離任式の花を教室に


日刊考現学(1998.4.10)より

■徒歩15分

●学校の最寄り駅から、学校まで、歩いて15分かかる。
 今日は、重たい鞄と、昨日の離任式でもらった花束をもって、ぼうっとしながら歩いた。とても眠たかったのだ。(今、この瞬間も眠い。)
 花束は、教室に飾ろうと、思う。
 ところで、その花束は、かすみ草の中に、赤い小さなバラみたいな花がいっぱいあった。さらに、その中に花のつぼみもいっぱいあったのである。
 この日、子ども達に、離任式でもらった花束について、話した。
「みんなは、開いた花とつぼみの花とだったら、どっちをもらいたいですか。」
 すばらしいな、と思ったのは、子どもの手の数が半々だったことである。
「開いた花がいい」という子がほとんどだと、思っていたのだ。
 理由を聞いてみた。
「開いてたら、きれいだから。」なるほど、その通りだ。
 さあ、つぼみがいい理由もぜひに聞いてみたい。
「これからもまだ、花が咲くから」
「開いた花やったら、すぐに枯れてしまうから。」など。
「開いた花ももちろん、きれいでいいけど、つぼみの花もあると、まだまだ花が咲くから、前の学校の思い出が残っていいです。」
と、私は語った。

咲いた花もつぼみの花も、美しい!