硬く張り詰めた獄寺のペニスは容赦なくツナの奥を突く。
体の中を奥の奥まで太くて硬いものに押し開かれる感覚に、
ツナは少しの恐怖とともに、酔ったような気分を味わう。
何度も内側を刺激されるうちに、ツナのペニスも硬く張り詰めてきた。
腰を押さえられて揺さぶられるたび、ツナのペニスは揺れてびたびたと自分のおなかを叩く。
それが恥ずかしくてぎゅう、と体に力を入れると、
きつくすぼまったところを獄寺に力強く押し開かれる。
「ツナヨシさん、締め付けすぎです・・・」
「や・・・あぁぁ・・・!」
荒い息の合間に囁かれて、ツナは恥ずかしくて仕方がない。
余計にぎゅうぎゅう締め付けてしまって、余計に獄寺の熱を感じてしまう。
きつく締め付けたせいで獄寺のものがそれまでよりも大きく感じられて、背中がぞくぞくした。
自分の下で快感に肌を粟立たせるツナを見下ろしながら、獄寺はハッ、ハッ、と荒い息を吐き出した。
その荒い息を耳にして、ツナは獄寺にこのまま食べられてしまうんじゃないかと思った。
でも、食べられてもいいかもしれないと思った。
気持ちよくてふわふわしてて、たぶん今なら痛みなんて感じないだろう。
目を開けていても、目の前が涙でにじんで何も見えない。
ただ感じるのは獄寺の熱い熱と、腰を痛いほど掴む大きな手と、荒々しく吐き出される息。
ツナの世界の全てが獄寺でいっぱいになる。
「ツナヨシさん、ツナヨシさん・・・っ!」
苦しそうな声で、愛しそうに名前を呼ばれただけで震えてしまう。
ツナは獄寺になら何をされても気持ちいいんだと理解した。
「・・・っあ、ごく、でらく・・・!」
体をびくびく震わせながら獄寺を呼ぶ。
獄寺はそれが嬉しくてたまらない。
ツナが快感に溺れながら、自分にすがってくれている。
ペニスをあたたかく包み込まれて、ツナの発するにおいに包まれて、ツナに自分の名前を呼ばれる。
それが獄寺の世界の全てになる。
獄寺はもう、ツナのことだけしか考えられなくなっていた。
自分のペニスを包み込む内壁の収縮から、手で掴んでいる腰の震えから、ツナの限界を感じる。
獄寺は少し動きを変えて、ツナの一番好きなところをえぐるようにして突き進んだ。
「・・・っ、あ、あ―――ッ!」
びくん、と大きく体を仰け反らせる。
獄寺はぺろりと乾いた唇を舌で濡らして、何度も何度もそこをえぐりながら抜き差しをする。
入れるときに先っぽで突かれて、出すときには出っぱったところで引っかくようにされる。
好きなところばかりを繰り返し強く突かれて、ツナは気が狂いそうなくらいに声を上げた。
「やぁ、あっ、あああああっ!!!」
背中を弓のように反らせて、びくんびくんと大きく震える。
ぱしゃ、ぱしゃ、と草に水がかかる音で、ツナが精液を吐き出したのが分かった。
精液を吐き出す瞬間、ツナの中は今までで一番獄寺を強く締め付けた。
ひくひくとのどをひくつかせながら地面に倒れ込んだツナの中を、獄寺はまたゆっくりと動き始める。
獄寺のものはまだ硬く、力を失っていない。
「っ、あ、も・・・だめ・・・っ」
それ以上の刺激についていけずに
やめてほしくてきゅうきゅうと締め付けるツナの中を、獄寺は乱暴に行き来する。
「あっ、あ、やぁっ、あ―――ッ!!!」
体の力が抜けてしまったツナは、地面の上で倒れたまま、獄寺のいいように揺さぶられる。
びゅく、びゅく、と残っていた精液をかすかに漏らしながら、ツナは甘い悲鳴を上げた。
やわらかい内壁にいきり立ったペニスを絞り上げられ、獄寺はそれ以上我慢ができなくなる。
一番奥までペニスを押し込むと、びくびくと体を震わせながら熱を吐き出した。
「っ・・・」
きつく腰を掴まれて、一番奥に勢いよく精液を叩きつけられるのを感じながら、ツナは意識を手放した。
意識を失ってもひくひくと動いてペニスを刺激してくれるツナの中にとどまって、
獄寺はしばらくの間余韻を味わう。
はぁ、はぁ、と荒く息をつきながら、身をかがめてツナのほっぺたをぺろぺろと舐める。
その刺激にツナがぴくりと反応するのが嬉しくて、でもそれ以上は深いものにせずに、
しばらくの間、ぺろぺろとツナの顔を舐めていた。
荒い息が整ったころ、ようやくツナの中からペニスを引き抜く。
力を失ったそれが外に出ると同時に、ツナの中からどろりと大量の精液が溢れ出した。
「おいしかったですか?」
意識をなくしたまますやすやと眠ってしまったツナに声をかける。
もちろんそれに対する反応はなく、それでも獄寺は嬉しかったので、
ツナのほっぺたにちゅ、と小さくキスをして、倒れこんだツナの横にごろんと寝転がった。
そよそよと気持ちのいい風に吹かれながら、あたたかい木漏れ日の中で眠りについた。
******
「あああ、すみません!オレ、夢中で・・・!」
おひさまが傾いた頃、丘のふもとでオオカミの情けない声が響く。
地面に押しつけられて少しすりむけてしまったツナの腕を見て、獄寺は真っ青になっていた。
「別にこれくらい大丈夫だよ」
しゅん、と耳を伏せる獄寺を安心させるようににこりと笑う。
「オオカミから逃げる時にこけて、もっとひどく擦りむいたこともあるし」
「・・・すみません・・・」
大丈夫だということを伝えたかったのに、やっぱり獄寺は申し訳なさそうに言う。
ヤギとオオカミだと、どうしてこんなに話をするのが難しいんだろう?
「早く大人になったらなー」
大人になれば交尾だってちゃんと立ったままやれるはずだ。
そしたら腕も擦りむかないし、獄寺君だってこんなにすまなそうな顔をしなくてすむのに。
ツナのつぶやきは獄寺に届くことなく風に乗って空へと消えた。
End
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「あらしのよるに」パロ、第二弾!
前回のをアップした後、最後までのも!というお声をいっぱい頂いたので、
調子に乗って書いてみました。
たのしかったぁああ・・・!
もとの「絵本」っていうのを意識して、
ところどころひらがなにしてみたり、
比較的易しい単語を使ったりもしてみました。
でも勢いづくと、やっぱり普通の文章になってしまうんですが・・・。
んで今回もっとも恥ずかしかったのが、
「おしっこ」って書くところ。
勢いよくペンを走らせたのはいいんですが、
パソに打ち直すときにためらって「排泄」って変えちゃったりして。
でも読み直してやっぱり、ってことで戻したんですが。
ねぇ、ほんとに。恥ずかしい。
これと同じ理由で「おち○ち○」とかも恥ずかしすぎて書けません。
昔は「ペニス」だって書けなくて「もの」とか「それ」にしてたのになぁ。
(もちろん「ペニス」連発じゃ語感が悪いので、「それ」と表現してたりもします)
いつか「おち○ち○」も書けるようになるのかしら。
ツナを言葉攻めする前に私が一人で羞恥プレイだよ。
授業では「おしっこ」も「うんち」も言えますが、
それとこれとはやっぱり別だ。
あとヤギツナと狼獄は野生なので(笑)、
比較的快楽に弱いと思います。
我慢したりしないと思う。
したいと思ったら相手を誘う。
なのでツナがちょっと享楽的だったり、
獄寺がツナの制止を聞かなかったりします。
だってここでは秘密の関係で、ボスと右腕じゃないもん。
獄寺だってやりたいようにやりますよ!
ちなみに文字数が11600文字で、
そののうち、やってるところが10500文字だそうです。
ちょっと笑えます。
初の中出しにやっぱりヘタレ。
やー、ほんとに、
読み直すのは苦痛でしたが(笑)、
書いてる間はものすごく楽しかったです!
お付き合いいただきありがとうございました〜!
(2006.08.30)
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