ORBIT

実機について 1978年にATARIから登場したシューティングゲーム。
1971年にNutting Associates(NA)から販売されていた世界初の業務用ビデオゲーム「コンピュータースペース」のリメイク作品に当たる。
宇宙空間で2機の宇宙船が撃ち合い、制限時間までのお互いの撃墜数を競う。2人対戦プレイ専用。

筐体には自機を操作する5つのボタンがある。
「LEFT」「RIGHT」ボタンを押し続けると宇宙船が左回転・右回転する。
「THRUST(スラスト)」ボタンは宇宙船を前進させる。「FIRE」ボタンで弾を発射して相手を攻撃する。
操作パネルの下には「HYPER SPACE(ハイパースペース)」ボタンがあり、押すと自機が一瞬消え、
相手の攻撃や障害物との衝突を避ける事が出来る。
更に操作パネルの上には、横並びに10個ものオプションボタンがある。
「Beginne(初心者)」から「Intermediate(中級者)」「expert(上級者)」、
更に「Super Expert(超上級者)」までの10段階のレベルを選択できる。
難易度の設定後、更に8種類ものオプション設定も選択可能。
重力の強さの調整や背景の星空、「ブラックホール」などの障害物の追加や削除が出来る。

たくさんの星々が浮かぶ宇宙空間に、2機の宇宙船は画面端の点対称の位置に登場する。
画面下の両端に「燃料」と「弾数」、中央に「制限時間」が表示されている。
どちらかの宇宙船が破壊されて再スタートする前に、画面下の両端にお互いの撃墜数が数秒間表示される。
プレイヤーが操作する宇宙船は、1回だけ相手からの攻撃に耐える事が出来る。
設定によっては中央にはブラックホールがあり、近付くと強力な重力に引き寄せられる。
更に設定でなどの障害物も追加される。これらは接触するとミスになる。
オプション設定で「宇宙ステーション」を追加すると、自分の宇宙船を自分の宇宙ステーションに戻して、
燃料や弾丸を補給したり、ダメージを受けた宇宙船を修復したりする事が出来る様になる。
難易度「Beginne」などでは最初から宇宙ステーションが登場するが、オプション設定で出なくする事も可能。
宇宙ステーションが出ない設定の場合は、ランダムに小惑星が出現し、攻撃して破壊する事が出来る。
これらに注意しながら、スラストや回転ボタンを駆使して相手を攻撃して破壊すると1勝となる。
制限時間終了で撃墜数が多いプレイヤーが勝利となる。
プレイ中に操作パネルの下中央にある「ゲームリセット」ボタンを押すと、再び別のゲームタイプを選ぶ事が出来る。
更に追加のコインを投入すると制限時間が延長される。


【参考資料】

ウィキペディア英語版
「Category:Atari arcade games」(https://en.wikipedia.org/wiki/Category:Atari_arcade_games)


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