WhiteLion  "Mane Attraction"

 Release data March.1991
 
  1 Lights and Thunder
  2 Broken heart
  3 Leave me alone
  4 Love don't come easy
  5 You're all I need
  6 It's over
  7 War song
  8 She's got everything
  9 Till death do us part
 10 Out with the boys
 11 Blue monday
 12 Farewell to song
 
 Personal
 マイク・トランプ(vo) ヴィト・ブラッタ(g)
 ジェイムス・ロメンゾ(b) グレッグ・ディ・アンジェロ(ds) 
 Producer
 リッチー・ズィトー 
 
 過去2作のアルバムはプラチナディスクを獲得するHITはあったが
 アルバム自体の音質が良くないこともあり、名曲の良さが半減していた。
 
 その問題点をこのアルバムで解消しており
 今でも古さを感じない壮大な音で楽しめる。
 
 曲によって伸びたテープのように音がゆらゆらしている部分は、
 アルバムジャケットから察するに古き良き劇場のような、
 アナログ的な部分をコンセプトにした
 Bandやプロデューサーの意向だと思う。
 
 マイクのヴォーカルも格段に巧くなっており、
 特にバラードで、優れた歌唱を聴かせてくれる。
 
 イントロから緊張感を誘い、爆発したかのように始まる 1 は
 ヴィト のスペーシーなギターを多くフューチャーした大作。
 インディーズ時代の再録 2 は Band初期の哀愁漂う雰囲気をそのままにして、
 よりダイナミックな音で表現しており
 ドリルのような鋭いリフが強烈な 3 は典型的なHardRockソング。
 
 キャッチーな 4 はイントロのライトハンドや天を突き抜けるようなギターソロ
 ジェイムス の効果的なスライドアップ、繰り返されるサビのリフレイン等、HIT曲のツボを心得た秀曲。
 
 細やかなアコースティックギターの 5 から、ゆったりとしたリズムの 6 の流れは旨く構成されている。
 
 グレッグ の独特なリズムで始まり、最も激しい 7 の展開はまるでLedZeppelinで
 当時の湾岸戦争に対するメッセージを歌っている。
 
 ピアノで始まるバラード 9 も名曲で、後半の転調する部分が非常に劇的である。
 
 Band初のインスト スティーヴィ・レイ・ヴォーン に捧ぐ 11 は
 「ゲイリー・ムーア に捧ぐ」の方が合うような気がする。
 ヴィト の歌っているように掻き鳴らすギターが聴きどころ。
 
 そして、アルバムのラスト、そしてWhiteLion のラストナンバー 12 は感動的な歌詞と、
 雄大なアメリカンロックの醍醐味が味わえる。
 
 「これからもロックは移ろい、シーンは変わるが、ずっと俺のそばにいて欲しい、
 だから俺もそばにいよう...」
 
 これ程 "ラスト" に相応しい曲を今まで聴いたことがない。
 
 WhiteLion 解散後、マイク は Freak of Nature やソロで順調に活動しており、
 2003年4月に ソロ3作目 More to life than this をリリースする。
 ゲストに スティーブ・ルカサー(g)や エリック・ジョンソン(g)が参加。
 
 ジェイムス と グレッグ は、ザック・ワイルド とPride & Glory やセッション等に参加。
 ジェイムスは、フォトグラファー等のアート関連の仕事も携わっている。
 
 ヴィト はこのアルバムとツアーを最後に音楽生活から完全に引退。 
 このアルバムで、エディ・ヴァン・ヘイレン的なギターから
 独自のスタイルを確立出来た過渡期の引退だった。
 
 近年、彼が使用するGuitar スタインバーガー も生産中止する残念な情報も入っている。
 現在も彼の復帰を願うFANは少なくない。
 
 このアルバムを含め1stアルバム Pride からの全アルバム(輸入盤)のプレスは現在も続いている。

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