1987年にATARIから登場した、1画面固定式シューティングゲームの一種である。
同社の初期のヒット作「ASTEROIDS」の続編に当たる。
前作のグラフィックはベクタースキャンだったが、今作は通常の2Dグラフィックとなった。
2人同時プレイ可能。コンパネの左側がレッド、右側でグリーンの自機を操作する。
操作はダイアルと3つのボタンで行う。
コントロールパネルには、自機を左右に回転させる「ローテート」ダイアル、
前作と同様に、押し続けると自機を前進させる「スラスト」ボタンと、敵を攻撃する「ファイア」ボタンとなる。
更に前作の「ハイパースペース」に代わって、自機を3つの機能に変形させる「トランスフォーム」ボタンがある。
状況に応じて「トランスフォーム」ボタンを押す度に、自機の最高速度が上昇する「スピーダー」、
攻撃が最大火力になる「ファイター」、耐久力が上がる「ウォリアー」に変形する。
2人協力プレイであれば片方が「スピーダー」、もう片方が「ウォリアー」の状態で
2機が接触すると攻撃力が強化される。別の形状に変形すると解除される
燃料の概念が取り入れられており、敵の攻撃を受けたりスラストボタンを使い過ぎると減っていき、
残量が全て無くなると自機が破壊されてしまう。
ゲーム開始時、プレイヤーはゲームの難易度を示す4つのワープ先がある画面が表示される。
「イージー」「ミディアム」「ハード」「エキスパート」から選択して飛んでいくと、その難易度でゲームがスタートする。
それぞれに幾つかの銀河があり、難易度に応じて9または16のセクター(ステージ)が存在する。
すべての小惑星を破壊してセクターをクリアすると出口のポータルが現れ、プレイヤーは再び銀河のマップ画面に導かれる。
ここでは難易度画面と同様に次に行くセクターを選択する。攻略したセクターは再訪する事が出来るがエネルギーを消費する。
大まかなルールは前作と同様に、宇宙空間に現れる小惑星やUFOをビーム砲で攻撃する。
小惑星には様々な大きさがあり、大きな小惑星は撃つと複数の小さな小惑星に分裂する。
一番小さい小惑星を撃てば完全に宇宙空間から取り除く事が出来る。
小惑星には以下の性質の異なる種類がある。
- 赤い小惑星…破壊すると様々なアイテムが放出される。(下記参照)
- ポップコーンアステロイド…何度かヒットさせるとサイズが拡大し、最終的には回転しなくなる。
破壊不能だが、撃ち続けて停止させるだけでステージクリアとなる。
- エッグアステロイド…自機に取り付いてエネルギーを吸い取る敵が潜んでいる。
これは撃って破壊することができます。
- シーカーアステロイド…撃つと自機に目掛けて接近する。
赤い小惑星を破壊するとパワーアップアイテムが出現する事がある。
- パワークリスタル…得点アイテム。放置すると時間と共に減少する。
- シールド…取ると自機の耐久力が上がる。シールドの数は画面上部に表示されている。
- ブラスター…通常のショットがダブルショットになる。
- エクストラショットパワー…ショットがあらゆるものを貫通するようになる。
- リップスター…自機が激しく回転し、全方向にショットを発射する。
- エキストラフューエルキャパシティ…自機の燃料が限界を超えて増加する。
- ブースター…自機の形状に関係なくスピードが上昇する。
- クリスタルマグネット…画面内のパワークリスタルを引き寄せる。
- クローク…自機が敵から追跡されなくなる。
全てのセクターのアステロイドを破壊するとボスが出現する。
これを倒すと、次の銀河で更にパワーアップした姿となって現れる。
これを繰り返して全ての銀河に出現するボスを倒すとエンディングとなる。
【参考資料】
ウィキペディア英語版
「Category:Atari arcade games」(https://en.wikipedia.org/wiki/Category:Atari_arcade_games)
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