- ---- ---- ---- ---- 1025 1027
急行 1004
急行 1013
特急 1020
急行 1024
急行 1033
特急 1040
急行 1044
急行 1053
  梅田 野田 尼崎 甲子園 西宮 芦屋 御影 三宮 元町
夜間特急 2000 ---- ---- 2012 2016 2019 2024 2030 2032
急行 2004 2007 2015 2020 2024 2028 2033 2040 2042
区間急行 2012 2015 2023 2030          
夜間特急 2020 ---- ---- 2032 2036 2039 2044 2050 2052
急行 2024 2027 2035 2040 2044 2048 2053 2100 2102
区間急行 2032 2035 2043 2050          
夜間特急 2040 ---- ---- 2052 2056 2059 2104 2110 2112
急行 2044 2047 2055 2100 2104 2108 2113 2120 2122
区間急行 2052 2055 2103 2110          

 普通の待避駅は、千船(夜間特急)・尼崎(急行)・西宮(夜間特急)・御影(急行)のものと、尼崎(区間急行・夜間特急)・西宮(急行)・御影(夜間特急)のものが交互に運転されました。


昭和35年9月改正

 ジェットカー32両が揃ったこの年、それまで運転された3011形によるノンストップ特急を中止し、昼間では10分サイクルで特急・急行(西宮折り返し)・普通を運転する形になり、特急は西宮・芦屋・御影・三宮に停車し、梅田〜元町間を30分で運転しました。
 3011形は従来の3両編成から組替えにより4両編成3本と3両編成1本になり、
不足分は急行系の新形式3301・3501形24両(単行運転可能な片運転台車3501形20両及び両運転台車3301形4両)を3両編成に組成して運用されました。ただし、平成10年改正時の10分サイクルダイヤと比べると、昼間の普通はジェットカーの性能がフルに活用され速かったものの、西宮における急行と特急の接続が悪く、問題点を残していました。なお、西宮折り返しの急行は区間急行に改称されました。

 朝は急行・準急・普通及び上りのみ臨時急行(その後の区間急行)を10分サイクルで、夕方も急行・準急・普通の10分サイクル、夜間は12分サイクルとなり、甲子園停車の特急・甲子園止りの急行・普通を運行、特急の最終は梅田・元町発とも、23:00発、梅田発区間急行も23:49発となっていて、更に普通の最終は元町行が24:0(1:10着)、尼崎行が24:40、元町発梅田行が23:35(24:45着)、新在家行が24:55となっており、普通については現在よりも充実していた事になります。

 特急・区間急行にしても、その後昭和62年改正で23時代の急行が御影まで延長されるまでほぼ同じパターンになっており、夜間のダイヤについては完成されていたとも言えます。


 

 昭和35年9月ダイヤ改正昼間ダイヤ

  梅田 野田 尼崎 甲子園 西宮 芦屋 御影 三宮 元町
特急 1000 ---- ---- ------ 1015 1018 1022 1028 1030
区間急行 1001 1004 1011 1017 1020        
特急 1010 ---- ---- ------ 1025 1028 1032 1038 1040
区間急行 1011 1014 1021 1027 1030        
特急 1020 ---- ---- ------ 1035 1038 1042 1048 1050
区間急行 1021 1024 1031 1037 1040        
特急 1030 ---- ---- ------ 1045 1048 1052 1058 1100
区間急行 1031 1034 1041 1047 1050        
特急 1040 ---- ---- ------ 1055 1058 1102 1108 1110
区間急行 1041 1044 1051 1057 1100        
特急 1050 ---- ---- ------ 1105 1108 1112 1118 1120
区間急行 1051 1054 1101 1107 1110        
 普通は、尼崎(特急・区間急行)・西宮(特急・区間急行)・御影(特急)で待避。

昭和38年2月改正

 昼間は12分サイクルとなり、西宮における特急・急行の接続は改善されました。また、普通は3両編成、特急・急行は4(3011形は5)両編成となりました。特急は夕方にも12分間隔で運転されるようになりましたが、そのため急行は昼間同様、西宮折り返しになっています。   尚、休日の午前〜昼間にはそれまで10分間隔だった普通が12分間隔となったため、補完する目的で梅田〜甲子園間に準急が運転されました。12分間隔となったため、普通は各待避駅で間延びしてしまい、梅田〜元町間は従来の60分から73分になりました。


昭和38年12月改正

 それまで臨時駅だった尼崎センタープール前が国道43号線建設に伴う尼崎海岸線廃止の代償として国の補助によって待避線付の常設駅になり、それまで尼崎で急行・特急共待避していたものが、特急の待避はこの駅で行うようになり、特急は梅田〜元町間を29分に短縮しました。

 

 昭和38年12月改正昼間ダイヤ

 種別  梅 田 野 田 尼 崎 甲子園 西 宮 芦 屋 御 影 三 宮 元 町
 特急 1000 ----- ----- ------ 1014 1017 1021 1027 1029
 急行 1006 1009 1015 1020 1023        
 特急 1012 ----- ----- ------ 1026 1029 1033 1039 1041
 急行 1018 1021 1027 1032 1035        
 特急 1024 ----- ----- ------ 1038 1041 1045 1051 1053
 急行 1030 1033 1039 1044 1047        
 特急 1036 ----- ----- ------ 1050 1053 1057 1103 1105
 急行 1042 1045 1051 1056 1059        
 特急 1048 ----- ----- ------ 1102 1105 1119 1115 1117
 急行 1054 1057 1103 1108 1109        

 普通は、野田(特急)・尼崎(急行)・センタープール前(特急)・西宮(急行、特急)・御影(特急)で待避し、梅田〜元町間を73分で結んだ。


昭和40年9月改正

 前年5月、伝法線千鳥橋〜西九条間が延伸され西大阪線に改称され、新たなルートを開拓するために西九条〜元町間で特急(西大阪特急、通称N特)が昼間に2両編成で運転されました。これによって、昼間は12分サイクルで特急・N特・急行(西宮折り返し)・普通の計20本(休日は甲子園折り返し準急を合わせて25本)が運転されました。尚、これに伴い、特急の所要時間は1分伸びることになりました。

 元町駅は島式ホーム1本でしたが、ホーム西側にも線路が延びており、これを利用して、本線特急と西大阪特急は同じ線路に並列停車させていました。(同様な例では、現在の京阪淀屋橋駅が特急と普通を並列停車させています。)

 

昭和40年9月改正昼間ダイヤ

  梅田 野田 西九条 尼崎 甲子園 西宮 芦屋 御影 三宮 元町
特急 1000 ---- ----- ---- ----- 1014 1018 1022 1028 1030
急行 1005 1008 ----- 1014 1019 1022        
N特急     1011 1017 ----- 1025 ---- ---- 1037 1039
特急 1012 ---- ----- ---- ----- 1026 1030 1034 1040 1042
急行 1017 1020 ----- 1026 1031 1034        
N特急     1023 1029 ----- 1037 ---- ---- 1049 1051
特急 1024 ---- ----- ---- ----- 1038 1042 1046 1052 1054

 普通の待避駅は、野田(特急)・尼崎(急行)・プール前(N特急・特急)・西宮(急行・N特急・特急)・御影(N特急・特急)。

 

 西大阪線は難波まで延伸して、同じく難波まで延伸する近鉄と相互乗り入れを行う計画があり、その第一段階
として西九条まで開通し、その後、2期工事として西九条〜九条間の建設が着工されましたが、高架線が地域の
分断に繋がる事から九条商店街の猛反対に遭い、工事は直ぐに中止され難波までの延伸計画は頓挫してしまいました。


昭和43年4月改正

 神戸高速鉄道が開業し、阪神は阪急と共に山陽須磨浦公園まで乗り入れ、山陽は大石まで乗り入れました。昼間から夕方にかけては特急が36分ごとに須磨浦公園発着、残りが高速神戸まで乗り入れました。(朝ラッシュ時は24分ごとに須磨浦公園・東須磨まで、その他は高速神戸発着。)しかし、阪急は特急が30分ごとに須磨浦公園発着、山陽特急(30分間隔)と普通(10分間隔)のうち2本が阪神大石・阪急六甲に乗り入れるものの、高速神戸〜新開地間は毎時7〜8本の運転となり、運転間隔が15分以上開く場合があるなど、問題を残しました。

 一方、朝ラッシュ時にも特急が12分サイクルで運転され、急行は御影発着(上りは青木停車の上、特急待避)となり、準急と区間急行はそれぞれ西宮・甲子園発着でした。また、昼間のみ運転されていた西大阪特急(N特)は三宮折り返しとなり、折り返し時間確保のため西宮〜三宮間は11分(西九条〜三宮間24分)で運転しました。なお、この頃からATSが導入され、運転間隔が従来より広がってしまいました。

(昭和44年2月発行交通公社時刻表(京阪神地区用)によると、朝ラッシュ時の梅田発急行は、7:41.7:53発が三宮行、8:05発が高速神戸行、それ以前の2本と以後の3本が御影行きとなっています。)

昭和43年4月ダイヤ改正時(神戸高速鉄道開業時)の昼間ダイヤ

 種別  梅 田 野 田 西九条 尼 崎 甲子園 西 宮 芦 屋 御 影 大石 三 宮 元 町 高速神戸 新開地 須磨浦公園
 特急 1100 -----   ----- ------ 1114 1118 1122 ----- 1128 1130 1134
 急行 1105 1108   1114 1119 1122              
 N特     1111 1117 ------ 1124 ----- ----- ----- 1135        
 特急 1112 -----   ----- ------ 1126 1130 1134 ----- 1140 1142 1146
 急行 1117 1120   1126 1131 1134              
 山陽普通 1137 1144 1146 1150/1151 1152 1212
 N特     1123 1129 ------ 1136 ----- ----- ----- 1147        
 特急 1124 -----   ----- ------ 1138 1142 1146 ----- 1152 1154 1158    
 山陽特急 阪急六甲1145 阪急三宮1153 1158 1200 -----
 急行 1129 1132   1138 1143 1146              
 N特     1135 1141 ------ 1148 ----- ----- ----- 1159        
 特急 1136 -----   ----- ------ 1150 1154 1158 ----- 1204 1206 1210/1213 1215 1232
 急行 1141 1144   1150 1155 1158              
 N特     1147 1153 ------ 1200 ----- ----- ----- 1211        
 特急 1148 -----   ----- ------ 1202 1206 1210 ----- 1216 1218 1222  
 急行 1153 1156   1202 1207 1210              
 山陽特急 1213 1220 1222 1226/1228 1230 -----
 N特     1159 1205 ------ 1212 ----- ----- ----- 1223        

 阪神は7〜23時の間、12分間隔で運転。昼間は特急12分間隔のうち、須磨浦公園行は36分間隔、その他が高速神戸行。(11時代のみ48分・24分間隔)普通は元町2番線で折り返し。N特は三宮3番線折り返しに変更され、西九条〜三宮間24分で走破。
朝ラッシュ時は御影発着急行(そのうち、梅田7:41、7:53発が三宮行、8:05発が高速神戸行)・西宮発着準急・甲子園発梅田行区間急行を運転。
夕ラッシュ時は西宮発着急行・甲子園発着準急を運転。19時以降は急行が甲子園発着となり、接続する特急が甲子園に停車。

山陽は特急30分間隔(阪神大石発・阪急六甲発各1本)、普通10分間隔(阪神大石発・阪急六甲発各1本、その他新開地発)。
阪急は昼間10分間隔で運転。特急は30分須磨浦公園行が30分間隔、その他は高速神戸行。普通は三宮折り返し。



昭和45年1月改正

 朝ラッシュ時の急行計5往復が三宮・高速神戸発着に延長されました。下り急行は三宮・高速神戸まで先着、
上りは青木で特急を待避する形になりました。


昭和45年12月改正

 朝ラッシュ時の特急は殆どが須磨浦公園・東須磨発となり、昼間の特急も毎時5本中、3本が須磨浦公園行、1本が新開地行、1本が高速神戸行となりました。

 尚、この頃の車両編成は、特急・急行が5両編成、普通が朝4両・昼〜夕方3両・夜間2両で運転され、普通は尼崎と御影で切り離し作業が行われていました。また、阪神初の冷房車急行用7001・7101・7801(7840〜)・7901(7940〜)5両編成と、普通用5261(5271〜)4両編成が登場しました。この後、急行用は昭和50年までに新造・改造によって全て冷房化されましたが、普通用は昭和52年の5001形登場まで5271〜5274の4両のみが冷房車となりました。

 

昭和46年11月ダイヤ改正時の昼間ダイヤ

 種別  梅 田 野 田 西九条 尼 崎 甲子園 西 宮 芦 屋 御 影 三 宮 元 町 高速神戸 新開地 須磨浦公園
 特急 1000 -----   ----- ------ 1014 1018 1022 1028 1030 1034 1035 1055
 急行 1005 1008   1014 1019 1022              
 N特     1011 1017 ------ 1024 ----- ----- 1035        
 特急 1012 -----   ----- ------ 1026 1030 1034 1040 1042 1046 1051 1107
 急行 1017 1020   1026 1031 1034              
 N特     1023 1029 ------ 1036 ----- ----- 1047        
 特急 1024 -----   ----- ------ 1038 1042 1046 1052 1054 1058    
 急行 1029 1032   1038 1043 1046              
 N特     1035 1041 ------ 1048 ----- ----- 1059        
 特急 1036 -----   ----- ------ 1050 1054 1058 1104 1106 1110 1111 1127
 急行 1041 1044   1050 1055 1058              
 N特     1047 1053 ------ 1100 ----- ----- 1111        
 特急 1048 -----   ----- ------ 1102 1106 1110 1116 1118 1122 1124  
 急行 1053 1056   1102 1107 1110              
 N特     1059 1105 ------ 1112 ----- ----- 1123        
 阪急神戸線は10分間隔で特急・普通(三宮止り)が運転されており、特急は高速神戸行と須磨浦公園行を交互に(1時間に3本ずつ)運転。
 山陽電鉄は20分間隔で特急(大石発1本、大石着2本、阪急六甲発2本、六甲着1本)・普通(新開地〜姫路間・
東二見間の2系統)を運転。尚、普通は東二見発着の毎時1本のみ阪神大石発、阪急六甲着で運転。

昭和49年12月改正

 尼崎〜大物間高架工事の進展により西大阪線の同区間が単線化される事になり、それに伴ってN特急が休止(廃止)され、特急、急行、普通12分サイクルの運転となりました。特急の梅田〜三宮間所要時間は28分のままでした。朝ラッシュ時の上り急行は大石にも停車するようになりました。

 夕ラッシュ時も12分サイクルで特急・急行・準急・普通が運転され、特急は須磨浦公園行と新開地行を交互に、急行は高速神戸に延長されました。急行は18時代には御影行・西宮行に、準急は尼崎行になりました。

 

 種別  梅 田 野 田 尼 崎 甲子園 西 宮 芦 屋 御 影 三 宮 元 町 高速神戸 新開地 須磨浦公園
 特急 1000 ----- ----- ------ 1014 1018 1022 1028 1030 1034 1035  
 急行 1006 1009 1015 1020 1023              
 特急 1012 ----- ----- ------ 1026 1030 1034 1040 1042 1046 1051 1107
 急行 1018 1021 1027 1032 1035              
 特急 1024 ----- ----- ------ 1038 1042 1046 1052 1054 1058    
 急行 1030 1033 1039 1044 1047              
 特急 1036 ----- ----- ------ 1050 1054 1058 1104 1106 1110 1112 1127
 急行 1042 1045 1051 1056 1059              
 特急 1048 ----- ----- ------ 1102 1106 1110 1116 1118 1122 1130 1145
 急行 1054 1057 1103 1108 1111              

昼間下りダイヤ:普通は梅田1番線から発車し、野田(特急)・尼崎(急行)・プール前(特急)・西宮(急行・特急)・御影(特急)で
待避して元町2番線で折り返し。上りは野田で待避せず、尼崎から待避することなく梅田に到着。

 

 種別  須磨浦公園 東須磨 新開地 高速神戸 元 町 三 宮 御 影 青 木 芦 屋 西 宮 甲子園 武庫川 尼 崎 野 田 梅 田
 特急 715 721 731 733 737 740 747 ----- 753 757 ----- ----- ----- ----- 816
 急行       729 732 735 744 751 756 800 804 ----- 811 819 823
 準急                   753 805 808 813 827 831
 区急                     807 810 819 829 833
 特急 726 732 742 745 749 752 759 ----- 815 809 ----- ----- ----- ----- 828

朝ラッシュ時上りダイヤ:約12分間隔運転。特急は須磨浦公園・東須磨発で三宮〜梅田間36分運転。急行は高速神戸(一部新開地)発、青木で特急待避。準急は西宮発で普通からの接続を受けて発車。甲子園(特急・急行)・千船(特急)で待避。区間急行は甲子園発で普通からの接続を受けて発車。尼崎で特急待避。普通は元町発で、御影(急行・特急)・西宮(準急・特急・急行)・甲子園(区急)・プール前(特急)・千船(急行)で待避・接続する。

 

 種別  梅 田 野 田 尼 崎 甲子園 今津 西 宮 芦 屋 御 影 三 宮 元 町 高速神戸 新開地 須磨浦公園
 特急 1700 ----- ----- ------ ---- 1716 1720 1725 1731 1734 1738 1740 1758
 急行 1704 1708 1715 1720 1723 1726 1730 1735 1742 1744 1747 1749  
 準急 1705 1710 1719/1721 1730                  
 特急 1712 ----- ----- ------ ---- 1728 1732 1737 1743 1746 1750    
 急行 1716 1720 1727 1732 1735 1738 1742 1747 1754 1756 1759    
 準急 1717 1722 1731/1733 1742                  
 特急 1724 ----- ----- ------ ---- 1740 1744 1749 1759 1801 1804 1810 1817
 急行 1728 1732 1739 1744 1747 1750 1754 1759 1806 1808 1811    
 準急 1729 1734 1743/1745 1754                  
 特急 1736 ----- ----- ------ ---- 1752 1756 1801 1809 1811 1813 1815  

夕ラッシュ時ダイヤ:12分間隔で特急・急行・準急・普通を運転。

 

  この頃(昭和49年12月〜昭和62年以前)列車別停車駅一覧表

  梅田 福島 野田 淀川 姫島 千船 杭瀬 大物 尼崎 出屋敷 プール前 武庫川 鳴尾 甲子園 久寿川 今津 西宮東口 西宮 香枦園 打出 芦屋 深江 青木 魚崎 住吉 御影 石屋川 新在家 大石 西灘 岩屋 春日野道 三宮 元町 西元町 高速神戸 新開地 大開 高速長田 西代 板宿 東須磨 月見山 須磨寺 須磨 須磨浦公園
特急                                                      
急行                     →1         ←2         ←3       昼梅田〜西宮間、夜梅田〜甲子園間運転
区急               朝ラッシュ時上りのみ運転
準急   ←4     →5     朝ラッシュ時梅田〜西宮間、夕ラッシュ時・休日昼夕梅田〜甲子園間運転
山陽特急                                                                    
○〜終日停車 ●〜平日夜間・休日夕方以降停車 →1〜下り夕方停車 ←2〜上り朝夕ラッシュ時停車 ←3〜上り朝ラッシュ時停車 ←4〜上り夕方停車 →5〜下り停車

 


昭和52年4月30日改正

 大物〜姫島間高架化完成により、特急の所要時間が梅田〜三宮間で27分台になり、昭和38年12月改正レベルに戻りました。


昭和56年3月

 この年の3月20日から9月15日に神戸の人工島ポートアイランドで博覧会「ポートピア’81」が開催され、
これに先だってアクセス鉄道として三宮からポートアイランド内を循環する新交通システム「ポートライナー」が
3月1日に開通しました。多くの観客が見込まれ、阪神も休日昼間の急行を三宮まで延長運転して対応しました。
この”臨時”急行にはかもめを描いたヘッドマークが取りつけられていました。

これに合わせ、三宮駅改札口が改良され、そごう側に有った出口を券売機売場に変更し、改札口を西側に集約
し、ポートライナーへの乗り継ぎに配慮しました。


昭和56年12月4日改正(朝ラッシュ時に区間特急が登場)

 上りに芦屋発梅田行区間特急が1本設定され、西宮・甲子園に停車しました。当時、芦屋浜ではシーサイド
タウンという高層ビル団地が造成されており、ここに住む人に阪神の利用を促進する目的から芦屋始発となった
様です。使用車両は尼崎から石屋川で折り返し、芦屋まで回送していました。また、区間特急が入るときは
14分間隔に延びてしまいました。尚、行き先表示幕に区間特急が無く、赤字に白文字で特急と書かれたものを
使用し、円形のヘッドマークを取り付けました。

 種別  須磨浦公園 東須磨 新開地 高速神戸 元 町 三 宮 御 影 青 木 芦 屋 西 宮 甲子園 武庫川 尼 崎 野 田 梅 田
 特急 726 731 742 744 749 752 759 ----- 805 809 ----- ----- ----- ----- 828
 急行       741 744 747 756 803 808 812 816 ----- 823 831 835
 準急                   805 816 808 825 838 842
 区急                     818 810 831 841 844
 区間特急                 815 819 823 ----- ----- ----- 839
 特急 739 744 755 757 802 805 812 ----- 818 822 ----- ----- ----- ----- 841

 


昭和58年12月改正(休日昼間急行を格上げ、快速急行が登場)

 この年、阪神は大手私鉄で初めて100%冷房化を達成しました。そして12月には休日昼間の急行を三宮まで
延長、下りはノンストップ、上りは青木停車の快速急行を運転しました。当時、芦屋・御影通過の列車は無く、
非常に新鮮でしたが下りはともかく、上りの乗車率は青木で特急を待避することや、他列車のダイヤ変更を行わ
なかったために三宮発時刻がばらばらになったことなどからひどいものでした。当時の阪神の考えは、尼崎など
から三宮へ少しでも早く行けるようにしたもので試行の意味合いが強かったのではないかと思われます。快速
急行の新設により、三宮駅3番線はN特休止以来9年ぶりの本格的使用となりましたが、当時の三宮駅3番線
ホームは5両分しかなく、梅田方1両は扉を開ける事ができず、神戸方車両から連結幌を通って乗車しました。
その後、ホーム延長工事によって、乗車ホーム側は6両分が確保されています。

 種別  梅 田 野 田 尼 崎 甲子園 西 宮 芦 屋 御 影 三 宮 元 町 高速神戸
 特急 1000 ----- ----- ------ 1014 1017 1021 1027 1029 1033
 快速急行 1005 1008 1014 1020 1024 ----- ----- 1037    
 準急 1006 1010 1022 1030            
 特急 1012 ----- ----- ------ 1026 1029 1033 1039 1041 1045
 快速急行 1017 1020 1026 1032 1036 ----- ----- 1049    
休日下り昼間ダイヤ:快速急行は梅田発9:17〜15:29の間、毎時5・17・29・41・53分発、昼間準急は12・1・2月運休。
             快速急行終了後は、17時代まで高速神戸(新開地)行急行、18時以降は甲子園行急行を運転。
 種別  元 町 三 宮 御 影 青 木 芦 屋 西 宮 甲子園 尼 崎 野 田 梅 田
 特急 1010 1013 1018 ----- 1023 1026 ----- ----- ----- 1040
 快速急行   1008 ----- 1022 ----- 1028 1031 1036 1043 1046
 準急             1032 1041 1052 1056
 特急 1022 1025 1030 ----- 1035 1038 ----- ----- ----- 1052
 快速急行   1023 ----- 1034 ----- 1040 1043 1048 1055 1058
休日上り昼間ダイヤ:快速急行は三宮発9:23〜16:09の間、毎時08・23・35・48・59分発、(山陽電車のダイヤを避けたため、
感覚が不揃いになっていました。)昼間準急は12・1・2月運休。

昭和59年3月25日改正(武庫川線延伸開業、山陽15分サイクル化)

 今回は山陽電車が従来の昼間20分サイクル(特急1・普通2)を、15分サイクル(特急1・普通1)に変更したのに伴うダイヤ改正で、昼間はそれまで山陽普通は1時間当り6本で、内、新開地中線折り返しが4本もあり、阪神と阪急の特急は各々1本、2本が高速神戸止まりでしたが、山陽普通が4本となり、全ての折り返しが高速神戸になったため、空いた新開地駅中線を使って阪神・阪急とも、1本ずつが新開地へ延長されました。これにより、昼間〜夕方の特急全列車が新開地行か須磨浦公園行に統一され、神戸電鉄乗り換えがスムーズになりました。

 その他では、休日のみ運転の快速急行が三宮発車時刻を特急の2分前に統一、また平日夕方の御影行急行1本が
高速神戸行に延長された程度で、むしろ主役は武庫川団地前への延伸が完成した武庫川線でした。

  武庫川線はそれまで、3301形が単行で走り、昼間は30分毎に、ラッシュ時でも12分〜20分毎に運転されていました。それが住宅公団(当時)が開発していた武庫川団地の交通機関として注目を浴びる様になり、延伸費用・車両増備費用(3両分)・各駅ホーム・軌道改善費用全額を公団の負担して建設・開通しました。車両は7861形2両になり、ダイヤも昼間20分毎、朝夕は12分毎に大増発されました。またそれまで使用できなかった冷房装置も2両編成化に伴い、使用可能になりました。

 尚、武庫川団地前延伸は、4月3日ですがダイヤ改正は本線と同日に行われました。


昭和62年7月1日改正

 阪神百貨店の閉店時刻が7時まで延長されたのに伴い、尼崎行準急2本が19時代に設定されました。余談
ですが、この頃までは百貨店の閉店は夜6時、スーパーは夜7時が相場でした。


昭和62年12月13日改正(快速急行・区間特急の増発、ダイヤパターンの大幅な変更)

 分割民営化寸前の昭和61年11月、国鉄は最後の大反撃に出ました。複々線をフルに使用することが可能と
なり、内線経由で阪神間26分運転だった新快速は外線経由となって22分に短縮、また、昼間は15分毎に
新快速・快速・普通を運転していたのを、普通を7〜8分毎に倍増し、新快速と快速の運転間隔も7〜8分間隔とし、
非常に乗りやすくなりました。その後、唱和62年4月1日に国鉄は分割民営化によってJR(旅客鉄道6社、
貨物鉄道、その他)化され、駅員によるあいさつの励行をはじめとするイメージアップを展開しはじめました。

 これに刺激されたのか、阪神は阪急・山陽共々、大掛かりなダイヤ改正を行う事になりました。 まず昼間では、
それまで西宮で折り返していた急行を三宮まで延長し、平日・休日共快速急行として運転することになり、
上りの青木停車も解消され梅田〜三宮間を29〜30分で結びました。これにより梅田からは5〜7分毎に、
三宮からは4〜8分毎に特急か快速急行が走ることになり、阪神間先着列車は毎時10本となり、JR(8本)・
阪急(6本)を上回りました。(阪急は特急の26分運転を行いました。) 

 初めて利用する人には、特急が停車する芦屋や御影に下位種別である快速急行が通過する点に疑問を
覚えるのでしょうが、中間駅から梅田・三宮両ターミナルへの所要時間をできるだけ短くする事、梅田〜三宮間の
所要時間を維持しつつ、先着列車の本数を倍増させた事等、非常に考えられたものに仕上がりました。尚、
西宮付近高架化工事により西宮の折り返しが出来なくなる事も快速急行を設定した一要因と言われています。

 当時の新聞記事では、「特急並の快速急行を増発」という紹介がなされており、これ以降、約10年に渡り快速急行が
ダイヤ改正の目玉となっていきました。

 種別  梅田 野 田 尼 崎 甲子園 西宮 芦 屋 御 影 大 石 三 宮 元町 神戸 新開地 長田 板宿 須磨 須磨浦公園
 特急 1000 ----- ----- ------ 1014 1017 1021 ----- 1027/1028 1030 1034 1035        
山陽特急               1024 1031 1033 1037 1039 1043 1046 1050 -----
 快急 1005 1008 1014 1019 1023 ----- ----- ----- 1035              
 特急 1012 ----- ----- ------ 1026 1029 1033 ----- 1040/1042 1044 1046 1049 1053 1056 1102 1104
山陽特急         (阪急六甲始発 1037) (急三1044) ==== 1049 1054 1058 1101 1105 -----
 快急 1017 1020 1026 1031 1035 ----- ----- ----- 1047              
 特急 1024 ----- ----- ------ 1038 1041 1045 ----- 1051/1052 1054 1058 1100 1103 1107 1113 1115
山陽特急               1052 1059/1101 1103 1107 1109 1113 1116 1120 -----
 快急 1029 1032 1038 1043 1047 ----- ----- ----- 1100↑接続              
 特急 1036 ----- ----- ------ 1050 1053 1057 ----- 1103 1105 1109 1111        
 快急 1041 1044 1050 1055 1059 ----- ----- ----- 1111              
山陽特急         (阪急六甲始発 1107) (急三1114) ==== 1119 1124 1128 1131 1135 -----
 特急 1048 ----- ----- ------ 1102 1105 1109 ----- 1115/1116 1118 1124 1126 1130 1133 1139 1141
 快急 1053 1056 1102 1107 1111 ----- ----- ----- 1123              

 例えば尼崎から三宮まで、特急乗換えなら25分だったのが、快速急行で21分に短縮されています。途中駅相互間が、

西宮で乗換えとなるのは、従来通りです。

 朝ラッシュ時は、12分サイクルから阪急・山陽と合せた13.5分サイクルになり芦屋始発だった区間特急が
三宮発となって3本に増発されました。区間特急は芦屋・甲子園に停車し、西宮を通過すると言う大胆な
パターンをとりました。この列車の設定により、13.5分サイクルに6系統(特急・区間特急・急行・区間急行・
準急・普通)運転となり、1時間当たりの最大本数は27本(以前は25本)になりました。(区間特急は月〜金曜の
運転とし、土曜日は運休。)

 また、準急が初めて御影まで5往復運転され西宮以西は魚崎・深江(・上りのみ芦屋)に停車しました。準急は
下りが野田で急行と接続・尼崎で特急を待避した後、西宮で普通を追い越し、御影まで先着。上りは西宮で普通を
追い越し、甲子園で区間特急接続・特急待避、センタープール前(5列車のみ停車、それ以外は甲子園で急行と
接続)で急行待避、千船で再び区間特急・特急を待避するダイヤでした。

 準急の延長運転に伴い、4両対応だった深江・魚崎のホームが5両分に延長され、また、ダイヤの都合上、
梅田における発着ホームが平日朝のみ、準急が1番線、普通が4番線に入れ替わりました。

 種別  東須磨 新開地 高速神戸 元 町 三 宮 御 影 魚 崎 青 木 深 江 芦 屋 西 宮 甲子園 武庫川 プール前 尼 崎 野 田 梅 田
 区間特急         739 ----- ----- ----- ----- 752 ----- 759 ----- ----- ----- ----- 814
 特急 720 730 734 738 741 749 ----- ----- ----- 754 758 ----- ----- ----- ----- ----- 816
 急行     729 733 736 744 ----- 752 ----- 757 801 805 ----- ----- 812 820 823
 準急           740 742 ----- 746 748 752 802 805 809 813 828 833
 区急                       806 810 ----- 820 830 834
 区間特急         752 ----- ----- ----- ----- 805 ----- 812 ----- ----- ----- ----- 827
 特急 736 746 748 752 755 802 ----- ----- ----- 808 812 ----- ----- ----- ----- ----- 829

 

 夕ラッシュ時は、下り準急が野田で急行と接続する事になり、福島から尼崎以西各駅までの所要時間が大幅に
短縮されました。また急行は、西宮以西で特急の直前を同じ停車駅で走るため、全区間で混雑が続きました。

 特急は新開地行・須磨浦公園行を交互に設定していましたが、昼間に比べかなりスピードがダウンしています。
 普通は下りが千船(特急)・尼崎(急行)・プール前(特急)・西宮(急行・特急)・御影(急行・特急)で待避し、
元町で折り返し。上りは御影(急行・特急)・西宮(特急・急行)・プール前(特急)・尼崎(急行)で待避しました。

 尚、上り急行は青木に停車して特急を待避(大石・今津は通過)しましたが、これは高速神戸における折り返し
の制約から従来通りこのパターンになっています。

  梅田 野田 尼崎 武庫川 甲子園 今津 西宮 芦屋 御影 三宮 元町 高速神戸 新開地 須磨浦公園
特急 1800 ---- ---- ---- ---- ---- 1816 1820 1825 1832/1833 1835 1839 1841  
準急 1801 1805/1808 1817/1821 1826 1830                  
急行 1804 1807 1814 ---- 1820 1823 1826 1829 1834 1840/1841 1843 1847    
特急 1812 ---- ---- ---- ---- ---- 1828 1832 1837 1844/1844 1846 1850 1851 1911
準急 1813 1817/1820 1829/1833 1838 1842                  
急行 1816 1819 1826 ---- 1832 1835 1838 1841 1846 1852/1854 1856 1859    
特急 1824 ---- ---- ---- ---- ---- 1840 1844 1849 1855/1856 1858 1903 1904  

 特急の甲子園停車は梅田発19時24分からに繰り下がり、急行も18時代の御影行を高速神戸行に、
19時代の甲子園行2本を西宮行に変更しました。

 深夜では、梅田発23時6分、20分の急行が御影まで延長され、御影で普通に接続しました。

 種別  梅 田 野 田 尼 崎 武庫川 甲子園 今津 西 宮 芦 屋 御 影 三 宮 元 町 高速神戸 新開地
 特急 2300 ----- ----- ---- 2312 ---- 2315 2318 2322 2328 2331 2336 2338
急行 2306 2309 2315 2319 2322 2325 2327 2330 2335 御影で普通高速神戸行に接続
急行 2320 2323 2330 2334 2337 2340 2342 2345 2350 御影で普通元町行に接続
急行 2333 2336 2343 2347 2349 尼崎で普通元町行に接続
急行 2350 2353 2400 2403 2406 尼崎で普通元町行に接続 元町行最終連絡

 

 また、休日の午前から昼に運転されている準急の梅田発車を快速急行の前に変更し、千船で準急を待避
しました。

 普通はこの改正から夜間も含めて終日4両編成となり、夜間の2両編成時間帯に行われていた車掌による
改集札も廃止され、自動改札が終日使用となりました。

 尚、この改正で山陽特急が利用者の増加した板宿に停車しています。

  梅田 福島 野田 淀川 姫島 千船 杭瀬 大物 尼崎 出屋敷 プール前 武庫川 鳴尾 甲子園 久寿川 今津 西宮東口 西宮 香枦園 打出 芦屋 深江 青木 魚崎 住吉 御影 石屋川 新在家 大石 西灘 岩屋 春日野道 三宮 元町 西元町 高速神戸 新開地 大開 高速長田 西代 板宿 東須磨 月見山 須磨寺 須磨 須磨浦公園
特急                                                      
区特                                                           朝ラッシュ時上り3本のみ
快急                                                       昼間のみ運転
急行                     →1         ←2         ←3       朝夕深夜運転、夜間は梅田〜甲子園間運転
区急               朝ラッシュ時上りのみ運転
準急   ←4   ←6 →5         ←6     朝ラッシュ時梅田〜御影間、夕ラッシュ時・休日昼夕梅田〜甲子園間運転
山陽特急                                                                  
○〜終日停車 ●〜平日夜間・休日夕方以降停車  →1〜下り夕・深夜停車 ←2〜上り朝夕ラッシュ時停車 ←3〜下り朝ラッシュ時停車 ←4〜上り夕方停車       →5〜下り停車 ←6〜上り朝ラッシュ時停車 

 


平成3年4月7日改正(夕方の急行を快速急行に変更し、魚崎に停車、24時発特急運転)

 バブル景気も終焉を迎えようとしていた平成3年、阪神の輸送量はピークを迎えましたが、一方でJRの攻勢は激しく、
阪神は対策に追われる様になりました。平成2年の六甲ライナー開業と同時に快速を住吉に停車させたJRと比べて、
阪神は当時、全く手を打たず、六甲ライナー乗換え客はJRが独占してしまいました。また、当時はバブル景気末期で
深夜の電車が非常に混雑しており、その対策も行う事になりました。

 朝ラッシュ時では、上り区間特急を1本増発(三宮発7時26分)し4本になり、特急と共に野田でも普通を追い
越す様になり、三宮〜梅田間で2分短縮し、33分になりました。準急は、上り御影〜西宮間で先行する普通との
ダンゴ状態を解消するため、青木で普通を追い越す様になり、遅延による優等列車への影響を減少させました。

下りは御影行最終2本が三宮へ延長され、御影〜三宮間をノンストップで結びました。ただ、このときは同区間で
準急・急行・特急が続行運転するという効率の悪いものでした。

 夕方では、急行が梅田〜三宮間の快速急行に変更され、代わりに普通が高速神戸まで乗り入れる様になり
ました。快速急行は、梅田発19時40分まで運転され、特急の甲子園停車も20時発からに繰り下がりました。
また、夕方に限り快速急行が魚崎に停車し、これが阪神としては初めての六甲アイランド対策になりました。

 深夜では、梅田発23時20分の急行を元町行に、35分発を御影行に延長しました。そして、月〜金のみ運転
ながら24時発元町行特急を設定したのは画期的でした。この特急は甲子園で普通と接続し、梅田から西宮・芦屋・
神戸方面への最終列車時刻延長と時間短縮を実現しました。

 

 種別  梅 田 野 田 尼 崎 武庫川 甲子園 今津 西 宮 芦 屋 御 影 三 宮 元 町 高速神戸 新開地
 特急 2300 ----- ----- ---- 2312 ---- 2315 2318 2322 2328 2330 2336 2337
急行 2305 2308 2314 2318 2321 2323 2326 2329 2334 御影で普通高速神戸行に接続
急行 2320 2323 2329 2333 2336 2338 2341 2344 2349 2355 2357 御影で普通高速神戸行に接続
急行 2335 2338 2344 2348 2351 2353 2356 2359 2403 御影で普通元町行に接続  
急行 2349 2352 2359 2403 2406                
特急 2400 ---- ---- ---- 2412 ---- 2415 2418 2422 2428 2430 甲子園で普通元町行に接続

 

 休日では、午前から昼にかけての下り甲子園行準急を急行に変更し、急行・快速急行の続行運転を行いました。

 一方、山陽電鉄では朝ラッシュ時に運転されていた通勤特急や深夜に運転されていた区間運転の特急を統合し、
S特急という新種別に統合されました。S特急の一部は阪神三宮で区間特急に接続しました。また、山陽特急に
限り、神戸高速鉄道の西元町・大開・(花隈)を通過する事になり、昭和43年の神戸高速鉄道開業以来、守られた
線内各駅停車の原則が初めて破られ、更に、阪神西灘は山陽特急の一部が6両化される事と、ダイヤ設定上の
問題から山陽電車全てが通過となりました。

 尚、8000系の増備により、準急・夜間急行及び一部の区間急行に残っていた5両編成が、全て6両編成化
され、5両対応だった福島・姫島・深江・魚崎・ではホームが6両分に延長されました。また、5両対応の梅田駅
4番線から準急を発着させることが困難になり、一部の時間帯だけ変更するのでは利用者が混乱する事から、
4番線は4両編成の普通専用となり、準急は1番線使用が標準となる様に変更し、更にダイヤの都合上、夕方のみ
特急を1番線、準急を2番線に変更しました。

 

 

  梅田 福島 野田 淀川 姫島 千船 杭瀬 大物 尼崎 出屋敷 プール前 武庫川 鳴尾 甲子園 久寿川 今津 西宮東口 西宮 香枦園 打出 芦屋 深江 青木 魚崎 住吉 御影 石屋川 新在家 大石 西灘 岩屋 春日野道 三宮 元町 西元町 高速神戸 新開地 大開 高速長田 西代 板宿 東須磨 月見山 須磨寺 須磨 須磨浦公園
特急                                                      
区特                                                           朝ラッシュ時上り4本のみ
快急                                                     昼間・夕方運転
急行                     →1         ←2         ←2       朝・深夜運転、夜間・休日昼下り梅田〜甲子園間運転、
区急             朝ラッシュ時上りのみ運転
準急   ←3   ←2         ←2     朝ラッシュ時梅田〜御影間、夕ラッシュ時・休日昼上り・休日夕梅田〜甲子園間運転
山陽特急                                                                        
○〜終日停車 ●〜平日夜間・休日夕方以降停車 ◎〜夕方停車 →1〜下り夕・深夜停車 ←2〜上り朝夕ラッシュ時停車  ←3〜上り夕方停車  

平成5年4月〜9月

 神戸ではこの年、アーバンリゾートフェア’93が行われ、それに伴って、休日昼間の快速急行が魚崎に臨時停車
しました。また、神戸市内の鉄道や市バスに乗れるアーバンリゾートチケットが販売されました。

 尚、同年7月には山陽電鉄のダイヤ改正では平日ダイヤからS特急の一部を間引いた土曜ダイヤが採用された
ため、阪神でも山陽乗り入れ区間である大石以西では土曜ダイヤが誕生しました。

 9月には1984年に着工された梅田〜野田間の地下化工事が暫定的ながら完成し、切替が行われました。
この切替には通常の高架化時における切替に比べ、大幅に時間を必要としたため、切替前日の終電を繰り上げ、
切替後の始発も繰り下げ、この間、梅田〜野田間を代行バスで輸送するなど、大掛かりなものになりました。


平成6年3月改正

 快速急行全列車が、魚崎に停車することになりました。これにより、魚崎は勿論、青木・深江・打出・香枦園〜
三宮間も魚崎乗換えにより3分もの短縮が実現しました。しかし、朝ラッシュ時は依然として準急が停車する
だけで、早急な改善が求められました。


平成7年3月改正?

 平成7年1月13日の神戸新聞は阪神が梅田〜三宮間特急を15〜20秒短縮し、同区間を26分台で運転する
計画と報じました。正式なプレスリリースか否か不明ですが、これは加速性能に劣る3000系でも運用可能な
ものであり、昼間の特急・快速急行全列車を同年春には21編成になる8000系化する事で、梅田〜三宮間を
特急で25分台に短縮する事も考えられていた様です。平成に入り、梅田〜野田間地下化や尼崎〜プール前間
高架化など路線改良が進んだ成果を出すチャンスでもありました。しかし、あの悪夢が私達、阪神間の住民を
襲う日が刻一刻と迫っていました。


平成7年1月17日阪神・淡路大震災(平成7年兵庫県南部地震)発生

 平成7年1月17日午前5時46分、震度7の大地震が神戸・阪神・淡路地区を襲いました。当時は真冬だった
ので、停電が起きると辺りは真っ暗になり、大混乱が始まりました。当然、阪神間の鉄道は完全に止まり、阪神は
全線開通までに3〜6ヶ月はかかると発表、翌18日には、梅田〜甲子園間で急行・普通12分間隔による運転が
再開され、人々を勇気付けました。(同日、阪急・JRも西宮北口・尼崎(塚口)以東の運転を再開)

 1月23日から阪神(甲子園〜三宮間)・JR(甲子園口〜三ノ宮間)・阪急(西宮北口〜三宮間)各社は代替バスの
運行を始めました。当初は、2号線や43号線で走行規制等がうまくいっておらず、神戸市内のルートは
山手幹線経由となっていましたが、いずれにしても渋滞に巻き込まれたり乗車できるまでに4時間待ちなどという
事態となっており、多くの地元住民は徒歩や自転車を利用しました。

 1月26日には、青木まで開通し、神戸市内と大阪が結ばれました。当日の夕刊には震災後に初めて大阪から
神戸市内に鉄道が乗り入れたとして大々的に報じられました。運転は急行・普通が中心で、朝夕ラッシュ時には
特急も運転されました。青木駅は梅田側にしか渡り線がありませんが、この日に合わせて神戸側にも手動の
渡り線を設置、更にそれまで5両対応だった2番線をホームを6両対応に改造しました。ちなみに、普通は3番線
折り返し、急行・特急は4番線入線後、神戸側の手動渡り線を使用して1・2番線より発車していました。

これにより、阪神の代替バスも青木〜三宮間の運行となり、1月28日には43号線にバス専用レーンが設けられ、
同区間ノンストップ便が43号線経由で設定され、スピードアップが可能となりました。(青木のバス乗場は駅より
西300mほどの十二間道路上に設置されていました。)

 尚、西宮以西では軌道状態が非常に悪く、25km/hの徐行運転による復旧となりました。また、阪神の車両には
青木行の表示幕が無く、やむを得ず御影行の表示で運行されていました。

 2月1日には、三宮〜高速神戸間が5000系1本の単線折り返し運転による20分間隔で運転開始、6日には
三宮〜新開地間に延長され、神戸以西が開通していたJRと合わせて三宮と須磨・明石方面が結ばれました。

その後、7日未明には尼崎駅付近で回送列車の脱線事故を起こしましたが、11日には青木〜御影間が開通、
20日には三宮〜岩屋間、3月1日には西灘(仮駅)まで開通し、代替バスの運転区間が御影〜西灘間に短縮
されました。3月1日の時点で、梅田〜御影間は特急・急行共32分(続行運転)で結ばれました。西灘〜
新開地間では阪神・ジェットカー2本、山陽5000系2本、3000系1本を使用して西灘〜新開地間を8〜10分
間隔(岩屋開通時は6〜10分)で運転しました。

 4月9日にはほぼ震災前のダイヤに戻り、梅田〜芦屋間が16分に、梅田〜御影間でも23分に短縮されました。
しかし、4月1日にはJR神戸線が脅威の早さで開通し、阪神間直通旅客はJRに移行してしまい、阪神は阪急と
共に1日も早い全線復旧が待たれました。

 また、阪神は車両の被災も多く全314両中、126両が被災し、内41両(8000系15両、2000系12両、
3000系6両、5151形2両、5261形2両、5331形2両)が廃車され、運行に影響を与えましたが、阪神電鉄・
武庫川車両の努力で、車両の補修が急ピッチで行われました。そして、阪急開通2週間後の6月26日に、
阪神電車は全線復旧し、ダイヤ改正が行われました。

 

   地震発生から完全復旧までの状況

  梅田 甲子園 青木 御影 西灘 岩屋 三宮 元町 高速神戸 新開地 大開 高速長田 西代
1.17.             地震発生 全線不通
1.18.〜25. 普通・急行12分毎 (1.23.より甲子園〜三宮間代行バス運転)            
1.26.〜31. 普通・急行12分毎(朝夕には特急・準急も運転) 青木〜三宮間代行バス運転            
2. 1.〜5. 普通・急行・特急12分毎(朝夕には準急も運転) 青木〜三宮間代行バス運転 普通20毎        
2. 6.〜10. 普通・急行・特急12分毎(朝夕には準急も運転) 青木〜三宮間代行バス運転 普通6〜10分毎      
2.11.〜19. 普通・急行・青木着芦屋発特急12分毎(朝夕には・準急も運転) 御影〜三宮間代行バス運転 普通6〜10分毎      
2.20.〜28. 普通・急行・青木着芦屋発特急12分毎(朝夕には準急も運転) 御影〜岩屋間代行バス運転 普通6〜10分毎      
3. 1.〜4.8. 普通・急行・特急12分毎(朝夕には準急も運転)梅田〜御影間32分 普通6〜10分毎 (御影〜西灘間代行バス運転)      
4. 9.〜6.25. 普通・急行・特急12分毎(ほぼ震災前ダイヤに戻る)梅田〜御影間特急23分 普通6〜10分毎 (御影〜西灘間代行バス運転)      
6.26.〜 梅田〜新開地間全線で運転再開 普通・快急・特急12分毎(山陽車3編成が阪神大石・阪急六甲〜新開地間を毎時1本ずつ運転)   6.18.〜高速長田以西全線で運転再開(特急は須磨まで各停運転)
8.13.〜 神戸高速新開地〜高速長田間復旧により、山陽電鉄との相互乗り入れ再開
1996.3.20. 石屋川車庫等施設、車両の完全復旧

平成7年6月26日改正

 阪急神戸線に遅れる事2週間、阪神本線もついに全線が復旧しました。他に主要路線を持つJR・阪急に比べて
本線が命綱である阪神では、他社では行われなかった開通式が御影駅下りホームで行われました。

 ダイヤ面では、出来る限り震災前のレベルに戻す事が大前提とされましたが、朝ラッシュ時と深夜以外は大いに
改善されました。昼間は従来通り、特急・快急・普通を12分間隔で運転し、特急はカーブ通過速度の向上(5km/h)
によって、梅田〜三宮間の所要時間が26分55秒に短縮されました。

 

  梅田 野田 尼崎 甲子園 西宮 芦屋 魚崎 御影 大石 三宮 元町 高速神戸 新開地
特急 1000 ---- ---- ----- 1013 1016 ---- 1021 ---- 1026 1030 1033 1035
山陽                 1024 1030 1032 1035 1037
快急 1005 1008 1014 1019 1022 ---- 1028 ---- ---- 1035      
特急 1012 ---- ---- ----- 1025 1028 ---- 1033 ---- 1038 1041 1044 1046
快急 1017 1020 1026 1031 1034 ---- 1040 ---- ---- 1047      
特急 1024 ---- ---- ----- 1037 1040 ---- 1045 ---- 1050 1053 1056 1058
快急 1029 1032 1038 1043 1046 ---- 1052 ---- ---- 1059      
特急 1036 ---- ---- ----- 1049 1052 ---- 1057 ---- 1102 1105 1108 1110
快急 1041 1044 1050 1055 1058 ---- 1104 ---- ---- 1111      
特急 1048 ---- ---- ----- 1101 1104 ---- 1109 ---- 1114 1117 1120 1122
快急 1053 1056 1102 1107 1110 ---- 1116 ---- ---- 1123      

 

 朝ラッシュ時は、13.5分間隔で特急・急行・区急(上りのみ)・準急・普通と区間特急を2本(7月20日までと
9月1日からは3本・上りのみ)運転しました。また、区間特急は今回から六甲ライナーに接続する魚崎にも停車
することになりました。(六甲ライナーは7月に魚崎以南が開通)準急は下り2本、上り4本のみ御影発着となり、
区急も震災前より2本少なくなりました。(震災前の計画では区間特急を5本に増発する計画だったため、六甲
ライナーの魚崎以南復旧時には特急2本が魚崎に臨時停車しました。)

 

 種別  新開地 高速神戸 元 町 三 宮 御 影 魚 崎 青 木 深 江 芦 屋 西 宮 甲子園 武庫川 プール前 尼 崎 野 田 梅 田
 区間特急       739 ----- 747 ----- ----- 751 ----- 759 ----- ----- ----- ----- 812
 特急 733 735 739 741 749 ----- ----- ----- 754 758 ----- ----- ----- ----- ----- 814
 急行 727 729 733 736 744 ----- 752 ----- 756 801 805 ----- ----- 812 819 822
 準急         740 742 ----- 746 748 752 802 805 809 813 828 833
 区急                     806 810 ----- 820 830 834
 区間特急       753 ----- 801 ----- ----- 805 ----- 812 ----- ----- ----- ----- 826
 特急 745 747 751 755 802 ----- ----- ----- 807 812 ----- ----- ----- ----- ----- 827
 特急 756 800 804 807 814 817 ----- ----- 821 825 ----- ----- ----- ----- ----- 840
 特急 811 813 818 821 828 830 ----- ----- 834 838 ----- ----- ----- ----- ----- 853

 

 一方、夕方は19時台の準急を急行に変更し、快急と連続して運転し、尼崎・甲子園への着席サービスを向上
させました。このパターンは、梅田発20時17分まで続き、特急の甲子園停車も20時24分発からになりました。

 

  梅田 野田 尼崎 武庫川 甲子園 今津 西宮 芦屋 魚崎 御影 三宮 元町 高速神戸 新開地
特急 2000 ---- ---- ---- ---- ---- 2015 2019 ---- 2023 2029 2031 2035 2037
急行 2002 2006 2012 2016 2018                  
快急 2005 2008 2015 ---- 2020 2022 2025 ---- 2031 ---- 2038      
特急 2012 ---- ---- ---- ---- ---- 2027 2031 ---- 2035 2041 2043 2047 2049
急行 2014 2018 2024 2028 2030                  
快急 2017 2020 2027 ---- 2032 2034 2037 ---- 2043 ---- 2050      
特急 2024 ---- ---- ---- 2036 ---- 2040 2043 ---- 2047 2053 2055 2059 2101

 深夜は石屋川車庫の再建まで、神戸方面への終電が30分以上早めざるを得なくなり、元町行き最終は23時20分に
なりました。また、尼崎車庫だけでは全車両を入庫させる事ができず、野田・千船など、待避線のある駅にも車両を存置
させていました。

 

 種別  梅 田 野 田 尼 崎 武庫川 甲子園 今津 西 宮 芦 屋 御 影 三 宮 元 町 高速神戸 新開地
 特急 2300 ----- ----- ---- 2312 ---- 2315 2318 2322 2328 2330 2336 2337
急行 2305 2308 2314 2318 2321 2323 2326 2329 2334 2340 2342 2345  
急行 2320 2323 2329 2333 2336 2338 2341 2344 2349 御影で新開地行普通に接続
急行 2335 2338 2344 2348 2351 2353 2356 2359 2403        
急行 2349 2352 2359 2403 2406                
急行 2400 2403 2409 2413 2416 甲子園で御影行普通に接続      

 また、神戸高速の新開地〜高速長田間が復旧していなかったため、山陽の車両3本が阪神大石・阪急六甲〜
新開地間を毎時1本ずつ運転していました。(山陽車は5000系2本と3000系1本、5000系の1本は大開駅崩落
直前に通過した編成)

 この改正から、正式に土曜ダイヤが採用され、朝ラッシュ時は12〜13分サイクルで特急・快急・準急(甲子園
折り返し)・普通を運転し、平日に比べて大幅なスピードアップを図りました。逆に、16時以降は休日ダイヤと全く
同じになり、特急は甲子園停車となりました。

 尚、夏休み期間中には、梅田〜元町間を3枚分の価格で4回乗車できる「神戸サマーチケット」が販売され、神戸を意識した
PRが行われました。


平成7年8月13日改正

 神戸高速鉄道が全線復旧した事により、山陽電鉄との相互乗り入れが再開され、ほぼ従来通りの本数が
直通を行いました。阪神線内では、夕方の下り普通が三宮で快速急行の到着を待って発車する様になった他、
快速急行・急行の続行運転が20時53分まで延長されました。
また、梅田発元町行最終が23時35分に繰り下げられました。

 

  梅田 野田 尼崎 甲子園 西宮 芦屋 魚崎 御影 大石 三宮 元町 高速神戸 新開地 須磨浦公園
特急 1000 ---- ---- ----- 1013 1016 ---- 1021 ---- 1026 1030 1034 1035 1050
快急 1005 1008 1014 1019 1022 ---- 1028 ---- ---- 1035        
特急 1012 ---- ---- ----- 1025 1028 ---- 1033 ---- 1038 1040 1044 1051  
快急 1017 1020 1026 1031 1034 ---- 1040 ---- ---- 1047        
特急 1024 ---- ---- ----- 1037 1040 ---- 1045 ---- 1050 1053 1056 1058 1116
山陽特急                 1048 1054 1056 1059 1101 ----
快急 1029 1032 1038 1043 1046 ---- 1052 ---- ---- 1059        
特急 1036 ---- ---- ----- 1049 1052 ---- 1057 ---- 1102 1105 1109 1110 1125
快急 1041 1044 1050 1055 1058 ---- 1104 ---- ---- 1111        
特急 1048 ---- ---- ----- 1101 1104 ---- 1109 ---- 1114 1117 1122 1124  
快急 1053 1056 1102 1107 1110 ---- 1116 ---- ---- 1123        
山陽特急                 1116 1124 1126 1129 1131 ----

 

 種別  東須磨 新開地 高速神戸 元 町 三 宮 御 影 魚 崎 青 木 深 江 芦 屋 西 宮 甲子園 武庫川 プール前 尼 崎 野 田 梅 田
 区間特急         739 ----- 747 ----- ----- 751 ----- 759 ----- ----- ----- ----- 812
 特急 724 733 735 739 741 749 ----- ----- ----- 754 758 ----- ----- ----- ----- ----- 814
 急行   727 729 733 736 744 ----- 752 ----- 756 801 805 ----- ----- 812 819 822
 準急           740 742 ----- 746 748 752 802 805 809 813 828 833
 区急                       806 810 ----- 820 830 834
 区間特急         753 ----- 801 ----- ----- 805 ----- 812 ----- ----- ----- ----- 826
 特急 736 745 747 751 755 802 ----- ----- ----- 807 812 ----- ----- ----- ----- ----- 827
 特急 746 756 800 804 807 814 817 ----- ----- 821 825 ----- ----- ----- ----- ----- 840
 特急 801 811 813 818 821 828 830 ----- ----- 834 838 ----- ----- ----- ----- ----- 853

 


平成8年3月20日改正

 石屋川車庫の再建、車両数の復旧、その他施設の復旧が完了し、阪神電車は震災からの完全復旧を宣言
しました。また、ストアードフェアシステムを採用し、らくやんカードや回数券カード(これは改正以前から)の発行など
新しい1歩を踏み出し、同時にダイヤ改正を行いました。

 朝ラッシュ時の区間特急を5本に増発、準急の三宮延長運転も再開し、御影行も1本増発、区間急行2本が復帰し、
朝ラッシュ時のダイヤが改善されました。夕方の急行・快速急行続行運転は20時53分まで繰り下げました。

 深夜では、梅田24時発特急が復活し、23時27分発特急が新設されました。

 

 種別  梅 田 野 田 尼 崎 武庫川 甲子園 今津 西 宮 芦 屋 御 影 三 宮 元 町 高速神戸 新開地
 特急 2300 ----- ----- ---- 2312 ---- 2315 2318 2322 2328 2330 2336 2337
急行 2305 2308 2314 2318 2321 2323 2326 2329 2334 2340 2342 2345  
急行 2320 2323 2329 2333 2335          
 特急 2327 ----- ----- ---- 2338 ---- 2342 2345 2349 2355 2357 2401 2403
急行 2335 2338 2344 2348 2351 2353 2356 2359 2404 御影で元町行普通に接続
急行 2349 2352 2359 2403 2406                
 特急 2400 ----- ----- ---- 2411 ---- 2415 2418 2422 2428 2430    

 

 種別  東須磨 新開地 高速神戸 元 町 三 宮 御 影 魚 崎 青 木 深 江 芦 屋 西 宮 甲子園 武庫川 プール前 尼 崎 野 田 梅 田
 区間特急         739 ----- 747 ----- ----- 751 ----- 759 ----- ----- ----- ----- 812
 特急 720 730 734 738 741 749 ----- ----- ----- 754 758 ----- ----- ----- ----- ----- 814
 急行   727 729 733 735 744 ----- 752 ----- 757 801 805 ----- ----- 812 819 822
 準急           738 741 ----- 744 746 752 802 805 809 813 827 833
 区急                       806 810 ----- 820 830 834
 区間特急         753 ----- 801 ----- ----- 805 ----- 812 ----- ----- ----- ----- 826
 特急 736 745 747 751 755 802 ----- ----- ----- 808 812 ----- ----- ----- ----- ----- 827

 平成8年になると、復興に向けた集合住宅(マンション)建設が急ピッチで進み、それによる一時的な景気回復も
見られ、阪神の利用者数も震災前レベルに戻ると思われていました。しかし、その後景気は低迷し、更に先に開通
したJRの充実振りの前に阪神利用者は直通旅客だけでなく神戸・芦屋地区を中心に大幅に減少し、震災による
人口減に伴う旅客減と合わせ、苦しみが次第に増してきました。

 このような状況の中で、阪神以上にJRに苦しめられていた山陽電鉄から、直通運転拡大の打診を受け、以後、
両者で直通運転について話し合いが行われる様になり、その後、平成9年6月に阪神・阪急・山陽・神戸高速の
4社共同でプレスリリースを行い、次期ダイヤ改正の概要が明らかになりました。

@阪神梅田〜山陽姫路間に直通特急を運転。
A阪急神戸本線の全列車8両編成化。
B阪急の乗り入れ区間を新開地までに変更。
C山陽の阪急乗り入れ区間を阪急三宮までに変更。

 阪神は山陽と共に、梅田〜姫路間に直通特急をラッシュ時12〜13分毎、昼間30分毎に運転する事が発表され
ました。ここから読み取れる事は、阪神の昼間ダイヤが10分間隔運転になる事でした。


平成10年2月15日改正(阪神山陽直通特急の誕生)

 阪神梅田〜山陽姫路間に直通特急が走る事になりました。神戸高速開通後30年にして、当初の計画であった大阪〜
姫路直通運転が実現した訳です。阪神には珍しく、梅田駅では直通特急の出発式が行われるなど華やかなものでした。
その反面、昼間の快速急行が廃止されたり、休日急行が原則として甲子園折り返しとなるなど、思いきった減量化が
図られており、複雑な心境を抱かせるものになりました。

 昼間は10分サイクルで特急・急行(西宮止り)・普通が運転され、特急は30分ごとに姫路行直通特急・須磨浦
公園行特急(山陽特急と接続)・高速神戸行特急となり、普通も毎時4本が高速神戸行・2本が三宮行となり、山陽の
特急・普通各2本も三宮・大石まで乗り入れるため、三宮〜高速神戸間は毎時14本となり倍増されました。

 また、直通特急を除く特急は魚崎にも停車するため、梅田〜三宮間は28分になりました。尚、魚崎では直通特急が
通過するため、特急の停車が10〜20分間隔となり、かえって利用しにくくなりました。急行は西宮折り返しとなったものの、
当時は高架化工事の真っ最中で、やむを得ず青木まで回送して折り返していました。

  梅田 野田 尼崎 甲子園 西宮 芦屋 魚崎 御影 三宮 元町 高速神戸 須磨浦公園 姫路
直通特急 1000 ---- ---- ------ 1013 1016 ---- 1021 1027 1029 1032 ---------- 1128
急行 1004 1007 1012 1018 1021                
特急 1010 ---- ---- ------ 1023 1026 1030 1032 1038 1040 1043 1104  
山陽特急                 1041 1043 1046 ---------- 1143
急行 1014 1017 1022 1028 1031                
特急 1020 ---- ---- ------ 1033 1036 1040 1042 1048 1050 1053    
急行 1024 1027 1032 1038 1041                
直通特急 1030 ---- ---- ------ 1043 1046 ---- 1051 1057 1059 1102 ---------- 1158
急行 1034 1037 1042 1048 1051                
特急 1040 ---- ---- ------ 1053 1056 1100 1102 1108 1110 1113 1134  
山陽特急                 1111 1143 1146 ---------- 1213
急行 1044 1047 1052 1058 1101                
特急 1050 ---- ---- ------ 1103 1106 1110 1112 1118 1120 1123    
急行 1054 1057 1102 1108 1111                

 朝夕ラッシュ時は特急の殆どが姫路発着の直通特急となりましたが、阪神線内における増発は無く、朝に至っては
準急を中心に列車の改廃が行われました。また早朝の(直通)特急は甲子園に停車し、甲子園始発急行と接続しました。

 種別  東須磨 新開地 高速神戸 元 町 三 宮 御 影 魚 崎 青 木 深 江 芦 屋 西 宮 甲子園 武庫川 プール前 尼 崎 野 田 梅 田
 区間特急         739 ----- 747 ----- ----- 751 ----- 759 ----- ----- ----- ----- 812
 直通特急 ---- 733 735 738 741 748 ----- ----- ----- 754 758 ----- ----- ----- ----- ----- 814
 急行 714 724 727 731 734 744 ----- 752 ----- 757 801 805 ----- ----- 812 820 823
 準急           738 741 ----- 744 746 752 802 805 809 814 828 832
 区急                       806 810 ----- 820 830 834
 山陽S特急 ---- 743 745 749 750                        
 区間特急         753 ----- 801 ----- ----- 805 ----- 812 ----- ----- ----- ----- 826
 直通特急 736 745 747 751 755 802 ----- ----- ----- 808 812 ----- ----- ----- ----- ----- 827

 休日は早朝・深夜を除き、急行が甲子園折り返しとなり、それに伴って終日(直通)特急が停車する事になりました。
昼間の特急は平日同様、魚崎にも停車するため、梅田〜三宮間では5駅停車となり、同区間所要時間は29分になり
ました。朝9時代までは13.5分間隔で(直通)特急・急行・普通のみ運転と間延びしました。また、休日22時以降の列車は
思いきった削減が行われ、梅田発特急は22時24・48分が廃止され(その前の急行が神戸方面へ延長)、23時代の
急行も以前の15分間隔から約22分間隔になりました。

 土曜日は休日ダイヤとほぼ同じになりましたが、朝ラッシュ時のみ急行が三宮発着の快速急行となり、準急も運転され
ました。しかし、深夜時間帯は休日同様に大幅削減され、特に23時代の梅田駅は慢性的な大混雑が週末ごとに
繰り返されました。

 種別  梅 田 野 田 尼 崎 武庫川 甲子園 今津 西 宮 芦 屋 御 影 三 宮 元 町 高速神戸 新開地 東二見 姫路
 特急 2236 ----- ----- ---- 2247 ---- 2251 2254 2258 2304 2307 2311 2313 2342 2407
急行 2341 2344 2350 2353 2356 2358 2301 2329 2334 2340 2342 2345      
急行 2349 2352 2359 2403 2406                    
 特急 2300 ----- ----- ---- 2312 ---- 2315 2318 2322 2328 2330 2334 2338 2407  
急行 2306 2309 2315 2319 2322 2324 2327 2330 2334 2340 2342 2345      
急行 2328 2331 2337 2341 2344 2346 2349 2352 2356 2402 三宮で高速神戸行普通に接続
急行 2349 2352 2359 2403 2406 2408 2410 2413 2417            

 

 平成10年2月ダイヤ改正時の列車別停車駅一覧表

  梅田 福島 野田 淀川 姫島 千船 杭瀬 大物 尼崎 出屋敷 プール前 武庫川 鳴尾 甲子園 久寿川 今津 西宮東口 西宮 香枦園 打出 芦屋 深江 青木 魚崎 住吉 御影 石屋川 新在家 大石 西灘 岩屋 春日野道 三宮 元町 西元町 高速神戸 新開地 大開 高速長田 西代 板宿 東須磨 月見山 須磨寺 須磨 須磨浦公園 垂水 舞子公園 明石 東二見 高砂 大塩 飾磨 姫路
直特                                                                    
特急                                                                    
区特                                                         朝ラッシュ時上り5本のみ運転
快急                       →1                             朝下り・夕方上下運転
急行                     →2         ←3         ←3       早朝、朝ラッシュ時上り、昼間、夜間運転、平日昼間梅田〜西宮間・平日夜間と休日梅田〜甲子園間運転
区急             朝ラッシュ時上りのみ運転
準急     ←4 →5         ←6     朝下り梅田〜御影間、尼崎〜東須磨間、朝上り梅田〜御影間、夕梅田〜甲子園間
山陽特急                                                                          
○〜終日停車 ●〜平日夜間・土休全て停車  ■〜平日夜間・休日夕方以降停車 □〜平日朝下り・夕方停車 ◎〜昼間停車 ※〜土休昼停車 →1〜下り夕停車 →2〜下り深夜停車          ←3〜上り朝ラッシュ時停車 ←4〜朝ラッシュ時上り停車 ←5〜下り停車 ←6〜上り停車 ※〜土休日昼間停車

平成10年7月1日改正

 朝上りの急行が岩屋に停車する事になりました。岩屋は、JR灘に近く、震災以降はJRに旅客を奪われていましたが、
灘浜に震災復興住宅が数万人規模の構想で作られることになり、その対策も含めて急行停車が決まりました。大阪
方面へは御影で直通特急に乗り換えがあるものの、5分の短縮が図られました。


平成10年9月28日改正(西大阪線)

 西大阪線大物〜福間の複線高架化が完成し、本線に合わせた昼間の10分間隔運転が始まりました。朝ラッシュ時も
10〜11分間隔に増発されています。また、尼崎〜西九条間の所要時間が昼間で10分になりました。


平成10年12月

 震災後から年末恒例となった神戸ルミナリエが開催され、土・日には三宮発19〜20時台に臨時急行5本が運転され、
その前後の特急・直通特急の魚崎臨時停車も行われました。直通特急の魚崎停車は初めてで、平成11年、12年も
実施されました。


平成11年4月11日改正

 梅田〜野田間の地下化後、福島付近では西梅田再開発のひとつとして再開発が検討され、元々阪神の線路だった
土地を使い、ホテル・店舗・マンションを兼ね備えた「ラグザ大阪」が誕生し、それと同時にJR東西線開通で利用者が
減少していた福島の利便性アップを図るため、急行が福島に停車する事になりました。

 停車する急行は、平日が9〜15時代と19〜22時代、土曜は9〜22時代、休日は7〜22時代で、早朝・深夜は通過
しており、最も必要とされた朝夕ラッシュ時の停車は実現しませんでした。また、魚崎同様、平日の9時代・15時代には
急行・準急が設定されていない時間帯があり、この時間帯には優等列車の停車が無いというその場凌ぎ的改正
故の穴も見られました。

  梅田 福島 野田 尼崎 甲子園 西宮 芦屋 魚崎 御影 三宮 元町 高速神戸 須磨浦公園 姫路
直通特急 1000 ---- ---- ---- ------ 1013 1016 ---- 1021 1027 1029 1032 ---------- 1128
急行 1002 1004 1006 1012 1018 1021                
特急 1010 ---- ---- ---- ------ 1023 1026 1030 1032 1038 1040 1043 1104  

 急行の福島停車により、昼間の梅田における下り列車の発車順位が入れ替わり、従来は特急(0分発)・普通(1分発)・急行(4分発)
だったのが、特急(0分発)・急行(2分発)・普通(4分発)に変更され、梅田から淀川〜大物間各駅間の利用が
しやすくなりました。
 しかし、元々、5分しかなかった急行の梅田折り返し時間が3分に短縮され、特急発車と急行到着が
交錯する事が多く、その際には
1分程で折り返す等、混乱もありました。


平成13年3月10日改正(尼崎・魚崎に特急・直通特急が終日停車)

 直通特急の新設により、阪神〜山陽相互間利用者は増加傾向を示す様になりました。しかしながら、阪神線内
利用者は減少の一途を辿り、震災以降減少が著しかった神戸・芦屋地区に加えて、比較的独占地域と考えられて
いた尼崎・甲子園地域においても、JR東西線開通の影響を受け、大幅な減少が見られました。阪神間直通シェアに
ついても阪急との通勤定期券共用の効果こそあったものの、減少しました。

 この様なかつてない程厳しい状況におかれ、また工事中であった西宮市内高架化の完成に伴い、特急の直通化を
進めて車両運用の効率化を図りつつ、阪神の強かった尼崎地域の乗客掘り起こしを考慮したダイヤ改正が行われる事に
なりました。ダイヤ改正のポイントは下記の通りです。

(1)直通特急の大増発(昼間特急6本中4本に、平日朝夕はすべて直通化)。
(2)直通特急・特急全列車が尼崎・魚崎にも停車。
(3)平日夜間・休日昼間急行を西宮発着に延長。
(4)急行全列車が福島・武庫川(全線運転は青木・岩屋・上り大石)にも停車。平日夜間と休日は今津にも停車。
(5)朝ラッシュ時区間急行に代わり尼崎始発普通を運転。

 平成10年2月改正では、山陽の乗り入れ可能編成が8本だった事もあり、直通特急の本数も少なかったの
ですが、山陽5030系の増備により、特急の大幅な直通化が可能となりました。山陽側から見ると平日の
全列車が直通特急になりました。ただ、、昼間は阪神が10分サイクル、山陽が15分サイクルであり、一部列車に
ついて時間調整の必要がでてきました。すなわち、梅田発0・10・30・40分を直通特急とし、10・40分について
は神戸高速線内の西元町・大開にも停車し、その上三宮・高速神戸・新開地で長時間停車を行い、山陽電鉄線内
の15分間隔を維持することになりました。

 両社の営業距離の差から、直通特急の7割程度の列車が山陽車で運転されることになり、阪神9300系とともに、
阪神線内のクロス車運転が大幅に増加しました。尚、所要時間は阪神線内停車駅の増加により、梅田〜姫路間は
最短でも89分となりました。(山陽明石以西では1分短縮)

 急行は西宮の折り返し線2本完成に伴い、青木折り返しが無くなり、車両・人員共に削減が実現しました。福島停車に
伴い梅田における折り返しは非常にタイトになっていましたが、下りの普通と急行の発車順を入れ替える事によって、
5分の折り返し時間を確保しました。

 普通は先の理由により、下り野田における急行待避が復活してしましました。(乗客には、全く意味の無い待避)
高速神戸発着の特急が須磨浦公園発着となったため、昼間の普通全列車が高速神戸発着となりました。

  梅田 福島 野田 尼崎 武庫川 甲子園 西宮 芦屋 魚崎 御影 三宮 元町 西元町 高速神戸 新開地 大開 須磨浦公園 姫路
直通特急 1000 ---- ---- 1007 ---- ------ 1014 1017 1021 1023 1029 1031 ------ 1034 1036 ---- ---------- 1129
急行 1003 1005 1007 1013 1016 1019 1022                      
直通特急 1010 ---- ---- 1017 ---- ------ 1024 1027 1031 1033 1040 1042 1044 1049 1051 1052   1144
急行 1013 1015 1017 1023 1026 1029 1032                      
特急 1020 ---- ---- 1027 ---- ------ 1034 1037 1041 1043 1049 1051 1053 1055 1057 1058 1111  
急行 1023 1025 1027 1033 1036 1039 1042                      
直通特急 1030 ---- ---- 1037 ---- ------ 1044 1047 1051 1053 1059 1101 ------ 1102 1034 ---- ---------- 1159
急行 1033 1035 1037 1043 1046 1049 1052                      
直通特急 1040 ---- ---- 1047 ---- ------ 1054 1057 1101 1103 1110 1112 1114 1119 1021 1022   1214
急行 1043 1045 1047 1053 1056 1059 1102                      
特急 1050 ---- ---- 1057 ---- ------ 1104 1107 1111 1113 1119 1121 1103 1125 1127 1128 1141  
急行 1053 1055 1057 1103 1106 1109 1112                      

 朝ラッシュ時は従来の13.5分サイクルから14分サイクルに間延びし、区間急行が廃止され、代わりに尼崎始発の
普通が設定され、これにより、準急停車駅の杭瀬・千船・姫島では平均4分40秒毎に利用できる様になりました。
逆に、武庫川では急行が停車したものの、梅田へ先着可能な列車が急行だけとなりました。区間特急は1本増発され
6本になりましたが、魚崎については全特急が停車したのと引き換えに通過とされ、代わりに青木停車となり、急行と
接続する事になりました。(魚崎については、準急利用の上芦屋で乗換え可能です。)

 準急は、上りが従来の御影発から石屋川発に延長され、下りについても変則的に設定されていた普通2本を
置き換える等、増発を行い更にそのほとんどが東須磨行(折り返し梅田行急行)となりました。急行は上りは従来
とおり東須磨発となり、下りは快速急行を格下げの上、三宮行として設定し、芦屋・御影の頻度を向上させました。
普通は従来の元町発着を高速神戸発着に改め、先述の通り、尼崎始発列車を上りのみ設定しました。

 種別  東須磨 新開地 高速神戸 元町 三宮 岩屋 大石 石屋川 御影 魚崎 青木 深江 芦屋 西宮 今津 甲子園 武庫川 プール前 尼崎 野田 福島 梅田
 区間特急         736 ---- ---- ---- ---- ---- 745 ---- 748 ---- ---- 755 ---- ---- ---- ---- ---- 808
 直通特急 ---- 730 732 735 738 ---- ---- ---- 745 747 ---- ---- 751 755 ---- ---- ---- ---- 803 ---- ---- 812
 急行 713 722 724 728 731 734 737 ---- 740 ---- 749 ---- 753 757 ---- 801 804 ----- 808 815 818 820
 準急               733 735 737 ---- 740 742 747 750 758 802 806 810 824 827 829
 山陽S特 ---- 741 743 746 748                                  
 区間特急         750 ---- ---- ---- ---- ---- 759 ---- 802 ---- ---- 809 ---- ---- ---- ---- ---- 822
 直通特急 ---- 744 746 749 752 ---- ---- ---- 759 801 ---- ---- 805 809 ---- ---- ---- ---- 817 ---- ---- 826

 

 夕方16時代からは12分サイクルになり、17〜18時代は直通特急・快速急行(梅田〜三宮)・準急(梅田〜甲子園)・
普通(梅田〜高速神戸)を運転し、直通特急は甲子園にも停車、快速急行は魚崎に代わり、青木・岩屋に停車する事に
なりました。下り準急は千船(快速急行)・尼崎(直通特急)・甲子園(快速急行)で待避、下り普通は野田(直通特急)・
尼崎(快速急行)・西宮(直通特急・快速急行)・御影(直通特急・快速急行)で待避します。梅田〜三宮間所要時間は、
直通特急32分、快速急行35分とかなり伸びています。

 上りは待避パターンが大幅に変更され、上り普通は御影(直通特急)・青木(快速急行)・西宮(直通特急)・甲子園
(快速急行)・プール前(直通特急)・千船(快速急行)・野田(直通特急)で待避、準急は甲子園(直通特急)・尼崎
(快速急行)・千船(直通特急)で待避します。

 

 19〜20時代は、快速急行に代わって急行が運転され、下りは三宮まで先着、上りは甲子園で直通特急を待避して
います。梅田・三宮から芦屋・御影への乗車チャンスが夕方に比べて倍増しています。準急は19時代が尼崎止りとなり、
20時代は準急の運転がなく、以前の急行・快速急行続行運転もなくなりました。

  梅田 福島 野田 尼崎 武庫川 甲子園 今津 西宮 芦屋 青木 魚崎 御影 岩屋 三宮 元町 西元町 高速神戸 新開地 大開 須磨浦公園 姫路
直通特急 1900 ---- ---- 1908 ---- 1913 ---- 1917 1920 ---- 1923 1926 ---- 1933 1935 ------ 1938 1940 ---- ---------- 2035
準急 1901 1903 1905 1921 1926 1930                              
快速急行 1906 ---- 1909 1915 ---- 1921 1923 1926 ---- 1931 ---- ---- 1937 1941              
直通特急 1912 ---- ---- 1920 ---- 1925 ---- 1929 1932 ---- 1935 1938 ---- 1945 1947 ------ 1950 1952 ---- --------- 2047
急行 1915 1917 1919 1925 1929 1932 1934 1937 1940 1943 ---- 1946 1950 1953              
準急 1917 1919 1921 1933                                  
直通特急 1924 ---- ---- 1032 ---- 1937 ---- 1941 1944 ---- 1947 1950 ---- 1957 1959 ------ 2002 2014 ---- ---------- 2059

 21〜22時代は、急行が梅田〜西宮間で運転され、下りは西宮まで先着、上りは甲子園で直通特急を待避しています。
23時代には御影行特急が山陽車で運転され、梅田24時発元町行特急は急行に格下げされ、普通接続駅も甲子園から
御影に変更されました。これに限らず、23時以降のダイヤは整理されておらず、普通と急行・特急の接続パターンも列車に
よって異なるなど、課題を残しています。

 種別  梅 田 福島 野 田 尼 崎 武庫川 甲子園 今津 西 宮 芦 屋 青木 魚崎 御 影 岩屋 三 宮 元 町 高速神戸 新開地 東二見
 特急 2300 ---- ----- 2307 ---- 2313 ---- 2316 2319 ---- 2323 2325 ---- 2330 2333 2335 2337 2407
急行 2306 2308 2310 2316 2319 2322 2324 2326 2329 2332 ---- 2336 2339 2342 2345 2348    
急行 2319 2321 2323 2329 2332 2335 2337 2339                    
 特急 2326 ---- ----- 2333 ---- 2339 ---- 2342 2345 ---- 2348 2351 ---- 2357 御影で高速神戸行普通に接続
急行 2334 2336 2338 2344 2347 2350 2352 2354 2358 2400 ---- 2403            
 特急 2345 ---- ----- 2352 ---- 2358 ---- 2401 2404 ---- 2407 2409 御影で元町行普通に接続
急行 2400 2402 2404 2410 2413 2416 2418 2420 2424 2427 ---- 2430 2434 2437 2439 御影で元町行普通に接続

 休日は特急・直通特急全列車が甲子園にも停車するため、梅田〜三宮間は30分になりました。更に、急行全列車が
今津にも停車します。各時間帯別に見ると、昼間(10〜18時代)は平日と同じパターン、朝7〜9時代は12分サイクルで
直通特急・急行(西宮折り返し)・普通を運転、19〜22時代は直通特急(特急)・急行(甲子園折り返し)・普通を12分
サイクルで運転します。22時代は特急が12分間隔に戻り、23時代も梅田発23:26特急を運転、魚崎で六甲ライナーの
最終に、三宮で地下鉄の最終に接続が可能になりました。

 尚、梅田発19:36、23:48、高速神戸発20:18の阪神特急が山陽車で運転されています。
(阪神車の山陽特急は平成10年から東二見〜姫路間に設定されていました。)

  梅田 福島 野田 淀川 姫島 千船 杭瀬 大物 尼崎 出屋敷 プール前 武庫川 鳴尾 甲子園 久寿川 今津 西宮 香枦園 打出 芦屋 深江 青木 魚崎 住吉 御影 石屋川 新在家 大石 西灘 岩屋 春日野道 三宮 元町 西元町 高速神戸 新開地 大開 高速長田 西代 板宿 東須磨 月見山 須磨寺 須磨 須磨浦公園 滝ノ茶屋 垂水 舞子公園 明石 東二見 高砂 大塩 飾磨 姫路
直特                                                              
直特 昼間の一部                                            
特急                                                                  
区特                                                       平日朝ラッシュ時上り6本のみ運転
快急                                               平日夕方運転
急行                                     早朝・昼・21時以降梅田〜西宮間、朝・19・20時代梅田〜三宮・東須磨・須磨浦公園間、休日梅田〜西宮間運転
準急     ←4         平日朝下り梅田〜御影間・東須磨間、朝上り梅田〜石屋川間、夕梅田〜甲子園間
山陽特急                                                                        
○〜終日停車 ●〜平日早朝・夕方・夜間・土休終日停車  ■〜平日夜間・土休日停車  ※〜土休日停車  ◎〜下り夕方・夜間停車、上り朝停車

 

平成14年3月4日改正

 香櫨園駅上りホームの延伸工事が完成したのに伴い、石屋川発上り準急全列車(5本)が停車しました。これにより、
同駅から甲子園乗換えで区間特急への乗車が可能となり、梅田方面への乗車チャンスが倍増しました。

 

平成18年10月26日改正

 全体的に鉄道利用が減少傾向にある中、阪神の輸送量はバブル期に比べると激減していましたが、この5年で見ると
下げ止まり傾向が出てきました。一方のJRも横ばい状態となっており、少ないパイを争う過酷な競争の時代になってきました。
また、平成17年4月にはJR宝塚線の脱線事故により、JRの余裕時間の少ないダイヤ構成が問題となり、翌平成18年春には
余裕時間を増やしたダイヤに変更されました。

 その傍ら、JRでは駅の新設を進めており、JR西ノ宮(現西宮)〜芦屋間に新駅さくら夙川を平成19年3月に開業する事が
決定していました。元々、夙川地区は阪急が強く阪神も香櫨園と特急停車駅である西宮があり、両社には大きな危機感が
出ていました。

 また、平成17年タイガースが2年ぶりの優勝を決めた頃、株価が暴騰し、村上ファンドの大量買い占めが明らかになり、
阪神は京阪との経営統合を検討しましたが断念、その後、阪急に経営統合を申し入れ、平成18年10月に阪急の完全子会社と
なって再スタートする事になり、奇しくも同じ10月の末に以前から予定されていたダイヤ改正が行われました。

 まず翌年に迫っていたJRさくら夙川駅の開業に備え、香櫨園に朝上りの区間特急6本を停車させ、梅田まで乗り換えなし
16分で結びました。(準急は通過となり新たに打出に停車)
 石屋川始発の準急は御影で普通を追い越し、甲子園で復活した区間急行に接続、この区間急行が尼崎・野田まで先着と
なり、特急や急行の混雑緩和を狙っています。また、普通や準急のダイヤを見直した結果、区間特急は三宮〜梅田間で1分
短縮の31分、直通特急も32分となり、朝ラッシュ時においては過去最速となりました。

 その一方、下りは準急が甲子園止りとなり、準急停車駅では14分間隔の普通のみとなり、これに対応するため、急行は
全列車大石停車となりましたが、問題が残りました。下りに限り直通特急が甲子園停車となり、乗車チャンスが倍増して
います。

 16時代には特急(直通特急)は甲子園停車となり、上りについては甲子園・尼崎において直通特急・快速急行と普通・
準急との接続体制が確立しました。

 23時代は特急中心ダイヤに整理され、梅田発では12分、26分(須磨行)、40分(元町行)、24時0分(御影行)、更に
24時20分(御影行)も新設され、尼崎〜石屋川間各駅や六甲ライナー連絡が格段に改善されました。

 休日ダイヤでは、8時以降(上り7時半以降)も10分サイクルとなり、昼間と同等の乗車チャンスが確保され、混雑が緩和
されました。7時代は15分サイクルになったものの、上りでは西宮始発急行が普通からの接続を待って発車となり、所要時間の
短縮や西宮以東の優等列車等間隔化を狙っています。
 最終は梅田発24時0分特急(御影行)となり、元町までの最終連絡時刻が以前の平日並みとなりました。

 尚、尼崎駅の乗り継ぎ円滑化工事が進み、本線下り優等列車が分岐側の6番線発着となったため、特急・急行ともやや
スピードダウンしており、春日野道駅改良によるスピードアップ効果を抹殺してしまっている点は残念です。

平成21年3月20日改正

 阪神電鉄60年の夢であった阪神なんば線(西大阪延伸線)がいよいよ開通まであとわずかとなり、ダイヤの骨格が少しずつ
明らかになってきています。

 阪神三宮〜近鉄難波〜近鉄奈良間において終日、直通の快速急行を運転(近鉄線内折り返し列車もあり)
 朝夕ラッシュ時、快速急行は尼崎以東で10連運転(尼崎以西6連)毎時5本、普通5本
 昼間、快速急行20分サイクル、普通20分サイクル(その他尼崎〜難波間に普通20分サイクル設定?)
 休日は快速急行20分サイクル、普通10分サイクル
 快速急行は三宮基準で21時頃まで運転


 現状ではここまでしか発表されておりません。昼間については、急行の半数が尼崎折り返しとなって快速急行と接続、という
予想が容易にできますが、朝夕については運転間隔が明示されておらず、予想が困難です。いずれにせよ、大手私鉄で唯一、
キタとミナミの両方に拠点を持つことになり、非常に期待が持てる新ルートです。便利なダイヤが実現される事を願っています。


(参考図書)鉄道ピクトリアル1997.7.増刊 阪神電気鉄道特集

       鉄道ピクトリアル1985.8.増刊 阪神電気鉄道特集

       鉄道ピクトリアル1975.2.増刊 阪神電気鉄道特集

       鉄道ピクトリアル1990.5.増刊 山陽電気鉄道・神戸電鉄特集

       鉄道ピクトリアル2001.12.増刊 山陽電気鉄道・神戸電鉄特集

       鉄道ジャーナル’95.4.〜’96.5.阪神大震災関連記事

       よみがえる鉄路〜阪神淡路大震災鉄道復興の記録

       鉄道ジャーナル各号

       ’88阪神時刻表

       ’91阪神時刻表

       ’96阪神時刻表

       みなさまの足阪神電車各号

       阪神・神戸高速・山陽各駅時刻表

       KATT関西圏時刻表’98.2号、’01.3号

       交通公社時刻表(京阪神中心)1962年11月号