GAUNTLET(ガントレット)

実機について 1985年にATARIから登場したアクションシューティングゲーム。
敵を倒しながらアイテムを回収して自分のキャラクターを成長させるなど、
ロールプレイングゲームの要素も大きい。
筐体は4人協力プレイ可能なタイプが基本だが、後に2人協力プレイタイプも登場した。
方向レバーと攻撃ボタン・マジック(特殊攻撃)ボタンが、人数分配置されている。
1人でもプレイ中であれば、いつでも途中参加が可能。

ゲームスタート前に、参加するプレイヤーは4人の主人公から使用するキャラクターを選択する。
4人協力プレイ筐体の場合は、コントロールパネルの場所でキャラクターが固定されている。
また、各キャラクターは歩くスピードや魔法の強さなど細かい性能が異なる。

  • Thor…戦士。コンパネの色は赤。武器は斧。
  • Merlin…魔法使い。コンパネの色は青。武器は剣。
  • Thyra…ヴァルキリー(女戦士)。コンパネの色は黄。武器は火炎弾。
  • Questor…エルフ。コンパネの色は緑。武器は矢。
攻撃ボタンを押すと、斧や矢などのキャラクター固有の武器を前方に発射する。
マジックボタンを押すと、魔法が発動して画面内の敵にダメージを与える。

中世ヨーロッパ風の世界観の迷路状のフィールドは、ほぼ真上から見た様な視点になっている。
フィールドはキャラクターの動きに合わせて、自由な方向にスクロールする。
ゴーストやデーモンなど様々な敵を倒しながら、フィールドの何処かにある出口を目指す。
フィールドはいくつかの部屋に小分けされており、落ちているカギを手に入れてドアを開けて部屋に入る。
敵は最初からフィールド内に居る者や、ジェネレーター(巣)から湧いてくる者も居る。
同じ様な敵でも僅かな色の濃さの違いや、ジェネレーターの大きさで強さが変わる。
また、敵の強さによってプレイヤーが受けるダメージも異なる。
部屋の中には様々なアイテムが落ちており、宝箱は得点アイテム、食べ物はヘルスポイント(体力)回復、
青や金色のビンはマジック使用回数の回復、剣や盾などのシンボルが描かれたビンは
取るだけで攻撃力や防御力などが上昇する(全6種類)。
敵の攻撃でダメージを受けるか時間経過でプレイヤーのヘルスポイントが無くなると、そのキャラクターは死亡する。
ヘルスは食べ物を取ると僅かに回復するが、ヘルスが尽きそうな時に追加クレジットを投入すると大幅に回復する。
エンディングは存在せず、延々とランダムに出現するフィールドを攻略していく。

日本ではナムコが輸入販売していた。


【参考資料】

ウィキペディア英語版
「Category:Atari arcade games」(https://en.wikipedia.org/wiki/Category:Atari_arcade_games)


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