ギターフリークスDACを手に入れた!&ミニ改造講座


コナミより販売されていたプライズ景品「デスクトップアーケードコレクション」。
(http://www.konami.jp/products/prize_dac_vol1/index.html)
(以下、DACと略)

前回『ビートマニアIIDX』『クイズマジックアカデミー』『ポップンミュージック』はファンの間で大好評でしたが、
2012年2月、ついに待望の『2nd ATTACK』が流通開始しました!!
プライズ系が超苦手な作者も、去年の9月に某通販サイトで速攻で予約しちゃいました(笑)
今回も3回に分けての企画で、全てBEMANI筐体が登場するようです。
第一弾は『ドラムマニア(赤筐体)』『ギターフリークス(赤筐体)』と、一度に2種類も登場!!

てなワケで、自宅に届いたミニチュアを組み立ててみました♪
以下、製品のレビューを兼ねて簡潔に組み立て方のコツなども解説しています。
例に寄って今回もモデラー(笑)としての血が騒ぎ出したので、コストの関係で省略された部分を
出来る範囲で実機に近くなるように改造してみました。
ドラムマニア(赤筐体)』の解説記事も合わせてご覧下さい♪

一般のプラモデルと違って基本的に接着剤や工具も一切不要で、指示通りに幾つかの部品を取り付けるだけ。
付属のステッカーやPOPも切れ込みが入っているため、台紙から剥がして飾り付けるだけで完成します。
ステッカー類は非常に小さい物や細長い物も多いため、貼る時に自分の指で直接触ると粘着力が落ちたり、
台紙から剥がした時に紛失する恐れがあるためオススメ出来ません。
出来ればピンセットを用意するのが望ましいですが、無ければ爪楊枝や竹串でも代用できます。

【改造に必要な道具】
・カッターナイフ
・デザインナイフ(極細のカッターナイフ)…シールを切り取る以外に、はみ出た塗料を削り落とすのにも使えます。
・ピンバイス(小型の手回しドリル)…大掛かりな加工には必須のアイテム。
・接着剤(プラモデル専用)…改造に使う以外にも万が一、パーツが取れたときのために。
・面相筆(極細)
・平筆(幅5ミリ程度の小さい物)
・クリアイエロー(水性)
・シルバー(アクリル系塗料)
・つや消しブラック(アクリル系塗料)
・透明プラ板(0.2ミリ)
・プラ板(0.5ミリ)

今回も2種類のバージョンが用意されています。『ギターフリークス』は 『V6』『V7』。
(ドラムマニアと共通)
前回と同じく、箱のシールで判別可能。
中身。
これまでのDACシリーズ同様、半完成品状態です。
実機ではオプションパーツの両側スピーカーユニットは、既に本体に取り付けられています。
そのため、『ドラムマニア』より取り付けるパーツが少ない感じです。
コレにモニター枠と看板を取り付けてステッカーを各所に貼って、ギターコントローラーを所定位置に載せるだけ。
他のDACと同じく、キャスターと固定金具も付属しています。
模型製作に慣れてない人も、特別な道具を使わずにリアルなミニチュアを手に出来ます。

今回から新たにオマケとして、ギタドラシリーズで活躍するアーティストや登場キャラクターが
デザインされたカードが1枚同封されています。
ちなみに、このパッケージには泉陸奥彦氏のカードが入ってました(笑)
全部で8種類あるらしいです。

まずは簡単な改造から。
『ドラムマニア』と同じく、スポットライト用のステッカーが付属していますが透明感ゼロなので、
いつもの様にシルバーで塗装して乾燥後にクリアイエローを塗装。
今回最も目に付いた箇所その1。
ギターコントローラーを立てかけるステイ部分ですが、耐久性の問題なのか内側が抜かれてなく
一体成型されています。

実際に仮組みしてギタコンを置いてみるとあまりにも不自然なので、ちょっと大変ですがココを刳り貫きました。
まず、カッターナイフが入りやすくするために、ピンバイスでステイ内側に適当に穴を幾つか開けて、
パイプ状のステイ本体を傷付けないように慎重にカッターナイフで削り落とします。

右が加工前、左が加工後のステイ部分。
実機と同じ様にギターコントローラーが透けて見えてますね♪
ステイ本体を傷付けずに内側を削り落とす作業は骨が折れますが、苦労した分その効果は絶大です。
ケガをする恐れもあるので、無理をせずに艶消しブラックで内側だけ塗り潰してしまう手もあります。
モニター枠にはギターネックを固定するステイが付いてますが、ココも内側が抜けてません。
筐体下部のステイと同様に削り落としました。
但し、削り落とす範囲が非常に狭くてカッターナイフが入り辛いので、素直にブラックで塗り潰した方がイイかも…

ちなみに、このパーツは元々接着が弱いらしく、加工中にポロッと取れちゃいました。
まぁ、かえって作業し易くなりましたが(苦笑)

今回最も目に付いた箇所その2。
ギターコントローラーと筐体を接続するコードが省略されています。
まぁ、1/12フィギュアと一緒に遊ぶ人には扱いやすくて好都合なんでしょうけど、
実機はワイヤレスじゃないので、このままでは違和感あり過ぎです(笑)
そこで、自動車模型の改造用パーツ『繊維コード』を使用しました。
以前から展示している『ギタフリ』ミニチュアにも愛用しているアレですw

本体側とギター側のコード取り付け位置に、ピンバイスで穴を開けてコードを差し込むだけです。
コードは曲げ位置を固定しやすいように、予めワイヤーを入れてあります。
その効果は完成後の画像をご覧下さい♪

モニター枠に画面を嵌めこみます。
今回もタイトル画面とプレイ画面の2種類用意されています。
『ドラムマニア』と違い、モニター側の画面固定用パーツが上に1個しか付いてません。
本体側のモニターに当たる位置に、画面を裏から押さえる部分がついてます。
そのため、モニター枠を本体に取り付ける時に画面が下に落ちてしまう事が…
画面がズリ落ちないように本体を傾けながら取り付けたりと、ちょっと工夫が必要です。

ドラマニと違って一旦モニター枠を嵌めると、爪やドライバーを引っ掛ける隙間が殆ど無くなるため、
好きな画面に交換する時は苦労するかも…

筐体へのシールやPOPの貼り付けと画面の取り付けは、このシリーズで一番楽しい作業ですよねぇ♪

製品の完成度が非常に高いお陰で、箱裏の解説通りに貼るだけでOK
接着力が意外と強いため、位置がズレて修正する時は要注意!!
特にモニター周囲のステッカーは細いので、乱暴に引っ張って千切らないように…
こういう作業は指先ではなくピンセットを使うのが無難。無ければ爪楊枝でも代用できます。

筐体上部に取り付けるマーキー部分。
裏を見ると両側に出っ張りがあり、さらにに2個の丸い突起があります。
そのまま本体に差し込むだけで固定されるワケですが、この丸い突起が固くて嵌め辛く感じたので、
思い切ってカッターナイフで切り落としました。
元々、パーツの整合性が高いので突起が無くても少々の事では抜け落ちません。
さらに画面交換をしようとすると、先にマーキー部分を外さなければならないので、
モニター枠を外す時にも多少楽になります。
完成!
ドラマニはBASSスピーカーの改造以外、特に目立つ部分はありませんでしたが、
ギタフリはステイ部分やコード等、目に付きやすい部分の省略が多かったお陰で、
今回の改造で一層引き立ちました。

ドラマニ以上にカッターナイフを使う工作が多いので、チャレンジされる場合はケガに注意してください。
毎度の事ながら、このシリーズは基本的に非売品なので改造される際は自己責任でお願いします。
(^^;ゞ


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