今年の登り初めは干支の山と決めて探していたら猪ノ口山(黒井城址)を教えていただいた。
前夜から泊り込みの同行者と飲んでいて寝る前に外を見ると静かに雪景色。ラジオの予報もさかんに
荒天を報じている。朝も降雪が続きノーマルタイヤの車では不安がありバス・電車で行くことにする。
JR黒井駅から歩いて興禅寺の登山口。お稲荷さんの傍を通り獣柵の扉を開閉して降雪の中を登る。
<お稲荷さん横の登山口と駐車場 8:56> <尾根への取り付き 9:03>
山門らしいので風雪を避けて休憩をと思ったが身を隠す場所はなく、呼吸を整えただけで先に進む。
<石踏の段跡の下 9:16> <石踏の段跡に近づく 9:17>
東曲輪跡の虎口を過ぎたあたりから風雪が強まり寒くなる。見通しも良くない。墨絵の世界です。
<東曲輪跡 9:27> <三の丸跡 9:29>
周りの景色は見えない。桜の木が寒そうだが花の咲く頃は好いだろう。昨年はここでワラビ狩をしました。
<二の丸跡 9:30(奥の石垣の上が本丸跡)> <本丸跡 9:30>
頂上での周りの展望は諦め。家から持ってきた熱い紅茶を飲む気も忘れて、下山に向け動くしかなかった。
<本丸跡の保月城址の石碑 9:31> <本丸跡ベンチ横の三等三角点 9:32>
温暖な和歌山からの久方の同行者との山歩き。何十年ぶりに雪を踏んだと喜んでくれたがあっけない下山。
<本丸跡をあとに下山 9:35> <降雪の中を下山 9:42>
下りは一つ東の尾根の三段ノ曲輪跡を通り石段を下りて登山口の駐車場に着く。駐車場にも積雪があった。
<登山口の駐車場の記帳所 10:05> <駐車場からお稲荷さん 10:05>
JR黒井駅を午前8時半ごろ出て10時半ごろ帰着。往復約2時間。降雪の為に頂上でゆっくり出来なかった。
黒井城の下館の興禅寺に寄る。春日の局の出生地です。雑誌「山と渓谷」に干支の山と紹介されたこともあり
登山者も多く訪れることでしょう。駅に向かう途中で大阪から来た多人数グループが雪の中を登っていきました。