フルスロットル

実機について 1987年、タイトーから登場。
一般道を舞台としたアメリカ大陸横断レース「キャノンボール」を彷彿とさせる、擬似3D式レースゲームである。
専用筐体はコクピット型で固定式の通常筐体と、ゲーム中に登場する赤いスポーツカーを模したDX筐体がある。
DX筐体は実際に車型筐体の内部に乗り込んで運転し、ゲーム中の車の挙動に応じて揺動する。
一般のドライブゲームと同様に、画面モニター下部にハンドルと足元にアクセル・ブレーキペダル、
座席の左手側にシフトレバーがある。更にシフトレバーの頂点にニトロボタンが設置されている。
走行中に任意のタイミングでニトロボタンを押すと、車が短時間急加速する。
(通常3回まで。残数は次ステージに持ち越し不可。)

ゲーム画面上部の左側には速度計、中央に制限時間、右側には現在のスコアとラップタイムが表示される。
ニトロの残数は画面左下に表示される。
全5ステージ構成。
コースの途中には分岐点があり、風景が目まぐるしく変わるが、どの分岐点を通過してもステージ終端で合流する。
チェックポイントを通過すると制限時間が延長される。制限時間を失うとその場でゲームオーバーとなる。
ゴールに入るとエンディングが流れてゲームが終了する。

【関連項目】

  • チェイスH.Q.(1988年)…「フルスロットル」をベースとしたカーアクションゲーム。
    プレイヤーは刑事となって覆面パトカーを運転し、逃亡した凶悪犯を追跡して逮捕する。
    「フルスロットル」のニトロ機能は「ターボ」となって継承されている。

【参考資料】

タイトーメモリーズシリーズ(プレイステーション2用ゲームソフト/発売・タイトー/2005年〜2007年)


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