720°

実機について 1986年、ATARIから登場。
スケートボードをテーマとしたスポーツアクションゲームの一種である。

プレイヤーはスケートボーダーとなり、街中をスケートボードで滑走する。
ゲームのタイトルは、スケートボードのトリックの中でも非常に難易度の高い、
ランプから飛び降りた後に空中で完璧な720°(2つの完全な円)を描くトリックが由来である。

レバーでプレイヤーを任意の方向に操作し、キックボタンを押すとスケートボードの加速、
ジャンプボタンを押すとジャンプする。
ゲームスタート時に4つのレベルの街から一つを選択する。
街に点在する様々な構造物を利用してジャンプやトリック(ジャンプ中に出す技)を行うことによって、
プレイヤーは制限時間内までに、スケートパークでチャレンジするのに十分なポイントを獲得していく。
街中には「マップ」アイコンが落ちており、これを取得すると道路・公園・店、そしてプレイヤーの位置が記された地図が表示される。
更に街中には危険物や障害物も点在しており、危険物を飛び越えるとポイントを獲得出来る。
街中でトリックを繰り返して一定数のポイントを稼ぐと「チケット」が手に入る。
そのチケット1枚で4つのスケートパーク(イベント)の内、いずれか1つに入場する事が出来る。
パークに入場するとチケットが1枚消費される。スケートパークでもポイントを獲得する事で更にチケットを手に入れる事が出来る。
ポイント稼ぎに集中し過ぎると「SKATE OR DIE!」という警告と共に、凶暴な蜂の大群がやってくるまでの時間が画面内のバーでカウントされる。
蜂は画面内に入ってもすぐに攻撃せず、プレイヤーがスケートパークへ直行するために僅かな余裕が残されているが、
プレイヤーがスケートパークに入る時間が遅くなるほど蜂の速度は速くなり、最終的には避けられなくなる。

難易度の異なる4つの街には、それぞれ4種類の種目に応じたパークがある。
ポイントを貯めてチケットを持ってスケートパークに入ると即座に実技が開始される。

  • ランプ…ハーフパイプを滑走し、出来るだけ高くジャンプして空中でトリックを行い、
    可能な限り多くのポイントを獲得を目指す。タイマーが切れると終了する。
  • ダウンヒル…坂道や土手で構成された長いコースを移動しながらゴールを目指す。
    早くゴールすればするほど、より多くのポイントを獲得出来る。
  • スラローム…コース上に配置された黄色い旗の間を通過する障害物競走。
    ゲートを通過する毎に少しずつ時間が加算され、ゴールした時の残り時間でポイントが決まる。
  • ジャンプ…プレイヤーはいくつかのランプからジャンプして、画面外にある的に命中させる。
    ジャンプする前のランプにはターゲットの位置を示すマークが表示される。タイマーが切れるかプレイヤーがゴールすると終了となる。
専用コースで様々なトリックを繰り出しながら、良い成績でゴールするか制限時間に達すると、
ポイントの他に成績に応じて金・銀・銅メダルが得られる。更に成績次第で資金も手に入る。
この資金を用いて街中に点在するショップに入り、ボードやヘルメットなどの装備を買い揃える事が出来る。
装備を購入するとボードのスピードが上昇したり、より高くジャンプ出来る様になる。

4つの街で4種目を全てクリアするとゲームクリアとなる。
池や藪に突入してもミスにはならないが、蜂に襲われると即座にゲームオーバーとなる。(コンティニュー可能)


【参考資料】

ウィキペディア英語版
「Category:Atari arcade games」(https://en.wikipedia.org/wiki/Category:Atari_arcade_games)


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