スタントタイフーン

実機について 2001年、タイトーから登場した擬似3D式カーアクションゲームである。
3Dポリゴンの採用によってリアルなグラフィックとなっている。
専用筐体には他のドライブゲームと同様に、29インチの大型画面の下にステアリングホイール、
右手側にシフトレバーとサイドブレーキ、足元にはアクセル・ブレーキペダルが配置されている。
画面上部には撮影の制限時間と車のダメージゲージ、現時点でのギャラ(出演料)がリアルタイムに表示される。
画面下部には通過する必要数の「GET!」マーカーのアイコンが表示されている。

プレイヤーはスタントマンとなり、映画監督の厳しい要求通りにカーアクションを披露する。
撮影に入る前、監督との打ち合わせでアクションの指示を受ける。
走行するルート上に「GET!」と表示された緑色のマーカーを必ず通過しなければならない。
対向車は衝突をギリギリで避け、作品の演出のために衝突可能な障害物には派手にぶつかり、
作品のクライマックスシーンで豪快にスピンターンを決めながら所定の場所に停車する。
監督の要求以上のアクションを決めると、獲得出来る出演料が高額になっていく。
この出演料はゲーム中のランキング対象となっている。

スタート前に映画のロケ地を3ヶ国から選択し、それぞれ使用する車も走行特性が異なる。

  • 日本(初級)…パトカーを運転し、強奪された現金輸送車を街中から埠頭まで追跡する。
  • フランス(中級)…今度は犯人役となり、FFスポーツカーを運転して大通りから裏道を強引に突破し、
    途中で列車を飛び越える派手なアクションを魅せた後、更に工事中の高速道路へと走行する。
  • アメリカ(上級)…速度は出るが、排気量が大きく運転も難しいFR車を使用する。
    大統領を救うために時間内までにワクチンを届ける設定だが、アクションに失敗すると撮影のやり直しは難しくなる。
車には耐久力があり、運転している車よりも大きい車両に衝突すると、その時の速度や大きさに応じたダメージを受ける。
ダメージゲージが100%になると走行不能でNG(撮影中止)となり、制限時間が回復しないまま撮影がやり直しになる。
更にジャンプ台でのジャンプ失敗や海に転落する等、派手なアクションに失敗した場合も同様に撮り直しになる。

各シーンの撮影には制限時間が設定されており、「GET!」マーカーを逃してしまうと制限時間が減ってしまう。
制限時間は各シーンの撮影終了後に僅かに回復するが、ゴールする前に時間が尽きるとそのままゲームオーバーとなる。
時間内までに各ステージで様々なアクションをこなし、ゴール地点でスピンターンを決めれば撮影終了となる。


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