ボートレース オーシャンヒーツ

実機について 2001年にセガから登場。
競艇をモチーフとした珍しい大型メダルゲームである。

筐体は50インチ大型モニターの前方に、競艇場を模した巨大なプールがある。
プールには本物の水が張られ、実際にモーターボートのミニチュアが走行する。
プールを囲む様にメダル投入口と、タッチパネル式小型モニター・メダル払出口が座席毎に装備されたステーションが10席付属する。
全国モーターボート競走会連合会・全国モーターボート選手会の公認により、登場するレース・選手・競艇場は全て実名である。
大型モニターのレース映像はプール上のレース展開と連動しており、実際のテレビ中継の様な白熱した映像が楽しめる。

【投票モード】
一般的な公営ギャンブルゲームと同様に、レース前に表示される配当表やデータを参考に勝ちそうなボートを選んで投票する。
賭けたボートが1着、若しくは着順通りにゴールすると配当が得られる。
1艇だけ賭けたボートが1着に入賞すると配当が得られる"単勝式"と、1着・2着を着順通りに当てる"連勝単式"、
1着・2着・3着を着順通りに当てる"三連勝単式"の3種類の投票方式がある。

【エントリーモード】
名前・性別・年齢などを入力して、プレイヤーのオリジナル選手を登録する。
メダルをBETする枚数に応じて選手が強化される。
予選レースを勝ち上がると、レースのグレードに応じたメダルを獲得出来る。
最終戦で優勝すればジャックポットとなり、大量のメダルが払い出される。

作品について&戯言 メダルゲームコーナーには無くてはならない、公営ギャンブル系の大型メダルゲームです。
ラウンドワンのような大型施設は当然ですが、程々の面積のゲームセンターにもメダルコーナーの中央に据えてあったり、
そのインパクトのある姿は目を引き付けますねぇ。

今回のミニチュア作品は、同じ系統の「GI-HORSEPARK EX(コナミ)」と同時進行。
初チャレンジのジャンルとあって、気合を入れて制作しておりますが、観察不足もあって所々に手抜きが…。
一番の見せ場である競艇場のプールは、鉄道模型用の「水の素」を初めて使用してみました。
ずいぶん前に鉄道模型のジオラマを作ろうとして、買い置きしていたのが役に立ちました。
これはゲル状の塩ビ樹脂で出来ており、キャンプなどで使うアルミ皿に入れて熱すると、約160℃くらいで溶けて流し込めるんですが、
高熱でプラ板製のプールが変形するんじゃないかと、内心ヒヤヒヤしながらぶっつけ本番で実行しました。
意外と早く硬化が始まってしまうため隅々まで綺麗に流れず、後で注ぎ足した部分がボコボコになってしまいましたが、
まぁ、木工用ボンドを塗って水面を表現する方式よりは、リアルな質感だと思います。
モーターボートのミニチュアは、プラ板の切れ端から適当に制作しました。

競馬を含めて作者は公営ギャンブルには殆ど手を出しませんが、ゲームとしては割と好きなジャンルです。
そして何より、ファンから"競艇のメッカ"と称される住之江競艇場が隣町にあるため、
幼い頃はギャンブルに目の無い親父に、家族総出で連れられて行ったりして意外と馴染み深かったりします(苦笑)


別館入り口に戻る