ガブリエル・シャネル
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ガブリエル・シャネル観劇記A投稿者:亀 投稿日:2009年 7月13日(月)21時40分13秒 |
え〜と続きです。 今回の舞台、共演者の皆様が、実力者揃いで、厚みのある舞台になっています。 という事で簡単に共演者の感想を書いていきたいと思います。 エチエンヌの升毅さんは、相変わらず姿よし演技よしで、いう事ありませんね。 ガブリエルの最初の恋人で、財産がある方なのですが、 働きたいというガブリエルに、女は働くものではない!などと言う、 少々古臭い考えの方でした。真央さんとの絡みは意外と少しで残念でした。 進行役を勤めるのは、売れない作家役の葛山信吾さん、エドワール。 進行役という難しい役どころですが、場の流れを壊すことなく、 時には穏やかに、時には強くとメリハリの利いた台詞回しで、作品を重厚なものにしていました。 個人的には、ガブリエルの12歳の時の「とうたん…」役が大のお気にいりです。 初めて葛山さんの舞台を拝見しましたが、テレビよりも数段に素敵でした。 高橋恵子さんは、カフェのマダムと、ガブリエルの親友のミシア役の二役でしたが、 あとでプログラムを読むまで、てっきり同一人物だと思っていました。 マダムでは歌も披露されて、さすがの存在感でした。 1歳違いの叔母役の彩輝なおさんアドリエンヌは、元宝塚、 ねずみ以来の2度目の共演で真央さんとも息がぴったりでした。 いつもガブリエルの一番の味方で、いつも一緒でした。 そして晩年失意のガブリエルを訪ねて来るシーンでは、 1歳違いという事で彼女も70歳。彩輝さんの老婦人役も秀逸でした。 孤独なガブリエルと違い、結婚もして、孫もいる幸せを絵に書いたような 上品な老婦人となりガブリエルを訪ねて来ます。 そして、そんな彼女ですが、やっぱり心からガブリエルのことを心配する心の優しい人。 孤独なガブリエルとは対照的な印象で、相乗効果をあげていた様な気がします。 妹役の華城季帆さんアントワネットも元宝塚。 ハッチャけた元気娘がぴったりで、立ち姿も綺麗だし華もあり、 ガブリエルと3人が並ぶとなんとも華やかでした。 |