オペレーションウルフ

実機について

南米チェリゴ国にクーデターが発生し、政府要人が次々と捕らわれていった。
前大統領エンリコとアメリカ大使館員達は収容所へと送られ、処刑時間が迫っていた。
これに対し、アメリカ大統領とCIA長官は極秘作戦"オペレーション・ウルフ"を発令した。
優秀な傭兵による、人質救出作戦が始まった!


1987年、タイトーから登場した擬似3Dガンシューティングゲームである。
様々な場所から次々と現れる敵を、機関銃やロケットランチャーで全て排除するのが目的である。
アップライト型専用筐体の盤上に、実在の短機関銃「UZI(ウージー)」を模したガンコントローラーが固定されている。
ガンコントローラーは上下左右自由に動かす事が出来、引き金を引きっぱなしで連射も可能である。
本体左側にロケットランチャー発射ボタンがあり、1回押すだけで画面内の敵全てにダメージを与える。
この2種類の攻撃は弾数制限があり、ステージ中に現れるアイテムを回収して補充しなければならない。
メイン画面の約3分の1に当たる右側には、マシンガンとロケット弾の弾数・ステージ中の敵の総数、
救出した人質の数などのステータスが表示され、ステータス画面の境界部分に主人公のライフゲージが縦方向に表示される。
ライフは敵の攻撃を受けたり、一般住民を誤射すると減少してしまう。
敵はマシンガンで攻撃してくる兵士の他、ナイフや手榴弾を投げる敵も登場する。
ナイフや手榴弾は画面手前に到達するとダメージを受けるが、到達前なら銃撃で撃ち落とす事が出来る。
装甲車やヘリコプターなど耐久力の高い兵器はマシンガンを数十発当てなければ破壊出来ないが、
ロケットランチャーを使用すれば大きなダメージを与える事が出来る。
なお、ステージ内の移動は自動的に進行するため、プレイヤーは射撃に集中する事が出来る。

アイテムはステージ中にあらかじめ設置されていたり、動物やヤシの実などを撃つと出現する。
【マガジン】…マシンガンの弾丸補充。マガジン1個で弾丸30発分である。
【ロケット弾】…ロケットランチャーが1発補充される。
【ガンボックス】…弾薬数が完全に回復する。
【パワードリンク】…体力が5ポイント回復する。
【救急箱】…体力が20ポイント回復する。
【フリー】…約10秒間、マシンガンが撃ち放題になる。
【ダイナマイト】…撃つと画面内の敵全てにダメージを与える。(ロケットランチャーと同一の効果)

基本的な作戦は4つあり、状況に応じて以下から選択する。
但し、選択内容によっては不利な状況になるため、体力・弾数などを考慮しながら慎重に選択しなければならない。

  • 通信所…攻略すると敵が援軍を呼べなくなる
  • 集落…集落を解放すると体力が回復する
  • 弾薬庫…弾薬が全て回復する
  • ジャングル…収容所の場所が判明する
ステータス画面に表示された敵の総数を全て0にするとステージクリアとなる。
上記のステージクリア後の移動中、敵の奇襲攻撃に遭遇する事がある。
これも全ての敵を排除するとクリアとなる。
4つの作戦をクリアすると更に以下のステージが出現する。
  • 収容所…敵の攻撃に注意しながら捕虜を誤射しない様に、右端から現れる捕虜を左端まで護衛する。
    捕虜を最低1人でも救出するとステージクリアとなり、空港ステージが出現する。
  • 空港…収容所と同様に敵の攻撃に注意しながら捕虜を誤射しない様に、右端から現れる捕虜を左端の輸送機まで護衛する。
空港ステージにて最低1人でも捕虜を救出し、全ての敵を排除すると輸送機が飛び立ち作戦成功となる。
作戦成功を祝福する画面が表示された後、難易度が上昇した2周目が開始される。
敵の攻撃などによってダメージを受け続けてライフゲージを失うと作戦失敗となり、ゲームオーバーとなる。
ステージ5・6では、指定された数の捕虜を全て死なせてしまった場合もゲームオーバーである。

【オペレーションウルフシリーズ】

  • オペレーションサンダーボルト(1988年)
  • オペレーションウルフ3(1994年)
  • オペレーションタイガー(1998年)


オペレーションウルフ(キッズ筐体)

実機について 1987年、タイトーから登場した擬似3Dガンシューティングゲームである。
アップライト型専用筐体の盤上に、実在の短機関銃「UZI(ウージー)」を模したガンコントローラーが固定されている。
ガンコントローラーは上下左右自由に動かす事が出来、引き金を引きっぱなしで連射も可能である。
本体左側にロケットランチャー発射ボタンがあり、1回押すだけで画面内の敵全てにダメージを与える。
この2種類の攻撃は弾数制限があり、ステージ中に現れるアイテムを回収して補充しなければならない。
メイン画面の約3分の1に当たる右側には、マシンガンとロケット弾の弾数・ステージ中の敵の総数、
救出した人質の数などのステータスが表示され、ステータス画面の境界部分に主人公のライフゲージが縦方向に表示される。
ライフは敵の攻撃を受けたり、一般住民を誤射すると減少してしまう。

同社の低年齢層向けゲーム筐体「ちびっこシリーズ」の1機種である。
基本的にゲームの内容も同一であるが、ステージの進行順が固定され選択出来ない。
当然ながら筐体も小型化されている。


【参考資料】

タイトーメモリーズシリーズ(プレイステーション2用ゲームソフト/発売・タイトー/2005年〜2007年)


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