GRAVITAR

実機について 1982年にATARIから登場したシューティングゲームである。
当時としては珍しく、複数の目的地から移動先を選択するなど、アドベンチャーゲームの要素も取り入れられている。
キャラクターや背景がスムーズに拡大・縮小する演出など、ベクタースキャンを活かしたグラフィックが特徴。

プレイヤーは青い小さな宇宙船を操作する。
筐体に5つのボタンが配置されている。左側にある2つのボタンは自機を左右に回転させる。
右側にある3つのボタンの内、スラスターボタンを押すと自機のスラスターを作動させて前進する。
攻撃ボタンを押すと自機の先端から弾が発射される。(連射可能)
もう一つのボタンは、場面に応じてトラクタービームとシールドの両方に対応している。
シールドは敵の攻撃を防ぐことが出来る。
燃料の概念があり、スラスターやトラクタービーム・シールドを使用すると早く減少する。

ゲームはいくつかの惑星が点在する太陽系が舞台となっており、スタート直後に全体マップ画面が表示される。
特徴の異なる12種類の惑星が存在しており、その内の5〜6種類が全体マップに表示される。
侵入可能な惑星の横にはボーナスポイントが表示されている。
更に全体マップ画面からも惑星から敵が出撃して自機を追撃する。
全体マップ画面のスタート地点から自機を好みの惑星に移動させると、惑星を横から透視した様なサイドビュー画面が映し出される。
タイトルにある様に、このゲームは重力(gravity)の存在が重要な役割を果たしている。
全体マップ画面で自機を放置すると、スタート地点の近くにある死の星に少しずつ引っ張られ、
サイドビュー画面では画面下に向かって引っ張られる。

各惑星周囲に配置されている赤い砲台を全て破壊して脱出するのが目的である。
更に青い燃料タンクも点在しており、トラクタービームを使って燃料タンクを回収すると自機の燃料が増加する。
敵UFOの追撃を交わしながら、砲台を全て破壊すると惑星が爆発しボーナスを獲得する。
全体マップにある大きな赤い星、レッドプラネットにはリアクター(動力炉)が搭載されている。
制限時間までに惑星中心部に侵入し、リアクターを破壊して脱出するミッションがあり、中心部にあるリアクターに数発撃ち込んで脱出する。
リアクターからの脱出に成功すると次のステージのマップに移動し、ボーナスポイントと燃料が補給される。
ステージが進む毎にリアクターからの脱出時間は短縮される。
レッドプラネット以外の侵入可能な惑星を全て攻略するか、レッドプラネットのリアクターを破壊するとステージクリア。
更に先のステージでは重力が逆転したり、地形も見えなくなる。

地形に衝突したり敵の攻撃を受けるとミスになる。全ての自機を失うとゲームオーバー。


【参考資料】

ウィキペディア英語版
「Category:Atari arcade games」(https://en.wikipedia.org/wiki/Category:Atari_arcade_games)


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