1981年にATARIから登場した、1画面固定式シューティングゲームである。 
筐体にはトラックボールとボタンが配置されている。2人交互プレイ可能。 
プレイヤーは「バグブラスター」と称する小さな虫をトラックボールで操作する。 
バグブラスターは画面半分から下部までならば自由に移動可能。 
敵のセンチピード(ムカデ)は画面上部から現れ、左右ジグザグに移動しながらキノコ畑の中を進む。 
自機から発射される弾でセンチピードの各部分を撃つとキノコに変わり、 
真ん中の部分を撃つと、その時点でセンチピードが2つに分裂する。 
分裂したセンチピードはそれぞれ独立して画面を下っていき、分裂したセンチピードの真ん中を撃つと更に分裂する。 
センチピードの頭が破壊されると、その後ろの部分が次の頭に変わる。頭部を撃つと100点、他の部分は10点。 
移動中のセンチピードはキノコに触れるか、画面の端に到達すると、1段下がって方向が逆転する。 
障害物であるキノコは自機の弾で破壊可能だが、破壊するには4発も打ち込まなければならない。 
撃ち逃したセンチピードが画面下に到達すると、横から頭だけのムカデが定期的に出現する。 
プレイヤーが元のセンチピードと、頭だけのセンチピードを撃破するまで続く。 
最初のセンチピードは頭を含めて10〜12個の体節があるが、次のセンチピードは体節が1つずつ短くなり、 
頭だけ切り離された速い動きのセンチピードも出現する。 
 
センチピード以外にも様々な生物が登場する。 
 
- ノミ…垂直に落下し、画面の下に触れると消える。
 
ノミが画面内を通過した時、プレイヤーの移動範囲にキノコが数個しか無い場合は、新たなキノコを残す事がある。 
- クモ…プレイヤーの移動エリアをジグザグに移動し、キノコの一部を食べる。
 
クモはプレイヤーが撃つ距離によって300、600、900ポイントが得られる。 
- サソリ…画面を水平に移動し、触れたキノコを毒キノコに変えてしまう。
 
毒キノコに触れたセンチピードは真直ぐ下に向かって突撃し、到達すると通常の行動に戻る。 
サソリは敵の中で最もポイントが高く、撃つと1000ポイント得られる。 
 
全てのムカデを撃破すると次ステージに移行する。 
ステージが進むにつれて画面にキノコが密集し、ムカデの速度も上昇する。 
 
1982年には続編となる「ミリピード」が登場した。 
  
【参考資料】 
ウィキペディア英語版 
「Category:Atari arcade games」(https://en.wikipedia.org/wiki/Category:Atari_arcade_games) 
 
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