水分公園〜珪石山(557m)〜向山(569m)
〜四の山(511m)〜観音堂
丹波市氷上町<’06.4.16>地形図1/2.5万 柏原
<水分公園登山口> <登山口からすぐの滑りやすい木橋>
ヒカゲツツジも見ごろと推察して、愛犬「風」を伴って石生の水分れ公園の駐車場に車を停める(10:00)。
新聞の記事に載ったようで、おまけに日曜日で山に登る人も多い。私にとってこの山は初めて登る山です。
<沢を渡って尾根道を登る> <急坂を登ると展望所>
昔から上りに弱い。しゃくにさわるが風が強い。いつも振り返って心配そうに私を見る。リードがピンと張って
いる時はほとんど引っ張りあげてもらっています。急坂を登り尾根に出た所が日本一低い分水嶺の展望所
です(10:28)。三日前に東京から来たJACの会員で分水嶺の踏査活動をしている人を案内して歩いた分
水嶺がよく見える。汗をかいたので少し休んで衣服の調整をする。冬から春の変りめの体温調節が難しい。
<展望所から快適な尾根道> <急登すると珪石山557m>
展望所からは傾斜も緩み快適な尾根道でゆとりが戻る。たまに見るヒカゲノツツジは花のあと、標高が低い
ためと先に進む。境界尾根が近づくに従って急坂になる。トラロープが現れる。脚が進まない風が何度も振
り返り心配そうに見る。リーダーはこのオレだ心配するな。やっと登り切った岩の上で小休止。風に感謝です。
ここで3人パーティが追い越していった。(あとでこの方達がたぬきさん仲間のOAPさんたちらしいとわかった)
少し休んでから唯一風が怖がったガレたヤセ尾根を通過していくと珪石山の標柱があった(11:12)。
<珪石山の採掘口跡> <蛙子(ガエルゴ)峰562m>
この山の標柱が私には理解しにくかった。しっかりとコースの勉強もしなかったので分岐点の標識の目標名の
位置関係が分からず少々判断に迷いました。珪石山の採掘口跡を見ながら行くと蛙子(ガエルゴ)峰に着く。
(11:39)。このあたりからヒカゲツツジの開花が見られその先の岩場(蛙子展望所)に人が鈴なりになって
いるように見えたので、その手前の岩場あたりで花の写真を撮って居るうち居心地がよいので昼食にする。
<蛙子展望所の手前の岩場で昼食> <蛙子展望所の手前の岩場のヒカゲツツジ>
昼食(11:42〜1216)をしているあいだに次々と登山者が過ぎていく。初めてお目にかかるヒカゲツツジは緑
色かかった黄色でいい色。新聞記事の影響もあるが、ヒカゲツツジの愛好者が大勢おられることが分かった。
<蛙子展望所> <ヒカゲツツジ>
昼食後無人になった蛙子展望所に登る(12:21)。見晴らしは好いし展望所を取り巻くように下方に見事なヒカゲ
ツツジの群落があり、先に撮影をするために下におりていた人が感嘆しながら戻ってきた。登った価値があった。
<向山頂上三角点569m> <向山頂上の標柱>
まだつぼみを持つヒカゲツツジが続く道を行く、対向する人も多い。五の山で大勢の人が食事中、焚き火をして
いたグループに柴犬がいて風が吠えるのでゆっくり話も出来ず先に進む。緩やかな起伏を行くと向山頂上に着く。
(12:51)。とくに見るべきものがないように思ったが、今日のコースで唯一の三角点で写真を撮って先へ進む。
<深坂北峰521m> <春日町不動の滝道分岐手前のヒカゲツツジ>
向山頂上から下って行って傾斜が落ちたら深坂北峰に着く。このあたりもまだまだヒカゲツツジが多い。
<春日町不動の滝道分岐> <松の台展望所のヒカゲツツジ>
深坂北峰からさらに下り、四の山との鞍部付近に春日町から登って来る不動の滝道分岐があり、そこから先
へ3分ほどで松の台展望所に着く(13:15)。ここもヒカゲツツジが多く咲いていて、これでもかと迫って来る。
<四の山511m> <三の山手前のヒカゲツツジ>
松の台展望所から緩やかに登っていくと四の山に着く(13:29)。その少し先で境界尾根を離れてトラバース
気味に下って行く、三の山の手前で振り返ると四の山の山腹に、午前中の登りの尾根から見えた岩壁が近く
に見える。さすがのヒカゲツツジもこのあたりで見納めとなりました。目にしっかりと焼きつけておきました。
<三の山470m> <岩座展望所入口>
三の山を通過(13:42)。しばらくは厳しい下り道。途中に岩座展望所の標識の先に露岩があり見晴らしが
いいので小休止。昼食後から前後しながら歩いてきた、三木市から来られたご夫婦と一緒になり展望を楽しむ。
<岩座展望所の岩> <珪石山と清水山>
展望所(13:50〜13:58)から正面に今朝登った長い尾根がくの字に曲がり珪石山に続いている。ここか
ら見ても最後の登りの傾斜はきつそうに見える。その右のトンガリが清水山で頂上に電波の反射板がある。
<向山から珪石山方面の稜線> <三の山谷中分水界起点>
今日歩いてきた稜線を見る。展望を楽しんでから三の山の谷中分水界起点の標識を通過して二の山に向う。
<二の山手前のコバノミツバツツジ> <二の山298m>
二の山の手前ぐらいからヒカゲツツジに変ってコバノミツバツツジが鮮やかな色合いで山を飾ってくれている。
<二の山と観音堂間のコバノミツバツツジ> <登下山口の観音堂>
二の山で観音堂に向って右折する(14:10)。その先で別のご夫婦がコバノミツバツツジをバックに写真を
撮っているので待っていると、私と風のためにデジカメのシャッターを押してくれました。観音堂の上の鹿柵
のゲートを通過して観音堂のすぐ上あたりではフィナーレを飾るように桜が満開でした。観音堂(14:29)。