ウィンディII(汎用筐体)

実機について 1997年、コナミから登場した汎用筐体。
筐体デザインは前年に登場した「ウィンディ」を継承しているが、これまでのJAMMA規格に代わって、
新たに制定されたJVS(JAMMA Video Standard)を採用している。
別途で変換基板を用いる事で、これまでのJAMMA規格基板も使用できる。
オーディオステレオ出力や、筐体同士をケーブルで接続する事で通信対戦を可能とした。
モニターは先代「ウィンディ」と同様の29インチだが、3モードオートスキャンモニターを標準搭載しており、
15kHz/24kHz/31kHzを自動で切り替える。
モニター周囲を覆うフロントカバーは大きく開口し、縦・横向きに変更する際に作業の省力化を図っている。
コントロールパネルは8方向レバーと3つのボタンが標準装備されているが、格闘ゲームにも対応出来る様に
6ボタン仕様にも変更可能になっている。

作品について&戯言 2019年はコナミが創立50周年と言う事で、2018年末からコナミ関連の作品を集中的に制作してました。
大晦日に続いて新年早々に公開するつもりでしたが、途中で種類が増えたり減ったりして3月にズレこんじゃいました。

同社の汎用筐体「ウィンディII」です。
コチラは別項の「ドーミーシアター」と違って、先代の「ウィンディ」やセガの「アストロシティ」と共に、
今でもあちこちのゲーセンでも見掛けますねぇ。

本当は各ゲームの個別の解説記事も用意してたんですが、作品公開まで時間が掛かり過ぎたのと、
いよいよホームページの容量が逼迫しつつあるため、今回は泣く泣く見送りました…
取り敢えずダイジェスト的でありますが、下記にザックリと紹介しております。
問題が解決すれば改めて公開したいと思います。


【パロディウスだ!】
1990年にコナミから登場した横シューティングゲーム。
MSXで人気を博した作品を「グラディウスII」をベースに制作された。移植ではなく続編である。
前作(MSX版)の主人公「タコ」を筆頭に、お馴染みの「ビックバイパー」「ツインビー」に「ペン太郎」が自機として登場。
「グラディウスシリーズ」伝統のパワーカプセルの他、「ツインビー」のベルもパワーアップアイテムとして出現する。
2面中ボス「ちちびんたリカ」や7面ボス「ハニーみかよ」など、きわどい下ネタ全開の内容で人気作となった。
後に各家庭用ゲーム機にも移植され、「極上パロディウスだ!〜過去の栄光を求めて〜」「実況おしゃべりパロディウス」
「セクシーパロディウス」などの様々な続編も制作された。

【XEXES(ゼクゼクス)】
1982年にコナミから登場した横シューティングゲーム。
8方向レバーと2つのボタンで戦闘機「フリントロック」を操作する。
2つのボタンは攻撃ボタンと、自機の前方に付く無敵のオプション「フリント」を解放・召還させるボタンである。
アイテムで自機とフリントをパワーアップさせつつ、状況に応じてフリントを切り離して攻撃する。
フリントを付けたまま攻撃ボタンを暫く押し続けて離すと、「フリント地獄突き」と言う強力な攻撃が出せる。
当時としては珍しい、声優によるアフレコが付いたストーリーアニメも話題となった。

【A-JAX(エージャック)】
1987年にコナミから登場したシューティングゲーム。
8方向レバーと2つのボタンで、2種類の自機を操作する。
ステージ構成に特徴があり、攻撃ヘリを操作する縦方向スクロールの2Dステージと、
戦闘機を操作して画面奥から迫る敵を撃破する、回転・拡縮機能を駆使した3Dステージからなる。

【ダークホースレジェンド】
1998年にコナミから登場した3D型競馬レースゲーム。
8方向レバーと2つのボタンで操作する。レバーは馬の首を模したインパクトある形状である。
2つのボタンは視点切り替え用ボタンと、馬のスピードを瞬間的に上げる「鞭ボタン」となっている。
競走馬は実在馬を捩った架空名だが、レースの名称と競走場は実在名を使用している。
レースは「牡馬クラシック」「牝馬クラシック」「古馬路線」の3種類。
初心者向けには「競馬学校モード」もある。
レース中は馬の位置とスタミナに気を配りながら、ムチボタンで馬を加速させてゴールを目指す。

【コンバットスクール】
1987年にコナミから登場した、アメリカ陸軍の軍事教練(ブートキャンプ)をモチーフとしたアクションゲーム。
操作はトラックボールと2つのボタンを使用する。2人対戦プレイ可能。
トラックボールはキャラクターの移動の他に、パワーゲージの上昇させるのにも用いる。
「壁越え&うんてい」「射撃(全3種類)」「障害&川越え」「腕相撲」の各科目をクリアした後、
最終試験として鬼教官と1対1の格闘戦に挑み、これに勝利すると晴れて卒業となる。
しかし、卒業後にいきなり困難なミッションが待ち構える…


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