L.A.Guns  "Man In The Moon" 

 フィリップ・ルイス復帰。彼が参加した1994年の Vicious Circle 以来の新作
 
  1 Man In The Moon
  2 Beautiful
  3 Good Things
  4 Spider's Web
  5 Don't Call Me Crazy
  6 Hypnotized
  7 Fast Talkin' Dream Dealer
  8 Out of sight
  9 Turn it Around
 10 Scream
 
 Peasonal
 フィリップ・ルイス(vo) トレイシー・ガンズ(g) ミック・クリプス(g)
 マディー・ダットン(b) スティーブ・ライリー(ds)
 Producer
 ギルビー・クラーク(ex Guns n' Roses)
 
 現在 RATT で唄ってるジジィ・パール参加の前作 Shrinking Violet で
 Led Zeppelin の How Many More Times をカバーし、相変わらずトレイシーのZepフリーク振りが
 よく分かるが今作も随所に Zep フレーズが登場する。
 
 特に 3 はZepの Heartbreaker で
 ほぼ全曲 70年代風のギターリフが楽しめる。
 
 アルバムタイトル 1 は4THアルバム Vicious Circle 収録 Long Time Dead を 
 進化させ、フィリップが L.A.Guns では、長い間沈黙していたが、いま月で甦ったような感じで
 非常に劇的。
 
 シングル候補の 2 は L.A.Guns にしては、ほのぼのしたナンバー。
 控えめなピアノが気に入っている。
 
 3 は先述の通りこのアルバムで最も Zep している。
 4 のイントロは Never Enough かも思いきや、聴いていくうちに Sex Action を感じさせる部分もある。
 
 バラード 5 はイントロから徐々に盛り上げようとしてるが
 ただ長いだけの退屈な曲。
 
 しかし、6から8にかけて
 L.A.Guns の魅力が爆発する。
 
 特に 7 のスピード感は素晴らしい。
 3 曲続けて、曲が唐突に終るのは意図的か?
 
 もう1曲バラード 9 は、朦朧とした雰囲気。
 トレイシーの最初のソロがすごく単純なのにとても耳に残る。
 
 ラスト 10 は素朴なロックンロールナンバーだが哀しい疾走感が好き。
 
 ギルビー・クラークがアルバムをプロデュースし
 フィル・スーザン(ex Ozzy Osbourne〜Vince Neil)がエンジニアを担当し
 製作チームをL.Aの身内で固めている。
 
 サウンドは決して新しいものではなく、70年代のロックンロールに回帰した音作り。
 スティーブのドラミングがとてもいいのに、音がイマイチで残念だが
 ライヴで聴くと絶対に良いナンバーばかりだと思う。
 
 再結成ライヴ盤 A Nite On The Strip 等で彼らは、原曲より数倍素晴らしい演奏を聴かせてくれる。
 L.A.Guns はライヴで実力を発揮する。
 
 それは、Guns N' Roses とは対照的な魅力を持ち、
 どこかB級センスを持った、しかしとてもクールで華やかな アンダーグラウンドヒーローだ。
 
 アルバム内ジャケットのメンバーフォトがとても渋い。
 新メンバーの マディ は Black Crows のメンバーのようでかっこいい。
 
 気になるのは、グループショットで5人揃って映っているが、
 内ジャケットの個人フォトで オリジナルメンバー ミック・クリプス のフォトがない。
 
 再結成ライヴ盤リリース後、前任ベーシスト ケリー・ニケルズと一緒に脱退したという未確認情報が入っている。
 今回彼がどれだけこのアルバムに関わっているのか不明で
 現在のところ、彼のバンド内の存在は謎だ。
 
 あと裏ジャケのグループショットで中央にいる フィリップ の へそ の位置が異常に高いのでファンは要チェック。
 

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