コンチネンタルサーカス

実機について 1988年、タイトーから登場した疑似3Dレースゲーム。
最大の特徴として立体映像システムを採用しており、筐体に設置された液晶シャッター式3Dゴーグルを使用すると、
手軽に迫力のあるレースシーンを楽しめる様になっている。
(店舗側の設定で立体映像システムを切る事も可能)

F1マシンを操作して世界各地のサーキットを勝ち抜いていく。全8ラウンド。
筐体にはハンドルとシフトレバー、足元にアクセルペダル・ブレーキペダルがある。
画面上部には自車の速度やスコア・制限時間、現在のランキング・最低通過順位が表示される。
コースの途中にはチェックポイントがあり、通過と同時に30秒の制限時間が追加される。

当時のレースゲームは、敵車やコース上の障害物に接触しただけで即座に爆発してしまうが、
この作品では接触してもすぐには爆発せず、接触で受けたダメージが表現されているのも特徴である。
走行中に敵車やコース上の障害物に接触すると、マイカーは煙を吹き始める。
続いて画面右上に消火器のアイコンが表示され、速やかにピットインするように促される。
煙を吹き始めてから約10秒間放置すると炎に変わり、更にそのまま走行すると約30秒後に爆発する。
但し、最高速度(380km以上)で追突すると一撃で爆発する。
更に走行中に雨が降る事があり、マシンが滑りやすくなる。
この時も画面右上にタイヤのアイコンが表示され、ピットインするように促される。
ピットインしてタイヤを交換すると、通常通りの安定した走行になる。
爆発もかなりのタイムロスになるが、ピットインしても若干タイムロスがあるため、
ピットインするか強引にゴールを目指すかは、現在の順位を鑑みてプレイヤーが判断しなければならない。

コースは以下の8ラウンド構成。全て実在するサーキットがモデルになっている。
それぞれクオリファイングランク(最低通過順位)が異なり、先のラウンドに進むほど厳しくなる。

  • ラウンド1「ブラジル」…クオリファイングランク80位
  • ラウンド2「アメリカ」…クオリファイングランク60位
  • ラウンド3「フランス」…クオリファイングランク50位
  • ラウンド4「モナコ」…クオリファイングランク40位
  • ラウンド5「ドイツ」…クオリファイングランク30位
  • ラウンド6「スペイン」…クオリファイングランク20位
  • ラウンド7「メキシコ」…クオリファイングランク10位
  • ラウンド8「日本」…クオリファイングランク3位
走行中に制限時間を失うか、ゴールしても最低通過順位に入っていなければゲームオーバーとなるが、
コンティニューすると再びコースの最初から再開する。但し、最終ラウンドの日本のみコンティニュー出来ない。
全8戦を勝ち抜くとエンディングとなる。

【関連項目】

  • ポールポジション(1982年)…ナムコから登場した疑似3Dレースゲーム。
    今作を始めとして様々なレースゲームに影響を与えている。

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