インスピレーションベースボール

実機について 1986年、タイトーから登場した大型メダルゲームである。
野球をテーマとしており、実況付きのリアルなアニメーションで試合が進行する。

67インチの大型リアプロジェクターを載せた筐体と、プレイヤー個別に配置された小型筐体「ターミナル」で構成される。
プロジェクター筐体を中心にターミナルが設置されるが、店舗の面積や採算性などを考慮して
ターミナルの設置パターンや台数の変更も対応可能で、プロジェクター筐体とターミナル1台だけでも運用出来る。
最大9人分のターミナル設置が可能。
ゲームはプロジェクター筐体に上映される野球の試合中、バッターがどこへボールを打ったか、
打球の結果がどうなったのか等を予想してメダルを賭けていく。
空いているターミナルにメダルを投入するとゲームに参加可能になる。
ターミナルには小型モニター画面と16個のボタンが配置されている。
モニター画面には現在の試合の状況と、出場選手の詳細なデータ等が表示される。
1ゲーム終了毎に60秒間の出場選手の紹介がされ、打率・防御率等のデータが表示される。
賭ける項目は大きく分けて「A・B・C・D」の4種類に、更に1〜8の数字に細分化されている。
それぞれの項目に、打球の方向(右中間・左中間等)と結果(一塁へ出塁やホームラン等)にアルファベットと数字が付けられている。
更に項目には倍率も併記されており、ホームランなど確率が低い項目は倍率が高く設定される。
60秒の制限時間内で賭けたい項目に対応するボタンで切り替えて投票する。1か所につき最大20枚賭ける事が出来る。
キャンセルボタンを押すと、賭けた項目を消去して賭け直す事も出来る。
予想が的中すると倍率に応じたメダルを獲得する。
獲得したメダルはクレジットボタンを押すと自分のターミナルに貯まっていくが、コレクトボタンを押すとメダルが払い出される。

6チーム間の対戦で、3アウト毎にイニングがランダムに変化し、それに伴い対戦チームも変化する。

【関連項目】

  • EVRレース(1975年)…任天堂から登場した大型メダルゲーム。
    アニメーションで流れる競馬や、実写で撮影された自動車レースを見ながら着順を予想する。

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