丹波周辺の野山歩き


白山神社〜白山頂上(547m)点名:新郷〜 点名:赤井(681.7m)〜坂尻

丹波市氷上町・山南町<’07.2.11>地形図1/2.5万 柏原・丹波和田


朝陽が部屋に差し込んでいたので支度をして外に出ると雨が降っている出端をくじかれ日和見。30分待ったら
また陽が差してきたので出発する。車に自転車を乗せて応地トンネル手前の公園に駐車。そこから自転車に
乗りトンネルを抜けパラパラ雨の中、白山頂上もガスに隠れて見えない、30分ほど走って白山登山口に到着。

<白山神社入口の一つ北の登山口 9:43>         <地形図の鷲住寺近く1合目の溜池 9:47>
入口のお地蔵さんの側に自転車を置いて獣柵の扉を開閉して歩き出す。すぐに地形図にもある溜池の
堰堤が1合目です。池の水は無い。「カッパがいるかな?」のユーモラスな道標を見て広い作業道を行く。



<広い参道の丸太橋で右岸に渡る 9:55>         <真新しい鋼鉄製の桟道 9:58>


<参道の丸太橋で左岸に渡る 10:12>         <五合目の標識 10:14>
コケで滑りやすい石の道を登ると五合目の標識で登山道を離れて少し右の尾根に休憩所がある。


<五合目の標識から休憩所>              <休憩所から弘浪山 10:16〜10:23>
麓のゴルフ場の上に弘浪山が岩場を見せて聳えている。ここで衣服を整えたりして休憩をする。


<六合目の標識 10:38>              <七合目の標識 10:47>
沢沿いの道が小沢の出合う台地を過ぎて。六合目の標識あたりから右手山腹をジグザグに登る。


<九合目の標識 10:56>              <頂上の標識 11:01>
古い参道は急斜面のところを歩きやすくしている。九合目で尾根に出てひと登りで頂上に着く。


<頂上の石垣 10:56>              <白山頂上 11:01〜11:04>
旧白山神社跡の石段を登れば頂上(547m)で一対の石灯篭がある。やれやれ休憩と思う間もなく
黒雲とともに強風とアラレにさらされて藪に逃げ込む。そのまま赤布に従って点名:赤井に向かう。

ここまでは予想より少し遅れたが自転車の30分の疲れかも、しかしこのあと安易に赤布に従った
為にかなり下ってからルートおかしいことに気がついて登り返す、気を落ち着かせ「やまあそ」さん
のレポを読むとテレビアンテナの先で右折とある。アンテナまで戻ると別の赤布がありました。


再出発 12:15。正しいルートは歩きやすく視界も広い、でも1時間の時間と体力をロスしてしまった。
でも赤井まで行きたい。「やまあそ」レポのもう一つのポイントも無事にクリア、下調べが大切です。

<P498付近から白山頂上 12:46>    <Ca600より篠ガ峰 13:28>
P498を通過してCa500から点名:新郷の登りぐらいから疲れてスピードダウン。でも昨春に新郷の
三角点まで来ている、そこまでいけたらまた元気が出ると思い頑張る、ピークから三角点を探すが
見つからない、高釣瓶方面から来たときは巻道でシダと鹿ネットが多かった記憶があるが雰囲気も違う。
諦めて元に戻り境界尾根のCa600に向かう。Ca600もしっくりこないうちに到着、記憶に残る
アセビの大木が有った。あともうひと頑張りで念願の赤井です。落葉で不明瞭な踏み跡をたどっていく。


<点名:赤井頂上 14:32〜14:49>       <赤井頂上の大柿札>
ひょっこり赤井の三角点に着く。最初は境界石と思ったぐらいに精神も疲れ気味だった。頑張った。
食事の時間も惜しんできたがここで食事を摂る。あとは下るだけが時間にゆとりは無い。


<赤井頂上から篠ガ峰 14:49>          <坂尻川最上流の砂防堰堤 15:41>

食事をして少し落ち着きを感じたつもりで三角点の方位と磁石でこれから進む方向を確認して赤井を後にする。
がしかし後で思い返してもこのときは判断力、集中心はなかったと思う。踏み跡らしきところをたどるのですが
落葉が積もり感だけを頼りに進む。疲労も強く判断力も無くなったようで「たぬきさん」のレポのW鉄塔が判らず
磁石を見る回数も少なく、行き当りバッタリただ下へ下へと、この時点で計画を放棄しました。結果はるか下に
堰堤が見えた、もうそこに下りるだけ、不安定なコケの深い岩場と古い倒木を乗り越えて堰堤に到着しました。
この堰堤は見覚えがありました。昨年の新郷からの下りでこの堰堤の下流部に下りてきたことを思い出した。



<坂尻の岩窟のお不動さん 15:55>          <坂尻川林道のゲート 16:23>
1年ぶりの坂尻林道。途中で疲れてお不動さんへの岩屋の階段の登りも辛かったが折角だからとお参りに登る。


<坂尻の応地トンネル記念広場の車に到着 16:44>

林道歩きの途中にある「火の用心」関電の送電鉄塔巡視路を次回の参考にとデジカメに納めながら
駐車場に到着。谷村地区の白山登山口に行って朝の自転車を回収して富田の工房に帰りました。


白山からルートを誤り新郷あたりで再度白紙状態になり、境界尾根から赤井もあやふや、赤井の下りは
全く登山感覚が機能していなく、ずっともう山歩きが出来なくなったのではと思いながら歩いていました。
工房に帰っても外に出ると高釣瓶と赤井が眼につきます。寝ていても夢に出てきます。そしてまず赤井の
下りで高釣瓶を見誤ったのが強く印象に残ります。踏み跡が不明瞭で不安なとき地図磁石の確認は大切
ですが自分の現在地と少し離れた周囲の特長ある地形(山頂)の位置関係を確認する作業が今回は出
来てませんでした。それはなぜなのでしょうか。しばらくそんなことを考えながらも山歩きを続けます。

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