サブマリン

実機について 1978年、ナムコから登場したエレメカの一種。
タイトルの通りに潜水艦の潜望鏡を覗き、海域に存在する敵戦艦を魚雷で迎撃するという設定。
コインを投入すると潜望鏡に照準が表示されプレイ可能になる。
潜望鏡の右手側に魚雷発射ボタンがあり、照準で狙いを定めてボタンを押すと、航跡を残して魚雷が敵戦艦に向かってゆく。
戦艦は距離によって3種類あり、遠くの戦艦を撃沈すると高スコア。
3000点達成でプレイ時間が延長される。

リアルな海面や背景の空、航跡を残す魚雷や轟音と爆炎を上げて沈む戦艦など、
当時の技術力を余すところ無く投入され、徹底的に本物志向に拘った作品で国内外で人気を博した。
未だにゲームファンの間で語り継がれる伝説的なエレメカである。
1999年にはビデオゲームでリメイクした「サブマリンズ」が登場したが、残念ながら未発売となった。

参考…ナムコアーカイブサイト・エレメカセンター(http://www.bandainamcogames.co.jp/gallery/ayumi/archive/archivetop.html)

作品について アーケード筐体ミニチュアを手掛けた頃から思案していたネタでしたが、例に寄って筐体サイドのイラストが鬼門…
しかし、ナムコのアーカイブサイトに筐体の詳細な解説があったのが幸いでした。
筐体本体はいつもの通りにプラ板の箱組み。背景は手描きですが海面と空も再現して、
実物通りに手前に透明プラ板を嵌めてます。
潜望鏡は8mm透明パイプを軸にして、プラ棒で製作したハンドルを接着。
スコープ部分を切り抜いた極薄のプラ板を貼り付けて全体を黄色に塗装。
実物のように左右に旋回は勿論、潜望鏡から風景を覗く事が出来ます。めっちゃくちゃ小さいですけど(笑)

戯言 ナムコ初のビデオゲーム「ジービー」と並ぶ、同社の歴史から外せない名機ですねぇ。
先述のナムコアーカイブサイトにて当時のスタッフによる詳細な解説は、非常に興味深く読ませてもらいました。
当時小学1年生くらいだった作者は、このゲームを地元のボウリング場でプレイした記憶があるんですが、
与えられた小遣いの範囲内では続けて遊ぶにも限界があって、僅か2〜3回くらいしか触った事が無く、
店のメンテナンスも行き届いてなかったようで、本格的に遊ぶ間も無く早々に撤去されてました。
印象に残ったのはゲーム中に流れるエコーの音かな…?
どこか近場で奇跡的に稼動してる筐体があればプレイしてみたいですねぇ。


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