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mao-siryousitu





8人の女たち 2011/12-2012/1




8人の女たち@

 投稿者:  投稿日:2012年 1月11日(水)00時45分57秒
  年末にWOWOWで生放送されたものを見ていましたが、
やっと、森ノ宮ピロティホールの「8人の女たち」
8日(12:00〜)
9日(13:00〜)観て来ました。
8人の女優さんが、それぞれに素晴らしくて贅沢な舞台を満喫してきました。

思いつくまま脈絡なく書いていきます。
読みにくいかも知れませんがどうぞお許しを。

真央さんのギャビーは美しくて華やかで、カーテンコールでは素に戻られた姿が可愛かったぁ。
お金持ちでセレブなマダムギャビーは真央さんに、ピッタリでした。
結構乱暴な口をきいたり、時には取っ組み合いの喧嘩もするんだけど、
役のギャビーは勿論、真央さんご自身の消せない気品っていうんですか?(笑)
それがちゃんと滲み出ていました。

ギャビー。感情は包み隠さずストレートだし、喜怒哀楽は激しい方ですね。
ただ、天然でぽわ〜んとして、夫の事に関しては、気がつかない事、多し。

その気づかなかった事の一つが…

オーギュスティーヌ(妹)ルイーズ(新入りのメイド)、
シュゾン(長女)が、夫マルセルと何らかの関係を持っていたということ。

特に娘であるシュゾンが血のつながりが無いとは言え、自分の夫の子を身篭るなんて…
母と娘の間では、決してあってはならないことですよね〜。
(こんな事、実際あったら修羅場ですぞ)

でも、物語ではその事はあまり前面に出ることなく、サラリと進んでいきます。
(スルーしていい問題じゃないんじゃ無いのだけど…)
でもギャビーは娘が身篭っている事は知らされたけど、
その子の父がマルセルだという事実までは、知らされなかった。
妹のカトリーヌしか知らない事になっているから
そこまでは描かれていない…。う〜〜む。

しかしマルセルの数々の裏切りは、妻であるギャビーにも原因があったのでしょう。
浮気は勿論だけど、妻として母として、何らかの欠陥があったといわざるを得ませんね。
メイドのシャネルに、子育ての件で
「あなたが育てるより私が育てた方がまし」とか言われてるし(笑)。
夫が破産寸前なのに、かなりの浪費家だったようだし。


でも、今回の真央さん演じるギャビー、すごく好き!!。

だって憎めないんだもの。

自分の事を「ママ…」と言ったり、
「ママ」と呼ばれたり、「パパがね…」なんて言う、
そんな台詞を発する真央さんが意外に似合っていて、
それが私にとって、とっても新鮮なのです。

娘2人(マイコさん、南沢奈央さん)がママに似て美くしく…
マミーも(加賀まりこさん)妹オーギュステイーヌも(戸田恵子さん)綺麗ときて、

あんだよ!あんだよ!

美系家族すぎるやろ(笑)。

話の内容の面白さも去ることながら、美しい方たちを2時間タップリ、
生で目にできるなんて。
ホントに!ホントに!ほんっとに!!!!!
贅沢な時間を味わってるなぁと、実感しながら観て来ました。

義理の妹のピエレットの浅野温子さん、
15年仕えてるメイドの荻野目慶子さん、
新米のメイドの牧瀬里穂さんも、本当に本当にお美しい。

8人がただ並んで、登場したり、退場したりするだけでも、
鳥肌が立つような壮観さを感じました。
舞台の形態も含めて、こんな感覚を味わうのは始めてでした。
 



8人の女たちA

 投稿者:  投稿日:2012年 1月11日(水)10時57分47秒
  8日のハプニング2つ。

真央さんが、浅野さん扮するピエレットと対峙するシーン、
真央さんが途中ショールをスルッと脱ぐところで、
ショールが腕のレースの部分に引っかかって、取ることができなくなってしまいました。

真央さん「あれ?…何故?どうして?…」と思ったかどうか(笑)、
引っかかった事に気付かれた真央さんは、とりあえず台詞を言いながら、
その部分がどうなっているのかしばし点検中(笑)。

何とか外そうとするがどうしても取れない…。

私も中々外れないので少しハラハラしてきた。

しかし、すぐ真央さん諦めた。
勢いよくブチッと引きちぎりました。

よっ!元男役!!カッコいい。

そして何事もなかったように芝居を続けました。
その間も慌てるそぶりもなく、普通に台詞を言っていましたよ。
さすが真央さんですね〜プロですね〜〜。

でも強引に引きちぎった為、腕の部分のレースは、
若干ほつれていたように見えました。
遠目(4列目)にもなんとなく分かりましたから。
でも9日観たときには、綺麗になっていたと思います。
どなたかに縫っていただいただいたんでしょうね〜良かった良かった(笑)。

そして、そのシーンで浅野さんのハプニング。

拳銃が暴発して浅野さんが椅子に座りこむシーン。
座った場所が椅子の端っこだった為、バランスを崩して…
ゆっくりですがそのまま下に尻餅付いちゃったんです。
でも、浅野さんも動揺は微塵もみせず、何事もなかったようにそのまま、次の台詞を仰っていました。
ギャビーに向かって「大丈夫?なんともない?…」と、
ご自分が言ってほしいくらいなのに(笑)。

浅野温子さん!!さすがやっぱり!!プロですね〜〜〜


8日、9日と2回観た訳なのですが、両方とも立ち見も出る超満員でした。
最後はスタンデイングオベーションでしたが、
特に8日の客席の乗りは最高でした。
幕開きから、反応が良く笑いがドッカンドッカンすごかったです。

劇中でもいい場面では、拍手喝采。

9日に観て、初めて如何に昨日(8日)の反応がすごかったのかが分かったのですが…

もしかしたら、8日は幕間や帰りにニューハーフの方々を沢山お見かけしました。
その方達の存在が、客席を盛り上げるのに一役かっていらしたかもしれません。
野太い声援が幕開きから(カーテンコールも)起こっていたような気がします。

しかし、こんな一流メンバーが一同に介した舞台はめったにお目にかかれるもんではありませんね。
真央さんは勿論、勿論、勿論、8人の一流の女優さんの火花散らした演技を堪能した2日間でした。

そうそう9日千秋楽には旦那様の森田さんが客席にいらしてましたよ。
真央さんが愛されていて、私も嬉しいです!!



8人の女たちB

 投稿者:  投稿日:2012年 1月12日(木)16時11分30秒
  8人が主役、ましてこのメンバー。
いつもは真央さんが舞台に出ていれば、
断然真央さんを見ていることが多いけど…
今回は真央さん以外にも何処を見ていいか迷うほど。

その上8人8様。人物のキャラクターが立っていて、飽きる場面はひとつも無かった。
真央さんが出て無くても椅子に座っている真央さんをチラ見出来るし。

「夜のヒットスタジオ」みたい(古)。

手ぐしで、髪の毛を整えたり、
飴を口にそっと入れ喉を潤されていたり、
飲み物をストローで飲まれたり、
何をされても優雅な真央さん、ずっとガン見してました。
スタンバイ中の真央さんをこんなにガン見できるなんて…
…貴重な体験でした。

★7人の女優さんへの想い

【浅野温子さん】

真央さんとの共演を本当に楽しみにしていました。
浅野さんは、舞台は勿論、テレビでも「101回目のプロポーズ」
以外キチンと見たことがありません。
W浅野時代のトレンディドラマや、舘さんと柴田恭平さん(いや中村トオルさん?)
と共演された刑事ものも (題名わかりません)全く見ていませんでした。

昼間にやっていた、再放送の「101回目のプロポーズ」をたまたま見て
(もう20年くらい前でしょうか)
始めて浅野温子さんを意識し、泣きの演技が素晴らしくて、
いい女優さんだなぁ〜と思ったことを思い出します。
素晴らしい脚本と、音楽に、しばらくは酔いしれ、引きずっていましたね。

その当時から筋金入りの真央さんファンだった私が、
「101回…」を見て知人に熱く語っていたそうです。
「真央さんと同じ匂いがする…」と…。
「真央さんと似ている」「似ている部分がある」と言っていたそうです。

そんな事を言った当の私は、すっかり忘れていましたが…、
先日言われて初めて、そう言えばそんな事言ったかもしれないなぁと…。

共演が決まった時、それが潜在意識の中にあったのかもしれません、
「え〜?浅野温子さん?」と、妙に心が躍ったことは確かです。

今回の舞台、プログラムによると、
浅野さんも、ピエレットと同じくユーモアのセンスがダークらしいですね。
仰る通り、ピエレットのダークなユーモア良かったですね〜。
一癖も二癖もあって、そんな事言いそうもないピエレットが「ボソッ」と面白いこと言う。
クスッと笑えるシーンでした。

ギャビーとの迫力あるやり取りも、同じ匂い同士(私が言ってます)息もぴったりで楽しい。
又何かで共演する機会があるといいなぁ〜♪

【荻野目慶子さん】

癒しの事件簿で共演して以来、2度目の共演ですね。
荻野目さんと言えば、何年か前の昼ドラマを思い出します。
旬を過ぎた少し塔が立った女優の役で、そんな悲哀を見事に演じてらして、
それも、相当嵌って見ていました。

荻野目さんというと、華やか怪演のイメージがあったのですが、
今回の地味で目立たないメイドでいい人の役も、いい味出していますよね〜
今回はあまり真央さんとの絡みがなくて残念でした。

【加賀まりこさん】

初めてキャスト発表を見た時や、製作発表を見たときは、
恐いイメージがあって、真央さん大丈夫かしら?と一番心配した方でした(笑)。
でも「SMAP×SMAP」を見て安心しました。
8人が意外と和気藹々とされているし、
その中心には、何があっても絶対にぶれない加賀さんがいらっしゃって…、
「チームワークは必要ない」みたいな事を製作発表で言われていた加賀さんでしたが、
一番チームを引っ張って結果的には、まとめていらっしゃるんだなぁと思いました。
あれを見てからは、舞台が始まる前の不安は一気に吹き飛びました。

逆に真央さんの方が、宝塚の先輩のような風情の加賀まりこさんに、安心感を覚え、
下級生時代のように、自由に羽を伸ばしているようにも見えました。

舞台での加賀さんは、他の出演者の激しい言い合いやバトルを、
抑え引いた演技で締め、心理劇的な厚みのある作品にしてくださっているように感じました。
扇の要のようなポジションを守りつつ、マミーとしての可愛いさも出されていたと思います。

【戸田恵子さん】

エニシングゴーズ」以来2度目の共演。
さすがだなぁ〜もう、唸るしかありません!(笑)
声は通るし、コメデイセンス、舞台経験豊富な間の取り方、見せ方が絶妙です。
もうギャビー(真央さん)とのやり取りは本当の姉妹のよう。

好き勝手な事を言い合うけど、 いざとなると一番心配するみたいな…
その行ったり来たりの加減が真央さん共々もう神がかりでした。 2人の絶妙の掛け合いは楽しい。
いつか、何でもいいので2人芝居やってください!!!。お願いします。

【マイコさん】

まず、もう容姿がフランス人そのもの。
立ち姿が綺麗でビジュアル的に、いう事なしです。
演技も初舞台とは思えない、台詞の明瞭さ、立ち居振る舞い。
本っ当に…ほんとうに驚きました。

初舞台にしてこれ???舞台人としての底知れぬ才能を感じます。
どうぞ、その才能を伸ばされて大女優になってください。
真央さんとの2人のシーンは映画のワンシーンのようで美しい〜〜〜。
ストップモーションでずっと見ていたいくらいでした。

【牧瀬里穂さん】

今回の役で一番ご本人のイメージからかけ離れていらっしゃったのが、
牧瀬さんじゃなかったんじゃなかろうか(笑)というほど、
清純なイメージの牧瀬さんからは想像もできないセクシーな役でした。
しかし、蓋を開けてみれば牧瀬さん以外考えられないほどの、はまり役に感じました。
気だるそうな動きや表情、完璧だったと思います。
私は今回、牧瀬さんのルイーズとしての、
人を食ったような、馬鹿にしたような、目の演技に惚れました。
ほわ〜んとしていらっしゃいますが、実力のある方なのだなぁ〜と改めて思いました。



【南沢奈央さん】

最年少で大女優の方々に臆することなく、よくぞここまで作り上げてきましたよね。
この若さで南沢さん、相当な精神力の持ち主の方だと思います。

現代っ子らしい早口の台詞はこの作品では、少し聞き取りにくいところがありましたが、
これからこの経験を生かされて、更に大きくなっていただきたいなと思いました。
ただ、ギャビーの次女という設定なのに母娘の愛をあまり感じるシーンがなくて残念でした。
もう少し真央さんとの絡みがあると、それも感じられたのでしょうけど、
原作に忠実にとなると、しょうがないですね。

総括:7人のキャストの皆さんは想像通り、いやそれ以上に、魅力的で素敵な方々でした。

そして我らが真央さん【大地真央】

全員が主役という今回の舞台の上で輝かれる真央さんは、
座長芝居ではない又別の輝きをバンバン発して、眩しいくらいでした。
緩急自在の演技はお手のもので、真央さんならではのシーンが盛りだくさん…
「ギャビーの見せかけだけの気品」こんな真央さんが大好きです。

8人の女優の一コマとして演じる真央さんが今までになく新鮮で、
一人突出することなく、周りに馴染んでいて…
真央さん、又一つ引き出しが増えましたね。バラ