RED BARON

実機について 1980年にATARIから登場した疑似3Dシューティングゲーム。
同社の「バトルゾーン」と同じ基板を使用しており、モノクロのベクターグラフィックスを採用しており、
ワイヤーフレームの簡素な描画ながら、画面の奥行きや立体感が表現されている。
筐体はコクピット型とアップライト型がある。
両タイプ共、コントロールパネルにトリガー付き操縦桿で操作する。

ゲームタイトルは、実在したドイツのエースパイロット「マンフレッド・フォン・リヒトホーフェン」の愛称に由来する。
プレイヤーは第一次世界大戦のエースとして複葉機に乗り込み、連合国側で戦うという設定である。
視点はコクピットから見た物になっており、自機はプロペラの一部しか表示されない。
操縦桿で自機を自由に操作出来る。トリガーを押すと2連装機関銃を発射する。
機関銃はトリガーを押しっぱなしにすると連射が出来るが、そのまま連射し続けると
オーバーヒートを起こし、回復するまで数秒間撃てなくなる。
ゲームはラウンド毎に空中戦と地上戦の2つのミッションに構成されている。
空中戦ミッションは1機から3機の飛行機の編隊を撃墜する。
地上戦ミッションは2機の飛行船と複数の地上目標を出来るだけ多く破壊する。
登場する敵の兵器は、複葉機・飛行船・トーチカ・砲台・その他の建築物などがある。
正面からやってくる敵機を見逃すと、自機の背後に回って攻撃してくる。
攻撃を受けない様に操縦桿で自機を操作して、敵機が自機の前を通過するまで回避しなければならない。
回避に失敗すると撃墜される。(画面に穴が開く演出がある)
画面下部の地面に触れてもミスにならないが、山脈などの地形に触れると墜落する。
しかし、山脈はプレイヤーや敵からの攻撃を貫通する。

敵からの攻撃を受けるか、地形に衝突すると墜落して自機を失う。残機を全て失うとゲームオーバー。


【参考資料】

ウィキペディア英語版
「Category:Atari arcade games」(https://en.wikipedia.org/wiki/Category:Atari_arcade_games)


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