セガ・レースTV

実機について 2008年、セガから登場した疑似3Dレースゲームである。
アメリカンテイスト溢れる派手な演出の中を、賑やかなアナウンスを添えてTV中継するという設定でゲームが進行する。
同社のレースゲーム「パワードリフト(1988年)」を彷彿とさせる様な、ダイナミックなレースが展開される。

同社の汎用コクピット型筐体を使用している。
筐体にはフォースフィールドバック機能付きのステアリングと、足元にはアクセル・ブレーキペダル、
筐体右側には2速シフトレバーとブーストボタン、左側には視点切替ボタンがある。
レース中の画面にはスピードメーターとブーストゲージ、画面上部右側には制限時間と順位、
更に上部中央には横長のバックミラーが装備されている。
レースに参加する車は総勢8台だが、複数の筐体を接続して最大4人対戦が可能。
残りの車は全てコンピューター(COM)が操作する。
コイン投入後、ギアの切り替えタイプを「マニュアル」「オートマチック」から選択する。
続いて使用するドライバーのキャラクターと車を、それぞれ8種類から選択する。
登場する車は「コルベット」や「マスタング」「三菱・エクリプス」「マツダ・ロードスター」など、
全てアメリカ国内で販売された車であるが、全てオープンカーになっており、
レース中は「パワードリフト」の様に、ドライバーが様々なアクションを見せる。
車はライバルや障害物に衝突しても大きく弾き飛ばされるだけで、爆発などで走行不能になる事はない。

ジャンプ台やスリップゾーンなど、様々な仕掛けのあるサーキットコースが5種類あり、
最初のステージはプレイヤーが好みのコースを選択出来る。
レース中、画面に表示されている「ブーストゲージ」が満タンになった時、任意のタイミングでブーストボタンを押すと車が急加速する。
ブースト中、ライバルに接触すると大きく弾き飛ばす事も出来る。
コース上には加速パネルが設置されている場所があり、この上を通過しても車が急加速する。
更にブーストゲージが回復するパネルも設置されており、ブーストが使い放題になるコースもある。

制限時間内にコースを3周すればゴールとなる。
1人プレイの場合、3位内に入賞していれば次レースに進行する。
順調に進めて、最大3ステージまでクリアするとゲーム終了となる。
同社のレースゲーム「頭文字Dシリーズ」等と異なり、専用カードによるゲームデータの保存に対応していないが、
特定の条件をクリアして発行されたパスワードをプレイ前に入力すると、ドレスアップされた車を使用出来る。


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