『2つの発問で組み立てる授業』


「先生、この授業、どんな発問をしたらいいですか。」

 団塊世代の教師の退職に備え、新卒教師が大量採用されてきます。
 みなさんの学校にも、新しく来られた先生がいるはずです。

 教師は、いきなり担任になり、そして毎日の授業をしなくてはいけません。
 でも、大学では、ほとんど、授業のやり方を教えられていないのです。

「教科書に載ってるこれ、どうやって授業したらいいのかな。」
(新卒の方は、「教材」という言葉さえ知りません。)

 新卒教師に授業の作り方を教えるのは、
先輩のあなたなのです。

 例えば、3年の社会。教科書に、スーパーの写真がドーンと見開きで載っています。
 最初の導入、どういう発問をしたらいいのでしょうか。
 そして、なぜ、その発問をするのでしょうか。
 次に、どんな発問をして、その授業の学びを確立し、次の授業につなげるのでしょうか。

 私なら、最初、子どもから多様な意見が出るマルチ発問を出します。
 次に、二者択一のセレクト発問で、子どもに課題を提起し、話し合わせ、調べ学習へとつなげていきます。

 マルチ発問「このスーパーの絵を見て、気が付いたことをいくつも書いてごらん。」

 ・ 魚が売ってる。
 ・ 野菜が売ってる。
 ・ 特売、って書いてある。
 ・ タイヤのついた買い物かごがある。
 
 何を言っても正解です。多様な気付きが、クラス全員から出されます。情報の交流ができます。

 セレクト発問「買い物するのは、スーパーと商店街、どちらが便利ですか。」

 子どもは迷います。すでに商店街の学習をしている子どもらなら、特に迷います。
「商店街。買いたいものだけがすぐ買えるから。」
「スーパー。いろんなものがいっぺんに買えるから。」

 セレクト発問をクラスで話し合うことで、スーパーの特徴というものを自然と学んでいくことができるのです。

「では、これから、スーパーの便利なところ、工夫しているところを調べていきましょう。」

 マルチ発問でクラスの多様な意見を引き出し、セレクト発問で集中的に話し合い学びを得る。2つのタイプの発問による授業の組み立て方があるのです。

 詳しくは、『2つの発問で組み立てる授業』(フォーラム・A)をお読みください。

 この本を読むことで、あなたは、授業について、自信を持って、新卒教師に教えることができるでしょう。

定価 1365円(税込み)

発売中

ヤフーブックス



そうそう、目次を紹介するのを忘れていました。
STEP1 全員が発言できる「マルチ発問」
1 クラス全員ができる授業を
2 スモールステップで授業をつかむ
3 みんな発言できる魔法の発問
4 だれでも作れるマルチ発問の実例と分析
5 量から質へせまるマルチ発問
6 「教えたこと=学んだこと」理想の公式
7 マルチ発問をサポートする教育技術
8 学級のまとまりも強くする発問・授業
9 マルチ発問で学習能力を高め
        学習規律をきたえる方法
10 マルチ発問の限界と可能性
STEP2 子どもを伸ばす「セレクト発問」
1 ピントをしぼって学力アップの授業へ
2 迷うことからこそ生まれる学び
3 授業のねらいにせまる究極の発問
4 だれでも作れるセレクト発問の実例と分析
5 熱い討論授業を支えるのは「理由」
6 授業のねらいからさらに深く学ぶために
7 セレクト発問をサポートする教育技術
8 教師の立場を強める発問・授業
9 より学習能力を高め
        学習規律をきたえる方法
10 セレクト発問の限界と可能性
STEP3 2つの発問で組み立てる学力を高める授業
1 授業をもつれさせない“発問の心得”
2 授業を支える土台“ノート指導”
3 発問レベルアップ! マルチ→セレクトへ
4 すぐれた授業の共通点から学ぶ発問のノウハウ
5 感動を生み出す授業の組み立て方
6 豊かな交流を生み出す授業の組み立て方

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