米国の自動車保険
1997年11月 枝川 哲也
ノーフォルト制度(無過失責任)
1965年全米26州、ワシントン特別区、プエルトリコにおいてノーフォルト自動車保険が施行、制度化。最低限の自動車保険(対人・対物賠償)付保険の強制ならびに損害請求権の制限(自動車事故による損害額が一定の金額を超えない限り、加害者に概する損害賠償請求を禁じ、自分のノーフォルト自動車保険で保証を得る)を定めている。被害をうけても一定額まで請求。
目的
無保険者の一掃
些細な自動車事故に係わる民事訴訟の排除
保険料値下げ
事故の流れ
契約者・代理人・保険会社・鑑定人
$1.000 以下 :書類審査のみ
$2.000 以下 :外部機関にてチェック
$ それ以上 :鑑定人依頼
日本との違い
州によりクレーム処理の手続きが違う
損害の基準がない(労災等級、懲罰賠償)
まず訴訟(訴訟は最初の手段、最後の手段ではない)
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