LUNAR LANDER

実機について 1979年にATARIから登場。
月面着陸を再現したシミュレーションゲームである。
ベクタースキャンによる、スムーズに拡大・縮小されるグラフィック描画が特徴。
専用筐体には月着陸船(モジュール)の姿勢を左右に回転させるボタンが2つ、
傾いたモジュールの姿勢を垂直に戻す「アボート」ボタン、
それらのボタンパネルの右側に、スラスターを調整する大きなレバーが配置されている。
真っ黒な画面の中に、横から見た視点で月の表面が表示されている。
プレイヤーは月着陸船を操作して、月面への安全な着陸を目指す。

画面上部にはモジュールの速度・高度・燃料、スコア・プレイ時間などの情報が表示されている。
地形は本物の月面の様に起伏が激しく、着陸に適した平らな場所は僅かしか無い。
ボタンでモジュールを左右に回転させたり、燃料を消費してスラスターを噴射させたりして
機体を水平の状態に保ち、静かに指定された場所に着陸しなければならない。
モジュールは常に画面の中央に表示され、その下に地形がスクロールしながら水平に移動し、
着陸地点に接近すると徐々に画面が拡大する。
月面には重力があり、速度や燃料消費に気を配りながら操作しなければならない。
無事に着陸に成功すると、着地時の衝撃の少なさと着陸地点の難易度に応じてポイントが与えられ、
更にスムーズな着陸が出来た場合には、少量の燃料が補給される。
安全な着陸地点には点滅するボーナス倍率が表示され、面積が小さいほど倍率が高くなる。
モジュールが墜落した場合も僅かながらポイントが加算されるが、
燃料は補給されず仕切り直しになり、別の地形に着陸しなければならない。

着陸の成功・失敗に関わらず次の新しい地形が現れ、燃料が尽きるまでゲームは続く。
燃料が尽きるとゲームオーバーだが、追加クレジットを投入すれば燃料を補給する事が出来る。


【参考資料】

ウィキペディア英語版
「Category:Atari arcade games」(https://en.wikipedia.org/wiki/Category:Atari_arcade_games)


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