QUANTUM

実機について 1982年にATARIから登場したアクションゲーム。開発はGeneral Computer社。
グラフィックはベクタースキャンを採用。
ゲームは量子物理学に基づいており、トラックボールで黄色い点のプローブ(自機)を操作する。
プローブを操作すると、進行方向の反対側から長い残像の様な尾を引く。
この尾で輪を描く様に、ランダムに動く原子を囲んで破壊するとポイントを獲得する。
尾は原子や敵に触れても問題ないが、プローブが原子や敵に直接触れるとミスになる。

画面上には様々な色の粒子が存在している。
電子が周回する原子核があり、核をプローブで囲んで爆発させると電子は陽電子に変化する。
陽電子が画面外へ飛び出す前に核を捕らえる事が出来れば、ポイントが得られる。
この後、強敵の「パルサー」が出現する。
パルサーは腕を出したり入れたりしながらプローブに向かって移動する。
他にも三角形の「フォトン」、自己分裂する「スプリッター」、菱形の「トリフォン」などの敵があり、
これらも捕獲するとポイントが加算される。ゲームの後半では原子核が結合した状態になる。
この時、結合の色が赤だと触れたプローブは破壊されてしまうが、黄色だと安全に通過する事が出来る。
ゲームが進むにつれて、原子核・結合した原子核・他の敵の数も増え、全体のスピードも上がってゆく。
複数の物体を同時に囲む事で、2倍・3倍…の高得点を得る事も可能。
自機を全て失うとゲームオーバー。

ゲーム開始前に好みのレベル(ステージ)の数字を囲むと、先のレベルからスタート出来る。
一番高いレベルからプレイを始めると、ボーナスポイントが加算される。
高スコアを残したプレイヤーは、プローブを動かしてボードの上部に自分のサインやイニシャルを描く事が出来る。


【参考資料】

ウィキペディア英語版
「Category:Atari arcade games」(https://en.wikipedia.org/wiki/Category:Atari_arcade_games)

戯言 ATARIはトラックボールを用いたゲームが多いですが、「ミサイルコマンド」と並んでお気に入りのゲームです。
丸いカラフルな物体を囲んで消すだけのシンプルな内容は、単純ながら中毒性がありますねぇ。
操作に慣れてから、一気に物体をまとめて囲んで消したりする爽快感が堪りません。
そういう作者はリスクを考えずに無茶な囲み方をしてしまうために、レベル5からなかなか進めません(笑)

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