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これはあくまでも、わたくし亀の独断と偏見によるものです。 本音、辛口もありますが、真央さん大大大好き!の亀が愛情込めて、 勝手に書いたという事で、お許し願いたいと思います。 1回しか見ていないので、間違った解釈をしているところも多々あろうかと思います。 当然の事ですが正当な批評ではない事をご理解下さった上で、 お読み下さるようお願い申し上げます。
さて「マリー・アントワネット」昨日観て来た訳ですが、 周りの人の評判や、初演当時の評判がすごくいいのを知っていた私にとって、 きっと、かなり先入観が強かったのでしょう・・・ 1幕2幕は完全にお芝居に乗り遅れてしまいました。 「あれ?何?こんなもん???なんか物足りないな〜・・・」と、なんやら不完全燃焼!! 1幕2幕終わった時点では、あの私の大好きな「椿姫」となんかと(リキ) とても比べられる作品ではない!!!とまで思ってしまいました。
それは、何故か???考えるに 民衆の場面が、前後のお芝居の流れが途切れるような気がして、 私にとってどうも、いまひとつリズムに乗れない理由だったのかもしれません。
それから、アントワネットの心情や、贅を尽くした振る舞い、というのが、 実際には殆んど描かれていなくて(そう感じたのです) アントワネットの傲慢、わがまま、贅沢は、当の民衆の口が語り、そして罵り、 勝手に騒いでる気がしてならなかったのです。 つまり、お芝居を観る限り私はアントワネットは、 そんなに贅沢しているようには感じなかった。 だから、民衆が騒いでいても共感できない。 どちらかというと民衆の方が、 なにやら胡散臭くて!小賢しくて!嫌な連中!と感じる程でした。
民衆は何をそんなに騒いでいるのか??? フランス革命を知っていれば、その辺の想像はできます。 しかしお芝居としては説得力に欠けました。 マリーアントワネットが言う有名な台詞、 「パンがなければケーキを食べればいいのに」の 台詞もなかったのではないかな?(ありましたらすいません)
民衆の場面設定も単調のような気がしました。酒場などで騒いでいると、 誰かが階段の上から訪ねてくるパターン。 何回もあったような印象を持ってしまいました(実際はそんなにない?) ただガヤガヤしているだけで、際立った特徴のあるシーンにはなり得なかった、 などなどで、私は完璧お芝居に乗り遅れてしまったのだと思います。
「あ〜なんかあんまり面白くないな〜」と思いつつ3幕目に突入!
はい!!!それがですね!それがなんとまぁ〜!!!良かったんです〜(笑) 3幕目はそれまでが嘘のようにお芝居にぐんぐん引き込まれ、 気が付くと涙があふれ止めることができませんでした。 そして、私の体温は一気に上昇してしまいました(笑) もちろん劇場の熱気も一気に上昇していったと思います。
3幕では、マリーアントワネットは勿論のこと、ルイ16世、フェルゼン伯爵、 そして、ここにきてやっと市民の苦しさ悲しさにも、共感することができたのです。 遅いッちゅうに・・・ 1幕2幕がもったい無いと思えるほど、3幕ではすべての登場人物に息吹を感じる事ができました。 「最後がよければそれでいい!!」と言われれば返す言葉もないのですが、 1幕2幕で帰ってしまうお客様がいないとも限らないと思うと、ちょっと心配なのです。 3幕まで観れば大満足で帰れるのは間違いないだけに・・・。
しかし舞台は生きもの! 出演者のコンディション、その日の客席の雰囲気、自分の体調などで感想は変わってきます。 1幕2幕で私が乗り切れなかったは、きっとそういう事だったのかもしれないと思いたいですね。 今度私は10日観に行きます。昨日終演後にキップを買いました。 今度はどう感じるか、それを楽しみに観に行きたいと思います。
<つづく>真央さん初め役者さん達の感想を書きますので、待っていてくださいね♪
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