オーバーレブ―SUPER TECHNIC CHALLENGE CAP―

実機について 1997年、ジャレコから登場したレースゲーム。
当時、現実世界で社会問題となりつつも漫画・アニメ・自動車雑誌で話題となっていた非合法の公道レース、
いわゆる「走り屋」や「峠攻め」をテーマとしている。
ゲーム監修は「ドリフトキング」と称され、日本を代表するレーシングドライバーの土屋圭市。

セガのコクピット型汎用筐体を使用しており、基板も同社の「Model2」である。
他社の標準的なレースゲームと同様に、筐体にはステアリングホイールとシフトレバー、
足元にはアクセルペダルとブレーキペダルがある。
ステアリングホイール左側に視点切替ボタンがあり、ゲーム中に押す毎に3種類の視点に変わる。

2種類のゲームモードから選択する。

  • チャレンジカップ…全4コースを所定の順位で走破する。順位が下回るとゲームオーバー。
  • タイムアタック…好みのコースでタイムを競う。
レースに登場するマシンは実際の国内市販車をモデルとしており、ゲームスタート前に性能の異なる4種類の中から選択する。
車種選択時にブレーキを踏むと更に中型トラックなど3種類が追加される。
ギアは「オートマチック」「マニュアル」から選択する。
コースは4種類。実在の街並みをモチーフとしており、背景には実在の自動車メーカーやタイヤメーカーの看板がある。
チャレンジカップでは難易度順にコースを転戦する。
  • 有明(初級)…東京の湾岸エリアがモデル。楕円に近いコースで道幅も広い。タイムアタックは6周でゴール。
    チャレンジカップでは3周でゴール。6位入賞でステージ通過。
  • 筑波(中級弱)…筑波サーキットがモデル。コーナーが多く難易度が高い。タイムアタックは3周でゴール。
    チャレンジカップでは2周でゴール。5位入賞でステージ通過。
  • 箱根(中級強)…箱根をモデルとした激しいアップダウンやタイトなコーナーが連続するロングコース。タイムアタックは2周でゴール。
    チャレンジカップでは1周でゴール。3位入賞でステージ通過。
  • 渋谷(上級)…東京・渋谷の一般道がモデル。ビルの谷間に直角コーナーが現れるなど見通しが悪い。タイムアタックは3周でゴール。
    チャレンジカップでは2周でゴール。1位でゴールするとエンディング。
各コース途中にあるチェックポイントを通過すると制限時間が追加される。
チャレンジカップ・タイムアタック共に、制限時間を失うとゲームオーバーとなる。


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