ATARI TABLE PONG

実機について 2018年に登場した「ポン」のリメイク作品。
中国のUnis Technology社とアメリカのCalinfer社が、ATARIから許諾を得て企画・販売したゲームである。

1972年に登場したオリジナルはビデオゲームであるが、この作品はパドルもボールも
ブロック状の立体物が盤面を動く構造になっており、実際はエレメカである。
ガラストップのテーブル筐体の内部には、オリジナルの「ポン」の画面が再現されたフィールドがある。
ルールも「ポン」と変わらず、筐体に配置されたダイヤルでパドルを操作してボールを打ち返す。
パドルとボールは電磁石とモーターで制御され、オリジナルさながらに挙動する。
点数はLEDで表示される。更にフィールド周囲にもLEDが組み込まれており、
相手ゴールにボールが入ると様々な色に点滅する演出もある。
オリジナルでは不可能だった、コンピューターを相手にした1人プレイも可能。

筐体は家庭用向けと業務用向けがあり、業務用はコイン投入口と金庫が内蔵されているが、
家庭用はスマートフォンなどの充電用や外部入力端子として、USBコネクターが4個付属している。
Bluetoothスピーカーが内蔵されており、ミュージックプレイヤーを接続して好みの音楽を流す事も可能。
フィールドの点数表示も、ゲームで遊んでない時は現在時刻の表示に変わる。
更にコントロールパネルに蓋をして、通常のテーブルとしても使用できる等、
部屋のインテリアとしても扱える実用的な構造になっている。

日本では加賀アミューズメントが輸入を、タイトーが販売を担当している。


【参考資料】

ウィキペディア英語版
「Category:Atari arcade games」(https://en.wikipedia.org/wiki/Category:Atari_arcade_games)


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