シスコヒート

実機について 1990年、ジャレコから登場したカーレースゲーム。
アメリカ・サンフランシスコを舞台に、ゴールのトレジャーアイランドを目指し、
パトカー同士で公道レースを繰り広げる。
パトカーは典型的なアメリカンタイプと、日本車のようなスポーツカータイプから選択。
終始アップダウンの激しいコースで、坂の街サンフランシスコを可能な限り再現している。
名物のケーブルカーも障害物として登場する。

最大4人での通信対戦が可能。
レースゲームとしては珍しくクラクションが装備されており、鳴らすと他車が避けたりする等、
使い方次第でレースを有利に進める事も出来る。

作品について 作者が手掛けた本格的なカーレースゲーム筐体としては、今作品が初めてとなります。
(「ポルル君の旅行」はジャンルとしては微妙なので…)

造形が複雑ですが、幸い資料が程よく集まったので何とか形になりました。
更に作者は以前から車の模型を多く作ってきた事も、今作品に大いに役立っています。
しかし、プラモデルからのパーツの流用は一切無く、筐体どころかシートもステアリングホイールや
シフトレバーに至るまで、全てプラ板・プラ棒やスチレンボードなどからの自作です。
そのステアリングホイールは2mm自在丸棒を、これまた自作の治具を使って製作。
コレ以外にレースゲーム筐体製作を予定しているので、1個1個地道に作り置きしています。
こういう小さなパーツを一度に量産するんなら、レジンキャストが楽に出来るんでしょうが、
周囲の住宅事情(臭いなど、家族の理解も得られない…)もあって、作者はレジンを使用出来ません。
まぁ、そんなに大量にパーツを必要とする状況も無いので、使えなくとも全く問題ありませんが(笑)

戯言 パトカーが主役のゲームと言えば、タイトーの「チェイスH.Q.(1988年)」を思い浮かべますが、
アチラとは違って逃走車は存在せず、何故かパトカー同士で公道レースという異色の作品です。

昔どこかで見掛けた様な記憶もあるんですが、作者は元々レースゲームが得意ではない事もあって、
残念ながらプレイした事はありません。
(^^;


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