L.A.GUNS " VICIOUS CIRCLE "
Release data 1994
1 Face down
2 No crime
3 Long time dead
4 Killing machine
5 Fade away
6 Tarantula
7 Crystal eyes
8 Nothing better to do
9 Chasing the dragon
10 Kill that girl
11 I'd love to change the world
12 Who's in control (Let'em roll)
13 I'm the one
14 Why ain't I bleeding
15 Kiss of death
Personal
フィリップ・ルイス (vo) トレイシー・ガンズ(g)
ミック・クリップス(g) ケリー・ニケルス(b)
Additionalmusician
ニッキー・アレキサンダー(ds) ボーンズ(ds) ジム・リット(cho)
マイロン・グランバッカー(ds) スティーブ・ライリー(ds)
アルバムタイトル" 悪循環 " の通り、メンバー各自のプロジェクトを進めており,
バンドが殆ど壊滅状態のなか、契約消化の為に作られた黄金期メンバー最後のアルバム。
しかし,音質が良く、楽曲が充実しており L.A.Guns 最高のアルバムだと思う。
モダンでヘヴィな 1 がスタートした時は、「今までと違うな」という印象だが,
そこら辺のグランジサウンドと一線を画す佳曲。
スピード感溢れる 2 やドラムサンプリングを使った 3 は面白い。
トレイシーのもう一つのバンド名と同じパンテラ風 4 は名曲。
ソロに突入する前のツインギターの掛け合いが秀逸で何度も聴いてしまう。
5 はエジプトな雰囲気で
6 はトレイシーが弾くアコギのインストでZEPみたい。
前作収録のバラード 7 は必要ない。音源もそのままなので何故収録されているのだろう?
8 はジャムセッションで出来たようなロックンロール。ベースのケリーが歌ってる。
9 は、Aerosmith の Sweet emotion風で
曲のタイトルは,ドラッグの吸飲方法の名前。アルミで炙ってストローで吸うこと。
スラッシュメタル 10 も素晴らしい。
11,14は物憂げなバラードで 11は Ten Years After の曲。
12は 捨て曲だが今風のへヴィネスで始まり方が不気味な雰囲気を醸している。
高速パンクナンバー 13 がこのアルバム唯一1stのルーツに戻った感じで No Mercy している。
最後の 15 はZEPの Stairway to heaven 風のバラード。
まるで L.A.Guns の最期を歌っているようで悲しい。
「愛しあっていたはずの2人が、最後にはお互い殺したくなってしまった」という歌詞の内容が辛い。
ラストを飾るに相応しいが...。
バンドは、短いツアーのあと一度解散している。
その後、トレイシーだけで新生 L.A.Guns を続けて、数枚のアルバムを出している。
この時,来日公演が予定されていたがキャンセルされた。
大阪は確か会場がベイサイド・ジェニーだったと思う。
しかし、1999年末に突然オリジナルラインナップで再結成して新曲と過去の曲をリメイクしたアルバムを出している。
Right here , Right now Re-turn