脱出病棟Ω(オメガ)―ホラー実体験室―

実機について

このお化け屋敷は 本当に襲われる

目を覚ますと、車椅子に乗せられ身体を拘束されていた……
あなた達は誰がどんな目的でこんなことをしたのかも分からないまま、
廃病棟からの脱出を目指して闇の中を進み始める……

―生き残るためのルール―

制限時間内に脱出すること
仲間の誰か1人でも死亡した場合は、全 員 殺 さ れ る

"決してひとりでは入らないでください…"


2016年、バンダイナムコエンターテインメントから登場。
同社の期間限定イベント「VR ZONE-project i can-」にて公開された、バーチャルリアリティ(VR)の研究用筐体の一つである。
(2016年4月15日〜10月10日まで)

箱形の大型筐体の内部に、2人分の座席が設置されている。
VRゴーグルとインカム付きヘッドホンを装着し、右手は"Vive"のコントローラーを持つ。
このコントローラーは懐中電灯として使用し、ボタンを押すと前方を照らす。
体験者は車椅子に乗せられた設定で、座席の左手側の操作レバーで車椅子を操作する。
レバーを前方へ倒すと前進、後方へ倒すと後退する。
進行中に分岐点があり、ゴーグル内に表示された進行方向を示すアイコンを、"Vive"のコントローラーで選択する。
インカム付きヘッドホンにより、他の体験者と会話をしたり、相手の悲鳴を聞いて状況を把握したり、
参加者全員が協力して脱出しなければならない。 1人でも犠牲になった場合は全員死亡となる。


【参考資料】

バンダイナムコエンターテインメント「VR ZONE-project i can-」公式サイト
(https://project-ican.com/)

バンダイナムコエンターテインメント「VR ZONE SHINJUKU」公式サイト
(https://vrzone-pic.com/)

2016年9月3日…
リアルドライブ」の筐体ミニチュアを制作した後、お盆前に奇跡的に予約の取れた「VR ZONE-project i can-」を体験!!

正直言うと作者は漫画・アニメ・映画でも、こう言うグロいホラー作品は苦手でして…
ビデオゲームでも、ナムコの名作「スプラッターハウス」(1988年)までが限界です。
現地に訪れた当日も気になったものの、結局パスしちゃいました。
ツイッターで、他の体験者の感想を聞くだけでギブアップしそうです。
でも、遊園地のお化け屋敷とかは平気なのになぁ…

そして、二度目の「VR ZONE SHINJUKU」訪問となる2017年8月26日…
ツイッターのフォロワーさんのお二人が、現地で一緒に遊んでくれることになりまして、
今まで気になりながらも、入る勇気が無かったコレにもチャレンジする事に…
筐体側にある専用端末で、同時に参加する人数と性別・自分の名前を登録してから、筐体内部へ案内されます。
VRゴーグルとヘッドホンを装着し、右手は"Vive"のコントローラーを持って、心の準備が出来たらアクティビティ開始。
廃病院の内部はほぼ暗闇。懐中電灯で周囲を照らしながら慎重に電動車椅子を進めていきます。
ヘッドホンにはマイクが付いており、他の参加者と会話のやり取りが可能。
会話しながら一緒に謎解きしたり、道案内をしたりして全員で出口を目指すワケです。

フォロワーさん2人は経験者だったおかげで、作者達3人はギリギリ脱出に成功しました。
あまりネタバレするのもアレですが、最後の謎解きは全員の協力が必要です。
兎に角、VRである事を忘れさせられるほど、恐怖感溢れるアクティビティでした。

※実機の画像は「VR ZONE SHINJUKU」で撮影(2017年9月24日)

これまでの筐体ミニチュアと応用なので制作法は端折りますが、筐体内部にフィギュアの出し入れがし易い様に、
座席の背後にある、スリガラスのスクリーン部分は自由に取り外せます。
操作レバーやVRゴーグルの収納場所など、内部も作り込んでます。
それにしても、看板の真っ赤な目玉が怖い…(^^;)

「脱出病棟Ω―SHINJUKU ver.―」
「VR ZONE SHINJUKU」開設記念に追加で作っちゃいました(笑)
目玉の看板がツライチになっていたり、床も低くなっている等の違いが見られます。
展示ケースに収めるために、全体の大きさも少しアレンジしています。

「脱出病棟Ω―SHINJUKU ver.―」と本家「脱出病棟Ω」、最初で最後の記念写真です。
二度目の「VR ZONE SHINJUKU」訪問となる、2017年8月26日の前日に撮影。
他のVR筐体ミニチュアと共に、「VR ZONE SHINJUKU」にプレゼントいたしました。