フェニックス

実機について 1980年、アメリカのゲームメーカー「Amstar Electronics」が開発したシューティングゲーム。
日本国内ではタイトーがライセンス生産していた。

2人交互プレイ可能。
レバーで自機を左右移動、ボタンが2つあり、攻撃ボタンで連射可能なビーム砲を発射する。
バリアボタンを押すと約3秒間、自機の周囲に敵の攻撃を防ぐバリアを張る。
但し、バリア使用中は自機を動かせず、約5秒間は連続してバリアを展開出来ない。
ゲームは5つのパターンで構成されているが、パターン1〜2とパターン3〜4は同じステージ構成である。
敵の攻撃によって、所有する自機を全て失うとゲームオーバー。

  • パターン1〜2…16匹の鳥形エイリアンを迎撃する。敵は陣形を組んで画面上部に待機している。
    エイリアンは基本的に一匹ずつ隊列から離れて、複雑な挙動で自機に向かいながら弾を数発発射して再び隊列に戻る。
    時折、自機が居る位置より下に待機後、再び隊列に戻る場合もある。全て撃破すると次パターンへ移行する。

  • パターン3〜4…敵の中型エイリアンが8匹出現。出現時は卵のような状態で縦に並びながら、大きく左右に移動する。
    暫くすると鳥の姿に変身し弾を発射する。卵でも破壊可能だが鳥の状態で撃破した方が得点が高い。
    胴体を狙うと一撃で破壊出来るが、左右の翼を落としてから胴体を破壊すると更に得点が高くなる。
    但し、破壊した翼は暫くすると再生する。

  • パターン5…敵の巨大要塞が出現する。
    要塞上空に待機しているエイリアンの攻撃の他、要塞中央部に居るボスエイリアンも弾を発射して激しく攻撃する。
    更に巨大要塞は時間の経過と共に、自機の居る位置の手前まで降りてくる。
    エイリアン達の激しい攻撃を交わしながら、要塞底面から自機の攻撃で穴を開け、ボスエイリアンを撃破するとクリア。
    難易度の上昇したパターン1から再開する。
タイトー発売のゲームとしては知名度の低い作品であるが、2007年にプレイステーション2向けに制作された
同社のレトロゲーム集「タイトーメモリーズII 下巻」に収録されている。

1981年、テーカン(後のテクモ→現在のコーエーテクモゲームス)から同社初のビデオゲームとして登場した「プレアデス」は、
このゲームをベースに開発された作品である。


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