2年3組学級通信「プラス1」163(1998.3.24)


別れの唄
 2年3組の子ども達よ!お別れだ。
 君たちは、いよいよ3年生になる。
 そして、クラスもかわる。先生もかわる。
 仲のよい友だちと別れることになるかもしれない。
 しかし、別れがあるから、出会いがある。
 君たちなら、新しい出会いから、多くのものを学び、多くの友をつくり、よりたくましく成長することができるだろう。
 荒井先生との出会いを覚えているだろうか。
 入学式、君たちは、1年生のための合奏をするため、学校に来ていた。そして、準備のために、音楽室に集まっていた。
 その時、荒井先生も、君たちと一緒に音楽室にいたのである。
「元気のいい、すてきな子ども達だな」と思っていた。
 そして、1学期の始業式。先生は朝礼台に立って、あんパンを持って、自己紹介をした。
「ここにパンがあります。アンパンです。昔パンより饅頭が好きな 人の方が多かったそうです。そこで、パン屋の木村安兵衛さんは 考えました。“そうだ、パンの中にあんこを入れたらいい”そう して、できたのがアンパンです。アンパンのアがつく荒井です。」 先生がなぜ、この学級通信に「プラス1」とつけたのか、知っているだろうか。プラスというのは「+(たす)」という意味である。
 どんな時でも、自分なりの工夫やがんばりをプラス1してほしいという思いから、「プラス1」とつけたのである。 
 自己紹介でアンパンの話をしたのも、木村安兵衛さんがパンにプラス1してアンパンを作ったように、君たちにもプラス1してほしかったからだ。
 君たちは、りっぱに「プラス1」してきた。
 何も言われなくても黒板を消したり、花に水をやってくれたり、机の整頓をしてくれたりした子がいた。
 紙コップのけん玉を作った時、二つの紙コップを合わせて作ったり、ハサミで切って、たこの形にしていた子もいた。
 クイズ係・絵かき係・トランプ立て係・輪ゴムとばし係などなどたくさんの係も作った。
 毎日やった「お絵かき計算ワーク」(百マス)の色ぬりで、ていねいにぬること、それだけでも立派なプラス1である。
 いろんなプラス1がある。
 廊下そうじで、「今日は下駄箱の裏側もそうじしてみよう」と思ってするのも、プラス1だ。
「今日は先生より先にあいさつするぞ」と思って、「おはよう!」というのも、プラス1だ。
 君たちは、これからもたくさんのプラス1をやっていくだろう。

♪きみの行くみちは はてしなくとおい
  なのに なぜ はをくいしばり
  きみは いくのか そんなにしてまで

  きもの行くみちは きぼうへとつづく
  そらに また 日がのぼるとき
  わかものは また あるきはじめる♪

 自分の人生にプラス1できる人は、自分のゆめをつかめる人だ。

☆一年間、ありがとうございました。☆