レーザーグランプリ

実機について 1983年、タイトーから登場したレーザーディスクゲームの一種である。

レーザーディスクの特製を生かし、実在する国内のサーキット場「富士スピードウェイ」をレーシングカーで走行する。
流れる映像は実写だが、表示されているレーシングカーなどはドット絵で描かれている。
レースの実況は当時、国内外のレース番組で活躍していたケン・田島が担当。
更に当時のプロレーサー、生沢徹・津々見友彦の走行データがインプットされており、
ライバルカーの走行パターンに反映されている。
コクピット型筐体にはハンドルとアクセル・ブレーキペダル、2速式シフトレバーが装備されている。
コイン投入後、ハンドル付近にあるイグニッションキーを回してギアを操作するとレースが開始される。
良いラップタイムを叩き出すと次レースに進行する。

  1. ドラッグレース…富士スピードウェイの直線コース(400メートル)で、ゼロヨンレースにチャレンジする。
  2. トライアルレース…富士スピードウェイ(インターナショナルコース)を、他車の妨害も無く1周走る事が出来る。
    このラップタイムの結果で次のGPレースでのスタート位置が決まる。
  3. GPレース…ライバルカーも登場する本格的なレース。
    ラップタイム80秒以内でゴールすると、次の「スパークレース」へチャレンジ出来る。
  4. スパークレース…映像に特殊な効果が加えられており、視認性が悪くなっている。
    GPレースでの最高時速は300kmだったが、このコースでは最高時速400kmに達する。
  5. ファンタスティックレース…プロモーションビデオのような映像を背景に、虹色のコースを走行する。
    ほぼ直線になっており、このレースを優勝するともう1回プレイ出来る。
ライバルカーに衝突したりコースアウトになると、画面がクラッシュシーンに切り替わった後に再びレースに復帰する。
制限時間を失うとゲームオーバーとなる。

後に筐体を流用した派生形「コスモスサーキット」が登場した。
(下記参照)

セガやデータイーストと同じく、タイトーもレーザーディスクゲームに注力しており、
忍者ハヤテ」「タイムギャル」「マッハ3」などの話題作を生み出した。


コスモスサーキット

実機について 1984年、タイトーから登場したレーザーディスクゲームの一種である。
前年に登場した「レーザーグランプリ」の派生型であり、筐体も同作品からの流用である。

舞台は宇宙に浮かぶ惑星でのレースになっており、惑星表面にコースが敷かれている。
流れる映像は実写とCGアニメの組み合わせだが、表示されているレーシングカーなどはドット絵で描かれている。
コクピット型筐体にはハンドルとアクセル・ブレーキペダル、2速式シフトレバーが装備されている。
更に足元には、踏むと自機からミサイルを発射するペダルがある。
ミサイルは敵車や一部の敵にダメージを与えるが、敵車に命中しても完全には破壊出来ず、
コース上での足止め程度にしか効果が無く、更にこの状態の敵と衝突すると自機がクラッシュしてしまう。
画面上には制限時間・スコア表示があり、中央には後方確認用のバックモニターがある。

コイン投入後、ハンドル付近にあるイグニッションキーを回してギアを操作するとレースが開始される。
上位に入賞すると次レースに進行する。

  1. EXA COUASE…最初のレース。敵車以外に特に障害は無い。7位入賞で次レースに進出する。
  2. PETR COUASE…コース途中にワープトンネル(分岐点)がある。これを右に進むと電磁波に覆われたコースに進む。
    電磁波の上を通過するとハンドル・ブレーキ操作が困難になる。5位入賞で次レースに進出する。
  3. TERA COUASE…コース途中にワープトンネル(分岐点)がある。これを左に進むと上空から隕石が降り注ぐ。
    隕石に衝突してもクラッシュしてしまう。3位入賞で次レースに進出する。
  4. GIGA COUASE…最終レース。1位でゴールすると優勝となり、エンディングに移行する。
制限時間が00になると映像が停止し、ゲームオーバーとなる。

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