聴導犬の仕事


聴導犬の仕事を考える中で、耳の不自由な人がどんなことで困るのかが、わかる授業です。

1.一枚の写真から 

 日本聴導犬協会http://www.hearingdog.or.jp/のトップページにある写真を子ども達に見せます。
 あらかじめ、
写真の画像をパソコン内に保存しておきます。(女の人と犬が電車に乗ってる写真です。)

 この写真を見て、気が付いたこと・分かったこと・思ったことをノートに箇条書きしなさい。 

 私のクラス(6年)では、3分後、1人2つ以上、指名なし発表させました。
「電車に乗っている。」
「犬が人の下にいる。」
「首に何かぶらさげている。」
「ホイッスルらしいものがある。」
「女の人が犬の方をみている。」
「犬は、だまって、ご主人の言うとうりにしている。」
「もうどう犬(ちょうどう犬?)がいる。」
「犬に黄色いものがある。」
「目がわるいのかもしれない。」
「この女の人は目の障害をもっている人かなと思う。」
「この犬かいじょ犬?」
「犬は聴導犬だ。」
「女の人がもうどう犬見たいな犬をつれている。」
 聴導犬のことは、テレビや新聞に出ていたことがあるらしく、聴導犬の存在を知っていた子が、クラスの3分の1ほどいました。

板書 聴導犬

「この犬は聴導犬です。」
ということを子どもに告げた後、日本聴導犬協会のホームページを見せます。
 
日本聴導犬協会http://www.hearingdog.or.jp/

2.聴導犬の仕事を考える

 聴導犬は、どんな仕事をすると思いますか。
 ノートに、3つ書けたら持ってきなさい。

 3つ書けた子のノートに○をつけ、板書させました。
 板書が埋まった所で、発表。次に、板書してない子の発表。さらに、出てない意見を発表させました。
・やかんがなったら知らせる。
・電話がなっているのを教える。
・車のクラクションがなったらはしによせたりする。
・耳が不自由な人のために、かわりに言葉を聞く。
・インターホンの音を教える。
・耳がわり。
・目ざましがなっているのをおしえる。
・げんかんに人が来ていたりしたら教える。
・湯やお茶やごはんを作るためおなべなどを使ってあわがふいた時などに知らせる。
・耳が聞こえないからほえて車が来るのを教える。
・自てん車のベルの音を教える。
・その人があぶないとき安全な所につれていく。
・チャイムなったら教える。
・聞こえた音を,飼い主に知らせる。
・電車の駅でおりたいときに知らせてくれる。
・ほかの人が話しかけてきたりしたら主人に知らせる。
・耳の不自由な人にキケンをおしえる。
・かい主が指示をするといろいろなほえかたで知らせる。
・電車のふみきりをおしえる。
・目ざまし時計がなると、飼い主さんをおこす。
・音のなったとこまで(用事があるとこまで)つれていく。

 では、ホームページに、どう書かれているか見てみましょう。

 ここで、日本聴導犬協会のトップページから「聴導犬の主な仕事」という項目をクリックします。
 そして、書かれていることを、連れ読みで読んでいきます。

 日本聴導犬協会から出されている次のビデオを見ると、より効果的です。

日本聴導犬協会オリジナルビデオ・約10分
聴覚障害者に安心と安らぎを運んでくれる〜聴導犬物語〜

 メールで聴導犬協会に申し込めば、ビデオ代(650円)+送料で、送っていただけます。
 
日本聴導犬協会inf@hearingdog.or.jp

3.聴導犬に関するハテナ

 聴導犬について知りたいことやハテナをノートに書きなさい。

 1分後、書けた子に立たせ、言わせていきました。 
「聴導犬は、盲導犬と同じぐらい訓練をするんだろうか?」
「聴導犬は日本に何びきいるのか。」
「聴導犬はどのような場所でどんなふうに訓練をするのか?」
「どんな場所にも,ついていって仕事をしているのか。」
「近所の人に話しかけられたらどうするのか?」
「聴導犬はなぜ人を助けるのか知りたい。」
「聴導犬の訓練所は世界にいくつあるのか。」
「どうやって声をつたえるのか?」
「聴導犬の耳が不自由になったらどうするのか?」
「犬の種類はあるのか?」
「聴導犬になるまでどれくらいかかるのか。」
「聴導犬になるためにどんな訓練をするか。」
「もし飼い主がトイレとか行くとき犬はどうするのだろう。」
「おやつや、ごはんを食べたい時は、どうするのか?」
「どうやって聴導犬をきめているのか。」
「聴導犬はどう思ってやっているのか。」
「聴導犬は買うのに高いお金を出すのか。」
「どうやったらあんなに覚えるのか。」

 みなさんのハテナの答えがあるか、ホームページを見てみましょう。

ケンタくんの聴導犬Q&A」という項目を見せます。
 聴導犬が日本に14〜15頭しかいないことや、訓練は1日15分ほどで1年8ヶ月ぐらいかかること、捨て犬や飼い主のいない犬が聴導犬候補となることなどが、書かれています。
 わずか14〜15頭としか聴導犬がいない、ということに、子ども達は驚きの声をあげていました。
 ちなみに、日本聴導犬協会では、聴導犬を無料で聴覚障害の方に貸与しているそうです。

 個人的に、「聴導犬3拓クイズ」を作りました。併せて、ご活用ください。

4.子ども達の感想

 今日の授業の感想を書きなさい。

・聴導犬はどのようなことをする、どんな訓練をするかがわかりました。あと聴導犬は、えらいなぁ、とかすごいなぁ、と思いました。それで楽しかったです。(男子O)
・聴導犬をかうのには、ボランティアだからただで犬をかしてもらえることがわかった。この犬は日本に15頭ぐらいしかいないことがわかった。(男子Y)
・聴導犬はタダなんて知らなかったけど、条件がついているなんて知らなかったです。聴導犬はいろいろな役目していた。電話がなったら教えたり、事故があったら助けを呼ぶなど賢い犬だなあと思いました。たのしかったです。(男子S)
・なぜ聴導犬や盲導犬などの介助犬など、ほかにもたくさん必要な事があるのに郵便番号7けたなど人々が楽なようにとむだなお金を使っているのを見て「ばか」ちゃうかと思った。14頭〜15頭で満足してるわけがないと思った。もっと使わなあかんことあるやろ!(男子G)
・私が、初めて知ったのは、聴導犬という犬でした。聴導犬の仕事は、耳が不自由な人のために、かわりに、音を聞くとか、だれか来たら、教えたりするのです。初めて知って、すごいと思いました。(女子M)
・聴導犬は、これからもっともっとふえなければならないと思います。聴導犬を必要としている人たちがたくさんいるのに、まだ日本に14〜15頭しかいないなんて思いませんでした。私たちが何かできるのであれば、お手伝いしてみたいです。(女子S)
・私は犬が大好きなので今日みたいな勉強はとっても進んでできました。これからも動物とかそういう勉強がいいと思いました。総合は前まではあまり好きじゃなかったけど、今は少し好きになれました。(女子Y)
・今日、初めて聴導犬のことがわかった。聴導犬は、耳の不自由な人には、大切なことがわかった。(女子K)
・聴導犬がとても少ないのでびっくりしました。これから、どんどん増えていくと耳の不自由な人の多くが楽になれると思いました。また、聴導犬は毎日15分の訓練を1年ぐらいするのでえらいなぁと思いました。(女子I)
・聴導犬がどんなことをしているのかわかった。聴導犬は捨て犬などから、なったりすることがわかった。聴導犬がどんな訓練をしていて、1年8カ月でなることがわかった。(女子R)
・日本にこんなに少ない数しか聴導犬がいないなんてしりませんでした。だから耳が不自由でも聴導犬がいない人がいるんだなぁと思いました。聴導犬がもっとふえて耳が不自由な人が困らないぐらいになったらいいなぁと思いました。(女子M)
・聴導犬という犬は知っていたど、こういう大変な仕事やっているなんて知らなくて、とてもすごいなぁと思いました。聴導犬は、耳の聞こえにくい人のために毎日がんばって働いているので、すごいなぁと思いました。(女子N)
・聴導犬のいろいろな仕事の内容がよく分かりました。聴導犬はテレビとかで見たことがあるけど、訓練の方法や年月が分かったのでとってもよかったです。これからも、聴導犬などの犬のことについて、調べていきたいな、と思いました。(女子I)
・犬は人間のためにいろいろなことをしているだなぁと思いました。人間と犬はとてもいいコンビだなあっと思った。犬はとてもりこうだな〜と思った。(男子F)
・聴導犬は初めて聞いたけど、どんな仕事をしているかわかった。聴導犬は日本に14ひきから15ひきいることがわかったけど、外国にいるのか知りたい。(女子I)
・ぼくは、聴導犬を名前しかしらなかったけどこの勉強をしてよくわかりました。それとぼくのいとこの子供が耳が不自由なのでよく勉強がわかりました。(男子M)
・ボランティアで犬を訓練するのは大変
てまがかかる。それに犬はあきっぽいのでテストもたった十五分だけ。しかも十頭くらいしかいないので他の人はどうしているだろう。(男子T)


 次の時間から、聴覚障害について、くわしく学習していきました。
 その後の展開について、興味がある方は、荒井賢一までメールをください。
 
荒井賢一hag64950@ams.odn.ne.jp


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