Escape from the Planet of the Robot Monsters

実機について

工業用人工惑星Xには、頭脳明晰と誉れ高いサラ・ベルム博士の研究所がある。
しかし突然、レプティロンと呼ばれる邪悪なエイリアン達がこの惑星に侵入して博士を捕らえ、
更に逃げ遅れた人間を奴隷にしてロボット軍団を製造させ、地球を征服しようとしている。
惑星間SWATチームのメンバーであるジェイクとデュークは、博士と捕らわれの人々を救うべく惑星Xに乗り込んだ。


1989年にATARIから登場したアクションアドベンチャーゲーム。
ゲームのコンセプトは1950年代のB級SF映画をモチーフとしている。
画面は立体的に描かれたグラフィックで、やや斜め上からの視点になっている。
筐体には方向レバーと3個のボタンが2組分配置されている。2人協力プレイ可能。
ショットボタンでレーザーガンを発射する。
ジャンプボタンを押すとその場でジャンプし、一部の障害物を乗り越える。
伏せボタンを押すとその場でしゃがむ。ショットボタンと組み合わせれば伏せ撃ちが出来る。
3つのボタンを同時に押すと、その場で爆弾を爆発させる。(使用数制限あり)
爆風に巻き込み多数の敵を倒す事が出来る。プレイヤーが爆発に触れても影響は無い。

1プレイヤーは「JAKE(赤い服)」、2プレイヤーは「DUKE(緑の服)」を操作する。
プレイヤーには体力が設定されており、敵に殴られると体力が1つ減ってしまい、
体力が無くなると残機を1つ失うが、敵の弾に当たると一撃でミスになる。
プレイヤーはレーザーガンと爆弾を武器に、やや複雑な研究所の内部を進みながら人質を救出する。
各所にあるエスカレーターは「STAIRS」と表示されたレバーを倒すと起動し、それに乗って別の場所に行く事が出来る。
(動いていないエスカレータには入る事すら出来ない)
敵ロボットを倒すと宝石が出る事がある。この宝石を集めるとプレイヤーのレーザーガンの威力が増す。
但し、レーザーガンは時間経過でパワーが低下していく。

研究所の各フロアには、コンピューターや様々な機械類(オブジェクト)が置いてあり、
殆どのオブジェクトは伏せながら撃つと破壊出来る。破壊すると得点が入る。
その他にも便利な物があり、食品ロッカーを壊して中身を取ると体力が回復する。
同様に爆弾ロッカーを壊して中身を取ると爆弾を補充出来る。
取ると一定時間だけプレイヤーの移動速度が上がるアイテムや、身体の周りにシールドを張るアイテムもある。
各所に存在する人質はプレイヤーが触れると救出した事になり、速やかに母船に転送される。
人質にもプレイヤーの攻撃の当たり判定があり、何度も攻撃を当てると人質が消滅してしまう。
しかし、ステージ終了後のボーナスが減点されるだけで特にペナルティは無く、
逆に人質を救出せずにステージクリアも出来る。

フロアの突き当りにある「PORT-O-MATIC」と表示された、大きな丸い転送装置に乗るとステージクリアとなる。
各レベルのクリア後には、小型宇宙船を操作して迷路の奥を目指す。
迷路を抜けてゴールに到達するとボーナスが得られ、次のレベルに進む。

セクターD・レベル15のボスを倒し、サラ・ベルム博士を救出するとエンディングとなる。


【参考資料】

ウィキペディア英語版
「Category:Atari arcade games」(https://en.wikipedia.org/wiki/Category:Atari_arcade_games)


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